「パージ:エクスペリメント」隣人たちとの殺合いというスタンスから外れて、ちょっと物足りません。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「パージ:エクスペリメント」観てきました。

 

ストーリーは、

経済が崩壊した21世紀のアメリカで政権を握っていた新政党NFFAは犯罪率を1%以下に抑えるため、1年に一晩だけ殺人を含むあらゆる犯罪が合法となる「パージ法」の採用を決める。反対デモが巻き起こる中、アメリカ全土での適用を前にニューヨークのスタテン島内のみで実験的にパージ法を施行することが決定する。島に残る島民には用意された賞金は5000ドル。島の住民たちが不安を抱える中、ついにパージ当日がやってくる。そんな中、ギャングのボスであるディミトリーは、愛する人を守るためにスタテン島に残ることを決意する。

というお話です。

 

 

あの”パージ”の法律がどうして成立されることになったのかという”前日譚”となる作品です。

 

貧困層が増え、経済が崩壊した21世紀のアメリカで、“アメリカ建国の父”を名乗る新政党NFFA(the New Founding Fathers of America)が政権を握っていた。彼らは犯罪率を1%以下に抑えるためにある施策を採用する。メイ・アップデール博士が考え出した一年に一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法となる“パージ法”を採用したのだった。

 

 

犯罪率を抑止するため”パージ法を一部の地域のみに採用した実験的な施策として、まず、ニューヨークのスタテン島にて導入してみるという”実験が行われることとなる。これで成功しれば、晴れて”パージ法”はアメリカ全土での採用となる。

 

反対デモが起こる中、スタテン島内で“実験”が行われる時間が近づく。島の住民たちは不安を抱えながらパージ当日を迎える。島を愛するディミトリーは、愛する人を守るために島に残ることを決意。果たして、人類史上最悪の実験が行われる中、人々は生き残ることができるのか。そして、そこには政府の大きな思惑が絡んでいたのだった・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

パージの前3作は観てきましたが、今作も、相変わらずB級作品だなぁと思いました。でも、まぁ、ある程度は楽しめましたけどね。この作品は、ツッコミどころが満載すぎて、疲れちゃうんですよ。だって、追う方も逃げる方も、とっても嘘くさいんですもん。(笑)でも、1作目の時は、ドキドキしたんだけどなぁ。今回は、全くドキドキはしませんでした。

 

NYのスタテン島でパージ法が最初にテストされるんだけど、基本的考え方は、年に1夜だけ全ての犯罪が合法となり、その時間内に抑えていたものを発散させて、スッキリして後の1年間を過ごさせれば、犯罪が減るだろうという事なんです。その12時間中に、ムカつく奴を殺す殺される、という事をすれば、後は穏やかに暮らせるでしょって事なんですよ。それが、博士が研究した結果で出てきた事らしく、やってみようという事なんです。

 

 

あり得ないと思うんです。だって、一人殺したらストッパーが効かなくなる人が出てくるから、犯罪率は上がっていくと思うんですけど。きっと、普段から殺したい奴をコッソリ殺して隠しておいて、パージの時に、一気に外にほおりだすという事をするんじゃないかな。パージなら、大量虐殺していても問題無いし、焼いてしまえば、いつ死んだかなんて調べられないでしょ。私なら、普段からムカつく奴を殺して冷蔵庫に貯めておくけどね。だから、大型冷蔵庫が沢山売れるようになると思うのよ。

 

 

まぁ、映画としては面白いアイデアだとは思ったけど、今回は、あんまり狂気という感じが無くて、ヒーローみたいのが出てきちゃって、ちょっと、そこら辺は楽しめなかったかな。このパージシリーズは、狂気の中で、昨日までの隣人同士が殺し合うというのが面白いんだけど、今回は、ちょっと違うのよ。スタテン島の人々が普段ムカつく奴を殺していくという訳じゃなくて、ある訳アリの人々が入ってきて、一般の人々を殺し始めるという内容だったので、ルール違反だなぁと思って、ムカつきました。これは面白くないよね。まぁ、理由があるんですけどね。

 

 

やっぱり、シリーズの基本である、12時間だけ隣人たちと殺し合うというスタンスが怖かったのにね。昨日までは、仲良くお茶を飲んでいたのに、今夜はマスクをかぶって殺し合うというところが、ドキドキハラハラして面白かったんですけど。今回は、それほどドキドキハラハラではなく、オイオイって感じで、抗いようが無い状態が作られていたのが、ムカつきましたね。弱い人々でも、やりようによっては勝てるっていうのが良かったのに。ま、仕方ないか。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いと思います。今回のパージは、それほど残虐ではありません。ただの戦争のようになっています。前作までの、誰が殺しに来たのかというのが一切ありません。でも、パージ法の最初の出来事として捉えるのであれば、楽しめるかなと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

パージ:エクスペリメント|映画情報のぴあ映画生活

 

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