「アナベル 死霊博物館 4DX」を観てきました。
ストーリーは、
超常現象研究家ウォーレン夫妻の家に、強烈な呪いを持つ人形アナベルが運び込まれ、地下の“博物館”に厳重に封印される。ある日、夫妻が仕事で家を空けることになり、娘のジュディはシッターとしてやって来た年上の少女メアリーやダニエラと3人で一夜を過ごすことに。ところが、ダニエラが勝手に博物館へ入り込み、アナベルの封印を解いてしまう。アナベルは同じく博物館に封印されていた数々の悪霊たちを呼び覚まし、少女たちに襲いかかる。
というお話です。
超常現象研究家ウォーレン夫妻。色々な場所から奇妙な事件の依頼が舞い込み、その解決に周って、呪われた物を預かって封印していた。ある事件で問題となった人形・アナベルを放置する訳に行かず、ウォーレン夫妻は自宅に持ち帰り、神父の助けを借りて、教会から譲り受けたガラスケースに封印した。ウォーレン夫妻の自宅の地下室には、そんないわくつきのモノが沢山封印されており、娘にも、決して入らないようにと言い含めていた。
ある日、ウォーレン夫妻が仕事の為でに、娘のジュディをシッターに任せて出かけることになる。シッターの少女メアリーは、真面目で、ウォーレン夫妻は信頼し、ジュディも彼女を頼りにしていた。ジュディは、両親の仕事のせいで、学校でいじめにあっていて、そんな彼女をメアリーは慰めていた。メアリーを虐めている男子の姉であるダニエラはメアリーの友人であり、メアリーがシッターでウォーレン夫妻の家に行くと聞き、自分も行くと言ってきかない。家に来たダニエラは、ジュディに弟を怒っておくから安心してと話し、3人で楽しく夜を過ごしていた。実は、ダニエラは超常現象について興味があり、ウォーレン夫妻の仕事を知りたいと思っていたのだった。
地下に仕事関係のモノが保管されていることを知ったダニエラは、ジュディが外で遊ぶのにメアリーも付き添った方が良いと言い、キッチンの料理は自分が見ているからと言って送り出す。そして地下に入る鍵を捜し、保管庫の中に入り込んだダニエラ。どれも物珍しいものばかりで、つい、色々なものに触り、アナベルのケースも開けてしまう。すると、キッチンで防煙ブザーが鳴り、直ぐにキッチンへ戻り火を消した。しかし、急いで戻ったせいで、アナベルのケースの鍵を開けたままで来てしまう。
夜、ダニエラだけ家に帰ることになるが、どうしても封印された部屋に置いてある”死者に遭えるペンダント”を使いたいと思ったダニエラは、こっそりと家に戻り、地下の部屋に入り込む。ダニエラは父親を亡くしており、どうしても父親に逢いたいと思っていて、ウォーレン夫妻の力を借りたいと思っていたのだった。そして、ペンダントに父親の写真を入れて、握りしめると、恐ろしい事が・・・。そして、その部屋にあった、色々な呪いのモノが動き始め、ダニエラを襲い始める。
アナベルは、既にケースを抜けて、ジュディの魂を手に入れるべく、彼女の寝室に忍び込む。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。
死霊館シリーズの新作です。今回は、封印されてしまったアナベルが、何とか抜け出して悪さをしようとするお話です。今回は、家の中から出て行かないので、ストーリー的には、あまり怖さを感じませんでした。シリーズも、長く続いていくと、慣れてきてしまって、それほど怖さを感じなくなるのよねぇ。
アナベルは怖いんだけど”憑代”だと解っているから、この人形が怖いんじゃなくて、こいつを操っている悪魔が悪いって事で、今回は、直で悪魔が出てきちゃいます。なので、そんなに怖くないんですよ。毎回、海外ホラーを観ると言うのですが、なんか、角が生えちゃった悪魔が出てきちゃうと、インチキ臭くなっちゃうのよね。もっと、霊的な感じで持って行くだけの方が怖いのに、悪魔が出ちゃうと、またですかって感じで、ちょっと引いてしまいます。だって、悪魔より人間の方が本当は怖いんですもん。
今回は、地下に保管されていた呪いのものが、沢山動き始めます。恐いのが、日本の鎧かな。アナベルも怖いけど、鎧の方が、何をするのか分からず、恐かったです。猿のおもちゃは、そんなに怖くなかったかも。
死者が船賃を目に乗せていくということで、コインが目の上に乗せてあるんだけど、それが怖かったです。日本でいう、三途の川を渡る為の船賃ですね。そのコインが転がってきたりしていました。でも、それに何の意味があったのかは謎でした。そんなに怖くなかったかな。
今回は、あまり怖くなかったなぁ。人もそんなに殺されないし、女の子たちが騒ぎはするけど、酷い襲われ方はしないので、イマイチでした。
でも、今回は、このシリーズを始めて4DXで観てみたので、それは怖かったです。やっぱり、突然にドンッと来たりするのが、身体に伝わってくるので、そのドキドキ感は、普通に映画を観ているのとは、全然違いました。映画の内容は、それほど怖くないのに、ガラスに怪物がぶつかってきたりする衝撃は、凄い身体に伝わってくるので、その恐怖は大きかったです。なので、今回は、内容は怖くないけど、衝撃は怖かったというのが正解でしょう。内容が怖くなく、それほど面白くもない場合に、4DXで観ると、その衝撃で十二分に楽しめるという事が判りました。
アナベルも、そろそろ内容に変化を付けてくれないと、面白くなくなってきました。今回は、わざわざ、花嫁の幽霊とか、狼男とか、目にコインを付けた死体とか、バラエティに富んだ怪物たちを出してきた訳ですが、それが、全然、効果的になっていませんでした。私は、4DXで観たので、その衝撃で楽しめましたが、これ、普通に観ていたのでは、何なの?って思うだけで、恐さは無かったと思います。残酷な場面もありませんでしたもん。
私はこの映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁというくらいです。ホラー映画としてはそろそろ限界かなという感じが見えました。何か新しい事をしてくれないと、行き詰まり感が否めません。4DXで観れば、まぁ、衝撃だけで楽しめますが、それが無い場合には、途中で眠くなっちゃうかもしれません。とりあえず、シリーズの新作なので、アナベルに逢いに行くということで、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
![]() |
アナベル 死霊館の人形 [Blu-ray]
964円
Amazon |
![]() |
アナベル 死霊人形の誕生 ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
6,980円
Amazon |