「ゴールデン・リバー」を観てきました。
ストーリーは、
ゴールドラッシュに沸く1851年、最強と呼ばれる殺し屋兄弟の兄イーライと弟チャーリーは、政府からの内密の依頼を受けて、黄金を探す化学式を発見したという化学者を追うことになる。政府との連絡係を務める男とともに化学者を追う兄弟だったが、ともに黄金に魅せられた男たちは、成り行きから手を組むことに。しかし、本来は組むはずのなかった4人が行動をともにしたことから、それぞれの思惑が交錯し、疑惑や友情などさまざまな感情が入り乱れていく。
というお話です。
ゴールドラッシュに沸く1951年、殺し屋兄弟の兄イーライと弟チャーリーは人殺しを職業としていた。その頃、彼らは最恐と呼ばれており、政府の要人から内密に依頼を受けていた。雇い主はあたり一帯を取り仕切る提督。提督からの信頼も得ているチャーリーが、リーダーとして仕事を仕切り、兄はそんな弟のワガママをぼやきながらも、身の回りの世話を引き受けていた。
彼らに与えられた新たな仕事は、連絡係のモリスが捜し出すウォームという男を始末すること。二人がサンフランシスコへ南下するころ、モリスは南へ数キロ先のマートル・クリークで、ウォームを見つける。金脈を求めて群れをなす採掘者の中に、ウォームの姿もあったのだ。
モリスは、ウォームに近づき、一緒にジャクソンビルへ砂金を採りに行く事を決めて旅立ち、シスターズ兄弟に「急がれたし」と手紙を残す。旅の途中でウォームはモリスに、自分は化学者で、金を見分ける“予言者の薬”を作る化学式を発見したという。ジャクソンビルに到着し、モリスの動きに不信を抱いたウォームは彼の荷物を探り、彼が総督の依頼で自分を捕まえに来た事を知る。ウォームはモリスに、雇い主の目的は化学式を奪うことで彼が化学式を教えるまで兄弟に拷問されるだろうと言い、モリスは動揺する。
翌朝、モリスはウォームと逃げ出すことを選び、連れ立って出発する二人。ウォームはモリスに、手に入れた金で「野蛮な世界を終わらせ、理想郷を作る計画」について語り、モリスは次第に彼の話に引き込まれ、その思想に心酔していく。やがてモリスは、亡き父の遺産を資金に、ウォームの夢に加わることにする。
モリスを信じてメイフィールドまで来た兄弟は、その町の権力者が、ウォームの化学式を奪うべく部下を放ったと聞き、初めてモリスの裏切りを知る。普通の暮らしに憧れていたイーライは、これを機会に引退しようと持ち掛けるが、裏社会でトップに立つ野望を抱くチャーリーには聞き入れられない。
サンフランシスコに到着した兄弟は二人の居所を突き止めるが、メイフィールドからの追手が現れ、二人は兄弟の力を借りて、彼らを撃退するのだった。ウォームからの提案で、黄金を採るために、手を組むことになる4人。初めは互いに疑心暗鬼だった2組だが、兄弟もまたモリスと同じようにウォームのカリスマ性に魅せられ、奇妙な友情と絆が生まれていく。そして、いよいよ“薬”を川に流したその時、黄金が川に浮かび上がり、それぞれの思わぬ欲望も浮かび上がるのだった。後は、映画を観てくださいね。
この映画、フランス映画祭で上映されたのですが、直ぐに公開されるとの情報があったので、日本公開を待って、観てきました。これ、途中で眠くなったなぁ~。前半が間延びしていて、疲れるんです。いつまで見ていても話が進まないので、眠くなっちゃって、そこを我慢して、炭酸にフリスクを食べて目をこじ開けていると、やっと金を見つける化学式って話が出てきて、面白い展開になって行くんですよ。
イーライ&チャーリーの兄弟は、腕の良い殺し屋で、元々はアウトローなんだけど、弟が総督に気に入られて、今でいう公共機関からの請負いをするようになるんです。公共機関が殺し屋に殺しを依頼しちゃダメだよねぇってことで、内緒で請け負うんです。で、殺すはずの人に会ってみると、実は、金を見つける為の化学式を見つけたってひとなのよ。そりゃ、仲良くなって、一緒に手に入れた方が良いわよねぇ。総督なんかそっちのけで、手を組んじゃうんです。
化学式を元に、ある薬品を作り出し、それを使って、金を探し出すのですが、これが凄いのよ。河に薬品を流すと、何故か”金”だけが浮かび上がってくるんです。それで狂ったように金を拾い始めるんだけど・・・。予告でもやっているように、やっぱり欲が出てしまい、協力していた4人は崩壊していきます。
私、もっと酷い裏切りの崩壊かと思ったら、ただ、このシスターズ兄弟の頭が悪いだけなのよ。もー、これだから頭の悪い奴は金儲けが出来ないんだなって納得出来てしまうような展開でした。バカな奴に足を引っ張られて、頭の良い人間が潰れていくんです。やっぱり、一緒に仕事をする人間は選ばなきゃねぇ。モリスとウォームは、どう考えても頭が良いのに、このバカ兄弟に潰されたとしか思えませんでした。可哀想だったな。
前半は進み方が遅くて、後半になると、スムーズに話が流れ出すのですが、え?そんな展開?それだけ?っていうような感じになっちゃって、私は、ガッカリでした。その展開はなんなの?もう少し、映画なんだから、面白い展開にして欲しかったな。どーも、あまりにも調子が良く話がまとまってしまって、モヤモヤが残りました。
出演俳優はとっても良くて、ホアキン・フェニックス、ジョン・C・ライリー、ジェイク・ギレンホール、リス・アーメッドが4人組となるのですが、こんなに豪華が俳優が居るんだから、もっと彼らを上手く使って欲しかったなぁ。ジェイク・ギレンホールなんて、え、それで終わり?って感じで残念でした。
私は、この映画、まぁ、お薦めしたいと思います。単館系映画が好きな方で、頭の悪いチャーリー=ホアキンを許してあげられる人には、良い映画だと思います。でも、普通にストーリーを中心に観ると、はっきり言って、最初は眠くなるし、最後の方はモヤモヤして残ってしまいます。それでも、豪華俳優陣なので、気になったら、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。![]()
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