「永遠に僕のもの」欲しいモノは欲しいと言った方が勝ちだけどいつまでも人のモノを欲しがってもねぇ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「永遠に僕のもの」を観てきました。

 

ストーリーは、

1971年のブエノスアイレス。思春期を迎えたカルリートスは、子どもの頃から他人が持っている物を無性に欲しがる性格だった自分の天職が、窃盗であることに気づいてしまう。新しく入った学校で出会ったラモンという青年にたちまち魅了されたカルリートスは、ラモンの気をひくためにこれ見よがしな対応を取り、2人はいとも簡単に殺人を犯してしまう。次第にカルリートスとラモンの蛮行はエスカレートし、事態は連続殺人へと発展していく。

というお話です。

 

 

1971年、アルゼンチンのブエノスアイレス。

豪邸が連なる道を歩いているカルリートスは、ある家の門で足を止め、自宅に帰るように入って行く。鍵の開いた窓から家に入ると、中を物色しながらレコードをかけて、それに合わせて踊り始める。曲が終わると、ジュエリーなどをポケットに詰め込み、何事もなかったように、家を出ていく。そう、彼は強盗に入っていたのだった。
 
カルリートスは、真面目で善良な父と愛情にあふれた優しい母に育てられていたが、子供の頃から、他人の持ち物を欲しがる性格だった。両親は、17歳になった息子が人のモノを盗んでいると気が付き、まだ公正させられると思い転校をさせ、正しい事をするようにと言い含める。
 
 
新しい学校に入ったカルリートスは、そこで出会ったラモンという青年に喧嘩を吹っ掛け、彼と仲良くなることに成功する。ラモンの野性的な魅力に惹かれた彼は、ワザと喧嘩を吹っ掛けたのだった。ラモンもまた、カルリートスの美しいブロンドと容姿を持ちながらも平然と罪を犯す彼に惹かれていた。荒々しく美しいラモンと、輝くような美しさを持つカルリートスは、様々な犯罪に手を染めていく。
 
 
そして、犯罪に手を染めているラモンの父親に拳銃を持たされ、二人の犯罪はどんどん凶悪になって行く。欲しい物は強引に手に入れ、邪魔になる者は簡単に殺すようになっていく。まるで息をするように撃ち殺すのだった。しかし、どんなに欲しいモノを手に入れても、満たされない心に気が付いて行く。そして・・・、後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、17歳で凶悪犯として捕まった実在の人物がモデルになっているそうですが、今回、主演を務めているロレンソくん、本当に美しいんです。映画の中でも、”まるでモンローのようだ。”と言われる場面があるのですが、ブロンドで色が白く、傷一つない顔が、あまりにも美しいので、みんな、その容姿に騙されるんだろうなぁと思いました。

 

 

カルリートスは、子供の頃から人のモノを欲しがる性格だったそうですが、子供の頃って、誰でも人のモノを欲しがりますよね。でも、それが青年期まで続くと言うのは、ちょっと発達障害的な部分があるのかもしれません。強盗してまで人のモノが欲しいって、劣等感が大きかったのかしら。だって、劣等感がなければ、人のモノなんて興味が無いでしょ。欲しいとは思いませんよね。

 

 

最初は、人のいない家に入り込み、空き巣を働いていたのですが、拳銃を貰い、力を持ち始めると、行動が大胆になっていくんです。そして、もし、住民が居たり、犯罪を見られてしまったら、直ぐに殺してしまうようになって行くんです。カルリートスの目には、人間が人間には映ってなくて、きっと邪魔な人形とか動物くらいにしか思ってなかったから、簡単に撃ち殺せるようになっていったのかなと思いました。

 

学校で、ラモンというイケメンと出会い、カルリートスは彼と一緒に過ごすようになっていきます。彼と親しくなりたくて、ワザとカルリートスはラモンに喧嘩を引っ掛けたんです。そして、仲良くなった二人は、色々な場所に強盗にはいり、邪魔な人間は直ぐに殺すようになっていきました。本当に簡単に撃ち殺すので、恐いと思いました。

 

 

その内に、ラモンは他の事に興味を持ち、カルリートスは一人でもやってやると思い、友人を巻き込んで、強盗を続けます。強盗する度に、死体が増えるので、もう狂気にしか見えなくなっていきます。カルリートスは、モノを手に入れ、邪魔な奴には制裁を与えてきたのですが、段々と事件をおこしても、そんなにワクワクもしなくなってきた自分に戸惑います。そして、もっともっとと、凶悪になっていくんです。

 

この映画は、実際にあった事件をベースにしてあり、17歳くらいの青年が大量殺人を犯したというところは本当だそうです。恐いですよね。これほどに、モノに執着し、人のモノを取ることが一番で、人間の命なんて、何でもないのかなと思いました。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。面白いし、ワクワクします。でも、殺人部分はスプラッターとは言わないけど、あれに近いような怖さがあり、ゲロゲロという感じでした。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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