ミュージカル「エリザベート」を観てきました。
ストーリーは、
というお話です。
このミュージカル、本当にチケットが購入出来なくて、今年、やっと手に入れることが出来ました。本当に人気なんですね。何度応募しても、全然、当たってこなくて、今回は、ぴあさんの半館貸切公演に応募して、やっと当たったんです。うーん、嬉しかった。
そして、観てみてよく解りました。これは人気だよね。面白いもん。美しいし、内容も素晴らしいし、これは、誰もが観たいと思うと思いました。私と友人は古川雄大さんが好きで、彼がトートを演じる公演を観に行きました。だって、古川さん、背が高くて、シュッとしていて、本当に素敵なんですもん。歌も凄く上手くて、気持ちよく聞いていられるんです。そして、今回の役はトート。黄泉の国の王にピッタリなんです。冷たくエリザベートを狙うように観ている目は、まるで凍りそうだけど、どこか愛おしさも感じさせて、本当に良かったです。
お話は、オーストリア皇后エリザベートの一生のお話なのですが、この女性、すんごく美しい女性なんだけど、性格が酷く悪いのよ。自由でいたくて人からの束縛を嫌うんだけど、かまって貰えないと怒るし、欲しいものは必ず手に入れたくて、だけど手に入れると飽きてしまう。マジで、現代の普通女性として横にいたら、直ぐに手を切りたい女です。でも、美しいし、どこか憎めないから、トートとフランツは、彼女を愛していたんだろうなぁ。まぁ、男性からは好かれるタイプよね。女性からは嫌われるだろうけど。
だってね、あのマリーアントワネットの代名詞と言われた”パンが無ければお菓子を食べれば。”という言葉と同じように、平民たちが赤ちゃんに飲ますミルクが無くて困っている時に、沢山のミルクを独り占めしてミルク風呂にしたりと酷い事をしていたそうです。何考えてんだよって言いたくなるよね。
ま、こんな女だったので、ルイジ・ルキーニに刺し殺されるんです。ざまぁと思うけど、実は、彼女自身が望んだから殺したとルキーニは言うんです。それじゃ、彼女は好きに生きて、好きな時に死んだのだから、彼女の一人勝ちなのかなと思うけど、全然、彼女の人生は幸せそうじゃありませんでした。自由になる為に戦って、好き勝手な事をして、欲しいものを手に入れて、それでも、彼女は幸せにはなれなかったんです。幸せというものを、理解しようとしなかったのでしょうね。目の前の大切な物に気が付けば、幸せは直ぐに手に入ったのに、何処までも自分勝手では、手には入りません。
そうそう、ルキーニ役は、山崎育三郎さんでした。私、今回改めて、山崎さんって凄い役者さんなんだって知りました。だって、こんなに凄い舞台を回す役なんですから。驚きました。本当に尊敬しました。
私は、このミュージカル、超!超!お薦めしたいと思います。本当に楽しめました。音楽も良かったし、こんなに素晴らしいんだって思って、ミュージカル、イイなぁと思いました。また観たいです。このチケット、手に入れるのは難しいと思いますが、もし、手に入れることが出来る機会があったら、ぜひ観に行ってみてください。これは、一度は観るべき作品だと思いました。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
ミュージカル「エリザベート」 帝国劇場
https://www.tohostage.com/elisabeth/index.html
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