「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」ルパンシリーズのショートストーリーです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」を観てきました。

 

ストーリーは、

抜群の美貌とプロポーション、明晰な頭脳、そして巧みな話術や優れた身体能力で狙ったターゲットを手に入れてきた峰不二子。父親が横領した5億ドルの鍵を握る少年ジーンとともに逃走する不二子は、ジーンの父ランディの命を奪った殺し屋で、呪いの力によって人心を操るビンカムに追跡される。ランディが横領した大金を狙うルパン三世と次元大介の助けもあり、一度はビンカムの魔の手から不二子だったが・・・。

というお話です。

 

 

ある砂漠の中の一軒家。峰不二子は、少年ジーンの子守りとして働いていた。遠くから車が近づいてくるのに気が付き、直ぐにジーンを連れて散歩から家に帰る。父親は、ある大手会社の会計士だったが、その仕事をしながら、5億ドルを横領し、逃げていたのだった。会社は、表向きは優良企業であったが、実は、裏で武器の密輸などをしており、人間兵器なども作っていた。

 

横領がバレ、会社からの暗殺者が向かってきていた。直ぐに父親は不二子にジーンを託し、自分は後始末を付ける為に全てを燃やそうと準備を始める。不二子とジーンは、車で現場から逃げだす。不二子は父親とそういう時の為に約束をしていたようで、決めていた待ち合わせ場所で待ち続けるが、父親はいつまで経っても来ることは無かった。

 

 

ジーンは、父親を殺したビンカムという殺し屋に復讐したいと思い、不二子に近寄ってきたルパンと次元に、復讐をしてくれたら、父親が残した5億ドルの貸金庫の暗証番号を教えると約束します。ルパンは、それを了承し、ジーンの復讐を肩代わりすることにするのですが・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

ルパンシリーズの新作映画です。TVアニメとしての形を取って30分ほどの短編を前後編として作り、1本の映画として上映しました。今回は、不二子が主人公として作られたのですが、このシリーズ、カッコイイんですよね。次元、五右衛門と続き、とうとう不二子になりました。モンキー・パンチ先生が亡くなってしまったので、その追悼という感じもあったのかも知れません。

 

 

今回の不二子は、家政婦としてある家に潜り込み、5億ドルを手に入れる為に、少年を助けます。最初は、家政婦として動き、お金目的ではないという風に装っていますが、お金目的です。で、少年を誑し込んで、手に入れようとするのですが、そこにルパンが絡んできます。

 

今回の不二子、相変わらず悪女ではあるのですが、その行動の中に、ちょっとだけ、少年への愛も感じられて、イイ奴かもなぁと思いながらも、やっぱりズルい女だなぁという感じもあり、やっぱり不二子でした。

 

 

大人向けに作ってあるにしては、それほどアダルトっぽい部分は無く、ルパンたちをアゴで使いながらも、自分で始末をつけようとする姿が見れて、カッコ良かったです。ショートストーリーなので、何も考えず、気持ち良く、観ることが出来ます。

 

一部、違うなぁと思ったのは、不二子がお宝の為だけに動いているのではなく、ちょっと人間的に動いている部分があるんです。そんなに少年の為に動くというなら、もう少し、少年に魅力があってもイイんじゃないかと思ってしまいました。このジーンという男の子、全然魅力的では無く、性格もそんなに良くないんです。好きになれませんでした。

 

 

今回の映画で、ルパンの敵として、大きな組織のボスがいると言う事が分かってきたのですが、その謎は一切明かされていないので、今後、ルパンシリーズの映画として作られるのかなという感じでした。ちょっと楽しみになって来たかな。

 

今作には五右衛門が出てこなくて、寂しかったです。出来れば、3人のルパン一味で出て欲しかったな。まぁ、敵がそれほど大きくなかったので、次回に期待です。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。ルパンシリーズの映画として、とても美しい絵で描かれており、気に入りました。どうも次の作品の為の足跡的な感じに思えましたが、楽しめました。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘|映画情報のぴあ映画生活