【演劇】「恋のヴェネチア狂騒曲」こんなに笑わせてくれたら、暗い気持ちも吹っ飛びます!! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

舞台「恋のヴェネチア狂騒曲」を観てきました。

 

ストーリーは、

 

18世紀半ばのヴェネチア。

 

やり手の商人パンタローネの娘クラリーチェと、その友人ロンパルディ博士の息子シルヴィオの婚約が整った。もともとクラリーチェには政略結婚で決められたフェデリーゴ・ラスポーニという許嫁がいたのだが、ある男との決闘で命を落としたという報せを受け、めでたく恋人のシルヴィオと結婚できることになったのだ。

 

と、そこへ、死んだはずのフェデリーゴ・ラスポーニとその召使が現れた。元の契約通り、クラリーチェと結婚するというフェデリーゴの主張に、一同は大混乱に陥る。

 

実はフェデリーゴは、彼の双子の妹のベアトリーチェが変装した姿。兄を殺めてヴェネチアに逃げた恋人フロリンドを探し出し、彼を救うために兄になりすましていたのだ。ベアトリーチェは兄妹を昔から良く知る宿屋の主人ブリゲーラにだけは真実を打ち明け、協力を要請する。

 

一方、フェデリーゴことベアトリーチェに仕える召使トゥルファルディーノは、偶然出会ったフロリンドにも雇われることになった。二人の主人に仕えて給料も二倍せしめようという魂胆だ。とはいえ、その身はひとつ。両社の間をめまぐるしく立ち回り、その場しのぎのウソと機転でピンチを切り抜けようと奮闘する。

 

恋に恋する男トゥルファルディーノのお気に入りは、パンタローネ家のメイド、ズメラルディーナだ。

 

果たして、ベアトリーチェとフロリンドは無事巡り会うことができるのか?

若き恋人たち、シルヴィオとクラリーチェはめでたく結婚できるのか?そして、二人の主人に仕えるトゥルファルディーノの運命は?

 

というお話です。

 

 

イタリアの古典喜劇だそうですが、それを、あの福田雄一さんが、豪華キャストを集めて、作り上げてくださいました。うーん、ずっと笑った。本当に笑った。もう、ちょっとわざとらし過ぎませんか!とツッコミを入れるほど笑ってしまいました。

 

実は、この舞台を、「ドライビングミスデイジー」を観てから数日後に観たので、うーん、演劇って、幅広いなぁと感心してしまいました。もう、ま全く違うものなんです。同じ演劇というくくりで、舞台俳優がそこで感情豊かに表現するのですが、その手法も、表現も、何もかもが違うんです。どちらがどうとか言うのではなく、どちらも人に何かを伝えるという意味では、素晴らしいものなんです。

 

今回の「恋のヴェネチア狂騒曲」は、もちろん戯曲があり、翻訳し、上演台本があって、演出なのだと思うのですが、福田さんの演出プラス、各役者さんの個性を盛り込んで、それぞれの面白さを引き出して、ぶつけあっているという感じなんです。なので、観ていて楽しいし、演じている方々も、これ、楽しいのではないかと思ってしまいました。

 

 

もちろん、努力を沢山されていると思うのですが、それを表に出さず、お客様を楽しませる、笑わせるという事に徹して、誰もが笑って楽しめる作品に作られていました。

 

話としては、すれ違いの連続でシンプルな出来事がどんどん絡まって行ってしまうという、喜劇の典型的なお話なのですが、とにかく、出演している役者さんが、全員、トップクラスだったので、もう、何なのよっ!ていうくらい、演技が細かくて、こだわっているので、本当に楽しめました。

 

クラリーチェを演じていた若月さんという乃木坂出身の女優さんは、始めて観たのですが、上手くて驚きました。可愛いし、こんなコメディが出来て、他の大御所に全然負けてないんですもん。これからが楽しみですね。

 

 

私は、この舞台、超!お薦めしたいと思います。本当に面倒なことを忘れさせてくれるくらい笑わせてくれて、頭を空っぽに出来る作品でした。楽しかったなぁ。でも、これチケットを手に入れるのは大変かなと思います。当日券があるとの事なので、調べてみてください。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

シスカンパニー「恋のヴェネチア狂騒曲」

http://www.siscompany.com/siskoi/gai.htm