「世界の涯ての鼓動」を観てきました。
ストーリーは、
フランス・ノルマンディーの海辺にあるホテルで出会ったダニーとジェームズは、わずか5日間で情熱的な恋に落ち、互いが生涯の相手であることに気付くが、生物数学者であるダニーにはグリーンランドの深海に潜り地球上の生命の起源を解明する調査、そしてMI-6の諜報員であるジェームズには南ソマリアに潜入して爆弾テロを阻止する任務が待っていた。互いの務めを果たすため別れた2人だったが、やがてダニーは潜水艇が海底で操縦停止となる事態に遭遇し、ジェームズはジハード戦士に拘束されてしまうという、それぞれが極限の死地に立たされてしまう。
というお話です。
ノルマンディーのホテルで出会った二人のお話なのですが、雰囲気がとても良かったです。まるで別荘のようなホテルなのですが、そのすぐ近くにノルマンディーの海があり、そこが第二次世界大戦時にノルマンディー上陸作戦があった地なのだと思います。そこには大きな擁壁のような石が残されており、歴史を感じさせる海辺でした。
深海という、それこそ世界の涯であり、人類の始まりかも知れない場所にダニーは向かって行きます。命の起源を探しに行くのですが、狭い潜水艇は世界に1隻しか無く、もし故障が起きたら、誰も救けには来れません。それでも行かなければ調査が出来ず、命の起源は解りません。大きな決心をして、ダニーは深海に潜ります。
ジェームズもまた、南ソマリアという危険地帯に行き、命の保証は出来ない、この世の終わりのような所、それこそ世界の涯に行かなければ爆弾テロは抑えられず、沢山の人々が死ぬことになってしまいます。戦争は終わったけど、まだ、現地ではノルマンディーと同じように、激しい戦いが起きているんです。
愛する二人が、お互いそれぞれに世界の涯に行き、仕事が一番のままだったら、そのまま死んでしまっても良いと考えていただろうけど、行く前に二人は出会い、どうしても再会したい人を見つけてしまったんです。なので、どんなことをしても戻ってくると考え、その執着が、それぞれの命を導いていくことになります。
そうよねぇ、愛する人がいたなら、何としても戻りたいと思いますよね。きっと待っていてくれる、きっと今度こそ一緒にいるという選択が出来ると思って、生きていたいと強く願うと思います。それまでは、仕事が一番だった彼らが、愛を知ったことで、命を大切にするという内容でした。私は結構、好きな映画でした。たった5日間だけしか、一緒にいられなかったけど、強く惹かれ合った二人は、きっと再会出来るのではないかなと思いました。好きな人とは一緒にいたいよね。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。本当は、超!を付けたいけど、映画の進み方がちょっとサスペンスっぽくなっていて、何か起きるのではないかと期待させるんだけど、何も起きないみたいな感じで進むので、その部分が、人によっては、イライラするかなぁと思い、付けませんでした。でも、とても良い映画なので、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
![]() |
世界の涯ての鼓動
2,592円
Amazon |
![]() |
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス [Blu-ray]
4,040円
Amazon |