「アス」を観てきました。
ストーリーは、
夫のゲイブ、娘のゾーラ、息子のジェイソンとともに夏休みを過ごすため、幼少期に住んでいたカリフォルニア州サンタクルーズの家を訪れたアデレードは、不気味な偶然に見舞われたことで過去のトラウマがフラッシュバックするようになってしまう。そして、家族の身に何か恐ろしいことが起こるという妄想を次第に強めていく彼女の前に、自分たちとそっくりな“わたしたち”が現れ・・・。
というお話です。
これ、ネタバレ出来ないから、感想を書くのが難しいですが、書いてみます。いやぁ、恐かった・・・。もしもって思ったら、本当に怖かったです。もし、自分と同じ顔の人間が目の前に現れ、人生を返せ的な事を言われたら、恐ろしいですよね。だって、自分は何も知らないんですから。
でもね、結構、話としては荒っぽい作りで、何で自分と同じ人間がいるのかという意味が、ちょっと浅いし、スッキリ出来るものではありません。私は、この説明だけでは、納得は出来ませんでした。でも、まぁ、同じ人間が目の前に現れるというだけで、恐ろしい体験なので、とりあえずは、どうしてという部分は目を瞑ることにしました。
で、同じ顔の自分たちが襲ってくるんだけど、彼らが言うには、意識が繋がっているらしいので、逃げられる訳が無いんです。何処にいても、考えていることが伝わってしまうので、逃げる先が分かってしまうから、もう、相手を倒すしかないんですが、何故か、必死に逃げるんですよねぇ。まぁ、その内、無理だと解ったのか、戦い始めるんです。
この部分でも、少々納得が出来ないのですが、意識が繋がっているなら、相手の動きも読めるわけで、そしたら戦いにならないですよね。だけど、まぁ、それでは映画が進まないので、ちゃんと戦って、ある程度の勝負はついていきます。
何だか、このコピーの人が気にしているのが、昔あった「ハンズ・アクロス・アメリカ」という、アメリカの東海岸から西海岸までを、人が手を繋いで繋いでみようと言うイベントなのですが、これが何の意味があったのか、よく解りませんでした。この時代に確かにマイケル・ジャクソンたちが、”ウィー・アー・ザ・ワールド”という曲を歌って盛り上がっていたと思うのですが、それが何だったのか、私もよく解らないので、今回、この映画に出てきても、良く解りませんでした。
コピーの人たちは地下に生きていたらしく、そこから抜け出して復讐というか、本当の自分たちに成り代わりたいと思って出てきたのだと思うのですが、自分の本物を殺して、自分たちが成り代わっても、今まで生きてきた自分というものは変わらないと思うんだけどなぁ。私なら、相手殺さず、自分たちの生活の面倒を見させる方が良いと思ったんだけど、それじゃダメだったのかしら。まぁ、憎しみがあったから仕方ないのかな。
凄く怖い話だったのですが、納得出来ない部分がいくつかあり、終わった後、スッキリしない部分が残りました。面白かったんですけどね。私は、この映画、お薦めしたいと思います。超を付けても良いくらい、恐くて面白いのですが、納得出来ない部分があるので、そこでマイナスって感じかしら。でも、この夏の最後に、このホラーは楽しめると思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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