「パピヨン」を観てきました。
ストーリーは、
胸元に蝶の刺青をしていることから「パピヨン」と呼ばれる金庫破りの男は、身に覚えのない殺人の罪で終身刑を言い渡され、南米ギアナの絶海の孤島にある刑務所に投獄される。過酷な強制労働と、横暴な看守たちからゴミのように扱われる日々が続き、脱獄を決意したパピヨンは、紙幣を偽造した罪で逮捕された男ドガに目をつけ、ドガを守ることと引き換えに逃亡費用を稼ごうとする。やがて2人は奇妙な絆で結ばれていくが・・・。
というお話です。
胸に蝶の刺青を入れていることから “パピヨン”と呼ばれた男がいた。彼は、ダイヤの強奪をボスから依頼され、盗品をボスに献上するが、一部のダイヤを横領し、自分で売りさばいて儲けようとしていた。しかし、その企みがボスにバレて、その上、ボスの女に手を出してしまった為、組織で邪魔になった男を殺した罪を被せられてしまう。
私は、昔のスティーブ・マックイーン主演の「パピヨン」は観たことが無いので、「パピヨン」は、この映画が初めてです。
パピヨンは泥棒で、頼まれた約束を守らなかった為に無実の罪で投獄されることになるのですが、まぁ、当たり前かなぁと思いました。下っ端のコソ泥が、ボスの言いつけに背いて、裏で稼ごうなんて100年早いわ!そういう部分を大切にしない奴は、信用されずにこういう末路を迎えるのよ。自業自得だなぁと思ったので、パピヨンには、全然同情は出来ませんでした。
でも、刑務所に入ってから、ドガと出会い、何度も脱獄する姿を見ていたら、同情したくなったかな。ここまで出来るんだったら、なんでコソ泥なんてやっていたのかしら。こんなに根性があるなら、まっとうな仕事を始めたら成功したと思うんですよね。まぁ、時代が狂乱の時代となっていたから、元々の生まれが貧しい人は、上に上がることが難しかった時代なのかもしれませんが、ここまで出来るなら勿体ないなぁと思っちゃいました。
ドガという贋札造りで捕まった男と仲良くなるのですが、2人は不思議な友情でした。最初の出会いは、守る者守られる者という関係だったのですが、それはドガがお金を持っているからだったんです。でも、段々とそれだけではなくなっていき、助け合う間柄になって行きます。ちょっと、BL?という感じにも思えましたが(だってどちらもイケメンなんですもん。)、そういう事は無かったみたいで、美しい男の友情だったようですね。
何度逃げても、誰かに裏切られて捕まっちゃうのよねぇ。それで、酷い仕打ちをされるんです。独房に2年とか5年、入れられるんだけど、日光を当てなくしたり、食事を水のようなスープだけにしたり、それ人間が生きれる場所じゃないよって感じなのに、それでもパピヨンは頑張るのよねぇ。もー、どう考えても、その根性、他に使いなさいよっ!と思ってしまった。まぁ、捕まっちゃってからじゃ遅いんだけどね。
主演のチャーリー・ハナムさん、俳優だけでなく、脚本や製作も行っている方だそうです。私、他の映画で観ているハズなんだけど、あまり覚えていなかったんです。でも、イケメンだし、良い身体してましたね。ムキムキだったわぁ。にゃぁ~、好きです。
ドガ役のラミ・マレック、良いですねぇ。フレディ役で一躍有名になった彼ですが、演技、上手いですよね。今回も弱い男性役をとっても上手く演じていました。目がウルウルするところが、良いのよねぇ。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。良い映画で、面白かったです。これが自伝とは思えないほど、凄い内容でした。古いスティーブ・マックイーンの作品の方も観てみたいと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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