【演劇】「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」若いシャーロックは引籠りのいじけ虫でした。 | ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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舞台「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」を観てきました。

 

ストーリーは、

 

1881年4月のある日の夜。

ロンドン・ベイカー街221B。

 

若き名探偵シャーロック・ホームズと医師ワトスン博士は、数か月前からハドスン夫人の下宿を共同で間借りしている。天才的頭脳と並外れた洞察力の持ち主シャーロックのもとには、スコットランドヤードの警部レストレイドをはじめ、さまざまな客がひっきりなしにやってくる。

 

ワトスンの妻が夫を訪ねてきたちょうどその時、うら若き女性ヴァイオレットが救けを求めて飛び込んできた。彼女の身に一体何が怒ったのか?彼女が追われる相手とは何者なのか?謎めいた事件に興味をそそられたシャーロックは、さっそく事件解決に乗り出す。

 

しかし、そこにチラついていたのは、シャーロックの兄マイクロソフトの影だった・・・。

 

というお話です。

 

 

シャーロックのお話は沢山あるのですが、これは、シャーロック・ホームズが名探偵として有名になる前の、まだ駆け出しの頃のお話です。兄のマイクロフトの監視下で、もがいているシャーロックが描かれていました。

 

シャーロックというと、ベネディクト・カンバーバッチとロバード・ダウニー・Jrの作品が、私は一番に思い浮かぶのですが、この2作のシャーロックは強烈で自己中で変人だけど、ヒーローとなっていました。でも、今作のシャーロックは、まだヒーローと呼べるほどの活躍はしていないし、レストレイド警部の手助けはしているけど、引き籠りって感じで、いじけた少年のようでした。それでも、頭脳は明晰で、名探偵になるであろう姿は垣間見えるんですけどね。

 

ワトスンと出会って、部屋をシェアし始めて直ぐの頃のお話でして、そこへ、ある依頼者が来て、そこにレストレイド警部も混ざり、何故かワトスン夫人までやってくるというお話でした。さすがに三谷さんだけあって、上手いと思いました。大笑いあり、考えさせられる部分ありで、最後の感動が来て、唸りましたよ。うん、良かった。

 

 

みんな、それぞれにコンプレックスがあり、悩みがあり、自分の思い通りにならない人生にイライラしたり、怒りを覚えたり、時にはすべてを捨ててしまいたいと思う事もあると思います。だけど、どこかに道は在るんです。一人だと見つからないけど、誰かと一緒だったら、見つかる可能性は倍になるんです。支え合う事で、道が開ける事が沢山あるんですよねって事を教えてくれるようなお話でした。

 

シャーロックって、絶対に周りに居た人が良かったんですよね。あんなに周りの人が心配してくれて、そして信頼を置いて彼を頼ってきてくれる、そんな素晴らしい環境が彼を作ったのだと思います。人に頼られるって、凄く人を成長させるんですもん。

 

そんなことが、この舞台の中に描かれていました。私、柿澤さん、好きなんですよ。「海辺のカフカ」の時に、カラスを演じられていたと思うのですが、それが良かったんですよねぇ~。好きです。佐藤二朗さんは、マジで超!好きです。今回もとぼけたワトスンっぽいのに、本当は、凄く深い感情を持っていて、重要な人物となっていました。やっぱり上手いですよね。持って行き方が上手いので、大笑いした後でも、涙が出るほど感動してしまうんです。お二人の演技、最高でした。

 

広瀬アリスさんがヴァイオレット役で出演されていました。まだ、あまり慣れているとは思えなかったけど、堂々とした物腰で笑いを誘うところは、今後の彼女に期待出来るなぁと思いました。本当に、最近の若手の俳優さんは上手いです。感情移入が出来ていて、違和感が無いところが素晴らしいですね。これからも楽しみです。

 

 

私は、この舞台、超!超!お薦めしたいと思います。やはり、脚本と演出が上手いので、既に知っているとおもっていたシャーロックなのですが、また新しい彼を知ったような気持ちになります。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」

https://horipro-stage.jp/stage/sherlockholmes2019/