「フリーソロ」何故、そこまでして登るのかという意味が、この映画の中に映し出されていました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「フリーソロ」を観てきました。

 

ドキュメンタリー映画なので、内容は、

 

身体を支えるロープや安全装置を一切使わずに山や絶壁を登るフリーソロ・クライミングの若きスーパースター、アレックス・オノルドには、途方もなく壮大な夢があった。それはカリフォルニア州中央部のヨセミテ国立公園にそびえる巨岩エル・キャピタンに挑むこと。この世界屈指の危険な断崖絶壁をフリーソロで登りきった者は、かつてひとりもいない。「いつ死ぬかわからないのは皆同じ。登ることで“生”を実感できる」と言い放つアレックスは、その前人未踏の偉業を成し遂げるための準備に取りかかる。

 

 
伝説的な絶壁エル・キャピタンには、あらゆるクライマーが怖じ気づくほどの難所がいくつもあった。アレックスはフリーライダーと呼ばれる約975メートルのルートを攻略するには“正確な地図”が必要だと考え、憧れの存在であるベテランのプロクライマー、トミー・コールドウェルとともに現地でのトレーニングを開始する。実際にそのルートを登ってみると何が起こるのか。どのポイントが最も恐ろしいのか。その具体的なイメージを掴むため、ロープを使って登攀を試みるアレックスだったが、途中で「足を痛めた。パンパンに張って、手も痛い」と手強い感触を打ち明ける。
 
プロクライマーとして成功を収めた後も家を持たず、移動手段でもある愛車のバンで寝泊まりしているアレックスには、サンニ・マッカンドレスという恋人がいる。「一世一代の大きな挑戦を前にしたら、恋人よりそちらを優先させる」と考えるアレックスにとっても、明るい性格のサンニは「彼女は僕の人生を豊かにしてくれる」というかけがえのない存在だった。
 
 
エル・キャピタンへの挑戦に備え、アレックスはモロッコのタギアでの練習に励んでいた。エル・キャピタンに戻り、練習に明け暮れるアレックス。そんなある日、序盤の難所フリーブラストから9メートル下に滑落した彼は、足首に捻挫を負ってしまう。これがサンニと付き合い始めてから2度目のケガだった。
 
常人には理解しがたい危険を冒し、完全なる達成感を追い求めるアレックスと、穏やかで幸福な生活を望むサンニは、お互いの考え方を尊重しているが、人生の価値観がまったく異なっている。ふたりをよく知るトミーは、「彼らの関係は本当に素晴らしい。しかし危険なフリーソロには、感情に“鎧”がいる。恋愛感情はその鎧に悪影響を及ぼす。両立はできない」と懸念を抱いていた。
 
 
入念に準備を重ねたアレックスは、いよいよエル・キャピタンでのフリーソロ実行を決意する。ところが夜明け前に始まったそのフリーソロは、呆気なく中止された。以前滑落したフリーブラストに差しかかったところで、アレックスが突然引き返してしまったのだ。ケガの影響なのか、精神的な問題によるものか、それとも大勢の撮影クルーの存在が気になったのか、理由は判然としない。かくして偉業への挑戦は翌年に持ち越された。
 
極限の恐怖にも動じない平常心を手に入れるために、アレックスはエル・キャピタンへの再挑戦に向けて黙々とリハーサルを重ねていく。アレックス、ジミー、サンニは、撮影がフリーソロに及ぼす影響について率直に意見をぶつけ合う。「周囲に人がいるなら、さらなる準備と自信がいる。自分が万全なら平然としていられるはずだ」と語るアレックス。そして6月3日の早朝、アレックスはひとり無言でエル・キャピタンへと歩を進めていく。それは人類史上最大とも呼ばれる歴史的な挑戦の始まりだった。

という内容です。

 

 

ドキュメンタリー映画なので、もう、ただ、凄いと思って観ていたというのが素直な感想です。命綱も無く、ただ、自分の身体だけで崖を登っていくというスポーツ?を観て、もう恐怖とスリルと、それでも止められないという、人間の執着というようなものを感じました。

 

この映画を観ると、そんな苦労して崖なんて登って何の意味があるんだろう、何の利益があるんだろうと思っていた気持ちが吹っ飛び、アレックスさんの気持ちが伝わってきました。それこそ、そこに崖があるから登りたいんだろうと思います。それを途中で止められない、諦められない、という執着と言うと言い方が悪いかもしれませんが、そんなものを感じました。

 

 

好きになってしまったものって、最後までやり通さないと気持ち悪いというか、耐えられないって気持ちあるじゃないですか。例えば、ロープレゲームを始めて、どうしても結末まで行かなくちゃ止められないっていうのと同じような気がするんです。同じって言うと、怒られちゃうかもしれないけどね。そんな感じで、このアレックスさんは、登り続けていたな気がしました。

 

もちろん、攻略する為に、凄い訓練をして、計画を練って、本当に、崖と戦争でもするように、攻略法を練るんです。ただ、登っているんじゃないんだなぁという事を知りました。これも、ちゃんとスポーツなんだと、その時、思いました。素晴らしかったです。

 

 

もう、凄いとしか言いようがない映画でした。感想は、これ以上ありません。私は、この映画、お薦めしたいと思います。ただ、本当に崖を登っていくだけの映画なので、そういう事に興味が無い方には、ちょっと面白くないかもしれません。でも、もし、スポーツなどが好きで、ちょっとこういうスポーツも観てみたいという気持ちがありましたら、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

フリーソロ|映画情報のぴあ映画生活

 

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