「ポラロイド」を観てきました。
ストーリーは、
ごく普通の女子高生バードはアルバイト先のアンティークショップで年代物のポラロイドカメラを手に入れる。バードは友人や密かに思いを寄せるコナーたちをカメラで撮り始める。しかし、ポラロイドカメラで撮影された友人が次々と悲惨な死を遂げていく。友人が写真を処分しようと火をつけると、被写体となっている女性の体にも火がつく不可解な現象が起こる。このことから、一連の悪夢のような出来事がポラロイドカメラによるものであるとバードは確信するが、彼女自身も写真に写りこんでいることが発覚する。
というお話です。
女子高生のバードは、事故で父親を亡くしてから、あまり人と関わらなくなり消極的な性格になっていた。バイトをしているアンティークショップは、あまり人が来ないからという事で務まっていた。ある日、アンティークショップで店番をしていると、店主の甥でバイト仲間でもあるタイラーがガレージセールで見つけてきたポラロイドカメラをバードにプレゼントする。そのカメラは"SX-70"という名機で、喜んだバードは早速試し撮りにタイラーを撮影する。問題無く撮影も出来て、バードはカメラを持って家に帰る。
はい、お決まりのホラー映画です。確かに怖いかなぁとは思うけど、王道から反れずに進んでしまうので、ある程度、途中で予想がついてしまいます。でも、なんか、ちょっと納得の行く終わり方じゃなかったなぁ。スッキリしないんですよ。ホラー映画は、そういうのも多いんだけど、凄く中途半端な感じだったんです。
カメラに悪霊が付いていて、ポラロイド写真に写った人を殺していくのですが、何故、写真に写った人を殺していくのか、意味が分からないんです。ある事件で、人を殺した犯人が、このカメラで殺した人を撮影していたのですが、この犯人、別に人殺しが趣味では無いんです。4人の学生に恨みを持って殺しているので、全ての人に恨みを持っていた訳ではないと思うんです。確かに、警察に包囲されて殺されたから、死にたくなかったのかもしれませんが、写真に写った人を全て殺すという方向にどうしてなってしまったのか、全くの謎なんです。
で、まぁ、その事件にも、裏があったりと色々あるのですが、悪霊にも弱点があって、それで少しは防げるのですが、その弱点も、はぁ?っていう感じの弱点なんです。カメラなんだから、光に弱いというなら分かるけど、熱に弱いということで、シャワーを出して防ぐって、どういう事?人間が浴びるくらいのシャワー温度なら、写真は問題ないでしょ。結構、この辺りの設定が、ダメダメでした。
主人公のバードですが、トラウマがあって、それで友達をあまり作らないという感じだというのですが、そのトラウマも、的外れなトラウマのように思えて、どうして?って思ってしまいました。この映画、そんな部分が凄く多いんです。なので、ホラー映画として、悪霊と戦うという部分は面白く作ってあるのですが、それ以外の設定部分が、ボロボロなんです。もう少し、脚本を考えて欲しかったと思いました。
悪霊なんですが、まぁ、こんなもんかなぁ。そんなに怖くなくて、実体化すると、普通の溶けたゾンビっぽいんですもん。それ程、騒ぐような怖さではありませんでした。これ、実体化しなければ、もっと怖かったのかもしれないのになぁ。影のままで、迫ってくるとかの方が怖かったと思いました。
私は、まぁ、お薦めしても良いかなぁ~くらいの映画です。はっきり言って、私は、あまり面白いとは思いませんでした。もっと怖いのかと思っていたのに、ちょっと残念です。でも、前半戦は、敵が分からないので、楽しめると思いますよ。気になったら、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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