「アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲」あまりにもおバカ映画だけど、これが面白いのよねぇ。困るわ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲」のジャパンプレミア試写会に行ってきました。

 

ストーリーは、

月面ナチスの侵略を退けた人類だったが、その後、自ら引き起こした核戦争によって地球は荒廃。それから30年後、人々はナチスが建設した月面基地で生き延びていたが、月面基地のエネルギーが枯渇し、人類は絶滅の危機にあった。そんな状況に胸を痛めていた月面基地の機関士オビは、地球の深部には未開の世界「ロスト・ワールド」が広がっており、そこに新たなエネルギー資源があることを知り、仲間とともに「ロスト・ワールド」へと旅立つが・・・。

というお話です。

 

 

月面に拠点を移し地球侵略をしてきたナチスを退け、勝利した人類だったのだが、その後、自らが引き起こした核戦争によって地球は荒廃。それから30年後、放射能汚染により地球で生きられなくなった人類は、ナチスが作っていた月面基地に逃げ、何とか生き延びていた。しかし、月面基地のエネルギーが枯渇し、人類は絶滅の危機に陥ってしまう。

 

元月面ナチスの党員で今や月面基地の指揮官を務めるレナーテ・リヒターの娘・オビは、基地で唯一の機関士である。彼女は、何とか人類を助けたいと思い、色々な方法を試していたが上手く行かなかった。そんな時、地球から月面基地に1隻の宇宙船が不時着する。ロシアから来たサーシャは、独特な方法で宇宙船を改造し、何とか月面に辿り着いたのだった。斬新なサーシャの技術と自分の技術で何か出来ないかと探り始めるオビ。

 

 

月面基地にも富裕層がおり、彼らは”ジョブズ教”に心酔していた。iPhoneを使いスティーブへのお祈りアプリを信仰していて、純正アプリ以外を使用するとハードごと爆破というお仕置きが待っていた。

 

オビは、基地でマントを被った不審な人影がうろうろしていることに気付く。後を付けると、ザワークラウト倉庫に入っていった。中を見るとそこには死んだと思っていた元月面ナチスの総統ウォルフガング・コーツフライシュが立っていた。彼は、宇宙船の動力源にもなり、永遠の命をもたらすエネルギー”ヴリル・ヤー”をオビに教える。そして、そのエネルギーの塊を集める”聖杯”が地球の地底にあり、手に入れれば人類が助かることが出来る事を教える。うさん臭い話ではあるが、このまま人類滅亡を迎えるよりはと仲間を集めて地球に行こうとするのだったが・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

はい、おバカ映画が帰ってきました。この映画を真面目に解説したり、語ったりしていると、頭が壊れてしまうので、何となーく書いていきますね。前作で、月面に巣くっていたナチスを壊滅させ、今度は自分たちが月面に移住した人類。なんたって、地球を核戦争で壊しちゃったから仕方ないわよね。

 

で、少人数の人類が生活をしているんだけど、エネルギーが無くなってきちゃって、食料も何も無くなってきちゃうんです。でね、どうしようって考えていると、何故か地球のロシアから宇宙船が飛んできて、人類の生き残りが来るわけよ。それならもっと地球に人類が生きているんじゃないの?って思うけど、まぁ、そこら辺は詮索しないことに。

 

 

で、その宇宙船に、何故かウォルフガングが乗ってくるの。あれ?月にいたよねぇって思うけど、まぁ、そこも詮索しないように。で、何故か”聖杯”伝説が出てきちゃって、人類が生きる為のエネルギーを求めて地球に再度降り立つんです。そこでね、地球の地底に行くと、ヒトラーや法王、ジョブズ、サッチャーなどなど、沢山の有名人が集っていて、どーも彼らは、太古の恐竜がいる時代に飛来した宇宙人たちらしく、彼らが地球の中枢に入り込んで地球を操っていたらしいって事なんです。で、最終的に核戦争を起こしちゃったよ的な・・・。

 

もー、ここら辺で、はぁ~??ってなると思うけど、ま、受け入れてください。で、その地底には、恐竜をペット扱いして、乗っちゃったりしているヒトラーがいる訳よ。そいつらが、何故か、月面に攻めてくるんだけどね。もー、自分で説明していても、よく解らなくなってきちゃったぁ~!とりあえず、そんな雰囲気なんです。面白いでしょ~!?

 

 

ふぅ~、言い切ったわ・・・。もう、めちゃくちゃなんだけど、それはそれで、受け入れてしまえば面白いんです。色々な映画や絵画や、流行りものなどなど、バンバン取り入れてあって、それを見つけるのも面白いですよ。最後の晩餐の絵も出てきていたし、監督が好きな映画へのオマージュ的な部分も多々ありました。デジャブかなって思っちゃった。

 

恐竜に乗ったヒトラーは見ものでした。それに最後、大笑いしました。うーん、そう来るかって感じ。やっぱり海外は腹が座ってるなぁ。だって、国名をはっきり出しちゃうんだから。ああー、日本映画の”仮想敵国”とかって、ケツの穴小せぇなぁ~って思っちゃいました。(笑)

 

 

このままだと、この映画、人類が宇宙を点々としながら生き延びるってことで、延々と続きそうです。また、クラウドファンディングかしらね。今度はさぁ、宇宙で”宇宙戦艦ヤマト”と出会うとかしてよ。まぁ、この名前を出すと怒られそうだから、宇宙船ヤマトくらいにして、侍が乗ってたりすると面白そうだけど。

 

あまりにもバカバカしくて、面白くて、考えるのが馬鹿らしくなる映画でしたが、面白いです。完璧にB級、いやD級映画を観ると思って、脳を停止させながら観ると、本当に楽しめます。絶対に難しい事を考えないで観てくださいね。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。バカバカしくて面白い映画ですが、真面目に映画を観る方は辞めてください。おバカ映画にお金を払っても良い人のみ、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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