【フランス映画祭】「ウルフズ・コール」潜水艦映画、本当に面白いなぁ。脚本が上手いです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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フランス映画祭にて「ウルフズ・コール」を観てきました。

 

ストーリーは、

“黄金の耳”と呼ばれる人並み外れた聴覚を活かし、フランス海軍原子力潜水艦の分析官として従事するシャンテレッド。ある日、シリアでの潜航任務にて彼の判断ミスから危機を招いてしまうが、その際に彼の耳を惑わせたのはこれまでの記録になく、正体不明のまるで“狼の歌”のようなソナー音を放つ艦艇だった。任務後、秘密裏に“狼の歌”の解析を始める。だが、ベーリング海よりフランスへ向け核ミサイルが放たれる。相手は“狼の歌”とのことだが果たして…。

というお話です。

 

 

”黄金の耳”と呼ばれる人並外れた聴覚を活かし、フランス海軍原子力潜水艦の分析官として従事しているシャンテレッド。シリアでの潜航任務にて、周りに潜水艦は確認出来ないとしていたが、シャンテレッドだけは、僅かに、何かの音を感じるような気がしていた。最後までOKサインを渋っていたシャントレッドのせいで、作戦指示が遅れ、シリアに潜伏していた兵士たちに危機を招いてしまうが、何とか、無事に回収し、作戦は終わることが出来た。

 

確かに僅かな音を感知していたシャンテレッドは、未確認の潜水艦があるのではないかと疑い、基地に戻って、様々な資料を調べようとするが、彼の判断により作戦が危機に陥った事を指摘され、基地内での行動を規制されてしまう。しかし、納得が出来ないシャンテレッドは、こっそり上官のPCを動かし、資料室から古い潜水艦の資料を引き出す。すると、既に廃棄されたとされるロシアの潜水艦の音と、今回の不思議な音が一致することを見つける。

 

 

シリアでの作戦後、シャンテレッドが乗っていた潜水艦チタンの艦長・グランシャンは、新型原子力潜水艦の艦長に任命され、チタンの艦長には副艦長だったドルシが任命される。そして2隻とも、次の作戦の為に出向する。

 

シャンテレッドは、上官に報告するが最初は取り合ってもらえないものの、しらべてみると、ロシアの潜水艦が裏で中東に売られている事を突き止める。そんな時に、謎の原子力潜水艦から原子力ミサイルが撃たれたという情報が入り、海に出ているグランシャンの原子力潜水艦に敵国との戦闘指示が大統領から出てしまう。

 

 

謎の原子力潜水艦は、もしかしたらロシアからテロ組織が購入したものかも知れないと思い、シャンテレッドは上官と情報を集めていくと、今回のミサイル攻撃は何かおかしいことが分かってきて・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、すっごく面白かったです。やっぱり潜水艦モノは面白いなぁ。最初から最後まで、本当にドキドキ、ハラハラで、謎も多くて、楽しめました。これ、クロックワークスさんの配給が決まっているので、日本公開をすると思います。そりゃ、そうよねぇ。こんなに面白いのに、公開しないなんて勿体ないもん。

 

 

まず、出演俳優が素晴らしく豪華です。今、人気上昇中のフランソワ・シヴィルさんが主演で、共演者が、オマール・シーさん、マチュー・カソヴィッツさん、レダ・カテブさんと、本当に誰が観ても知っている人ばかり。たしか、シャンテレッドが出会う女性も、知っている人だったなぁ。名前が出てこないけど。

 

でね、脚本も凄く面白いんです。だって、いきなり前半で戦闘ですよ。潜水艦がヘリから攻撃を受けるんだけど、そのままでは耐えられないって事で、驚いたことに、潜水艦が急上昇して、パカッと蓋を開けて、ロケットランチャーでバコーンてヘリを落とすのよ。もう、凄かった。ちょっと笑っちゃいました。最新装備で戦うかと思いきや、いきなり、アナログかいっ!って、楽しくなっちゃった。これ、始まってすぐの戦闘であります。いきなり、そんな風に盛り上がるんだから、後半でどれほどのもの来るか分かるでしょ。もう、面白いのよ。

 

 

メリハリの付け方が上手くて、静かにソナー音を聞いて、誰も音を立てないように静かにしていると、すぐ次には、大掛かりな戦闘が始まって、爆撃されたりがあり、脚本、上手いなぁと思いました。最後まで飽きさせないんです。

 

この監督さん、外交官として働いていた経歴を持ち、今は、作家としても活躍しているそうです。この作品が初めての長編映画だそうですが、初めてでこんなに面白いの作っちゃって、末恐ろしいって感じでした。これだけ面白ければ、大物俳優も出るっていってくれますよね。

 

主演のシヴィルさん、イケメンでしたよぉ。サインもいただいて、写真も沢山撮っちゃいました。素敵だったなぁ。

 

 

私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。これは面白いです。本当に良く出来ている作品でした。早く、公開日が決まってくれると良いですね。早く皆さんに観て欲しいです。潜水艦映画、好き!皆さんも好きでしょ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ウルフズ・コール」 

http://www.unifrance.jp/festival/2019/films/1170/

 

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監督は、この映画の原作コミックのストーリーを担当したそうです。