「バイオレンス・ボイジャー」不気味な絵が怖い、ゲキメーションと呼ばれる映画です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「バイオレンス・ボイジャー」を観てきました。

 

ストーリーは、

日本の山奥の村に暮らすアメリカ人少年のボビーは、数少ない友人であるあっくんと猫のデレクを連れ、遊びに出かける。その道すがら、娯楽施設「バイオレンス・ボイジャー」と書かれた看板を発見し、施設に足を踏み入れるボビーたち。そこで彼らが出会った少女・時子は、数日前からここから出られずにいるという。さらに、先客として迷い込んでいた村の子どもたちは、謎の白スーツを着た子どもの襲撃を受け、次々と捕獲されてしまう。時子の救出と復讐のために、ボビーたちが立ち上がるが・・・。

というお話です。

 

 

アメリカ人の少年ボビーは、父親の仕事の関係で日本の山奥の村に引っ越してくる。母親は病弱でいつも寝ている。ボビーは、新しい学校で、あっくんという友人が出来て、彼と良く遊んでいた。本当は、もう一人、たかあきという友人がいたのだが、彼は隣町へ引っ越してしまったのだった。

 

ある日、あっくんが森の中に抜け道を見つけ、その道で隣町へ抜けられるという。仲が良かった たかあき に会いたい一心で、ボビーとあっくんは、朝早くに家を出て、隣町へ行こうと約束する。そしてボビーは、ペットのデレクを連れて、あっくんと待ち合わせし、森へ入っていった。森の中で、トイレに行きたくなったボビーは、森に住む”猿ジイ”の家でトイレを借りると、猿ジイは、森の奥に行くのは止めた方が良いと二人を止める。しかし、二人は森の奥へ・・・。

 

 

すると、目の前に「バイオレンス・ボイジャー」と書かれた看板が出てくる。何かのアトラクションらしい。二人は、こんな森の中にと興味が沸き、隣町に行くのを忘れ、そのアトラクションに行ってしまう。入口で運営者の古池というおじさんに会い、中の説明を受けるが、入場料を持っていないのでまた来ますと言って帰ろうとすると、今回は無料で入れてあげようと招待される。

 

施設の中に入り、シューティングゲームのようなものを楽しみ、一休みしていると、時子という少女に出会う。彼女は、数日前からここを出られないと言い、一緒に行動をすることにする。施設の中で他の子供にも会うのだが、謎の白いロボットにより襲撃を受けて、みんな、捕獲されてしまう。そして目を覚ますと、そこには・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、不思議な映画で、アニメではなく、ゲキメーションって書いてあったのですが、何か、紙芝居みたいな、そんな感じの映画って言ったら良いのかしら。描いた絵がアニメみたいに動くのではなく、その絵をそのまま手で動かすみたいな感じなんです。上手く言葉で伝えられないなぁ。でね、その絵が、超!不気味なんですよ。キモち悪いの。それが何となく芸術的と取られて、海外で人気が出て、日本で逆輸入的に上映となったらしいのですが、うーん、キモいのよ。

 

これ、芸術的という位置づけになるのかな。確かに、今まで見たことが無い感じのものだったし、この映画の中に救いなんて一つもないのに、何故か、目が離せないというか、引き込まれてしまうんです。雰囲気としては、テレビ東京の深夜アニメで「闇芝居」というのがあったのですが、それに似ているかなと思いました。

 

 

話としては、サイエンスホラーと言って良いのかな。マッドサイエンティストが息子可愛さに、凄い研究をしていて、アトラクションと銘打った施設で餌となる子供たちをおびき寄せていたというお話なんです。で、人間を改造するんだけど、その改造した人間が、あのウルトラセブンに出てくる”キングジョー”ってロボットに似ていて、頭が四角いのよ。

 

 

子供たちが、何故か、みんな改造されちゃって、キングジョーみたいになっちゃうんです。改造されてから、博士の息子の犠牲になっていたような気がします。その辺りが、ガチャガチャってなっていて、凄く解りづらかったので、はっきりしたことが書けないのですが、栄養にされちゃっていたのかなぁ。私には、そんな風に見えました。

 

そんな内容なので、スッキリする解決にはならず、一応、ちゃんと終わるのですが、うーん・・・っていう終わり方でした。まぁ、こんな感じのモヤモヤした感が、この映画の良いところなのかもしれません。

 

 

そういえば、この映画の声優やナレーションが、吉本興業の芸人さんたちが演じていて、ナレーションを松本さん、他人物を何人かの芸人さんが演じていて、悪役だけ田口トモロヲさんが演じてらっしゃいました。吉本が製作をバックアップしていたようで、その関係もあるのかなと思いました。私、観始めて思い出したのですが、以前、「燃える仏像人間」という、この監督の映画を観たことがありました。それもキモかったなぁ。

「燃える仏像人間」

https://ameblo.jp/yukigame/entry-11801635269.html

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。とってもキモくて、恐いんですが、普通の映画やアニメとは違っていて、何となく、新しいものを見せていただいたような気がして、良かったと思います。新しモノ好きの方にはお薦めかなと思います。ホラー好きにも良いかな。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

バイオレンス・ボイジャー|映画情報のぴあ映画生活