「プロメア」今石&中島コンビの作品が面白く無い訳が無い!まして動きがトんでもなく素晴らしいです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「プロメア」を観てきました。

 

ストーリーは、

突然変異で誕生した炎を操る人種「バーニッシュ」の出現をきっかけに、未曾有の大惨事である「世界大炎上」が起こり、世界の半分が焼失した。それから30年後、一部の攻撃的なバーニッシュが「マッドバーニッシュ」を名乗り、再び世界を危機に陥れる。これにより、対バーニッシュ用の高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」の新人隊員ガロと、マッドバーニッシュのリーダー、リオという、それぞれ信念を持った熱い2人の男がぶつかり合うことになる。

というお話です。

 

 

ある時代、地球の人々の中に突然変異で誕生した炎を操る人種「バーニッシュ」が現れる。それを期に「世界大炎上」が起こり、世界の半分が消失してしまう。それから30年後、地球の騒動は沈静化し、人々は落ち着きを取り戻すのだったが、一部の攻撃的なバーニッシュが「マッドバーニッシュ」を名乗り、再び世界を危機に陥れようとしていた。

 

そんな世界に現れた火消し。その時代の消防隊「バーニングレスキュー」は、バーニッシュが引き起こす火災を消火する仕事をしている。そんなバーニングレスキューの新人の隊員・ガロ・ティモスは、今回も火事を消そうと現場に現れるが、テロリストのマッドバーニッシュは自由自在に火を扱って、ガロたちの行方を阻んでくる。マッドバーニッシュの頭であるリオ・フォーティアは、腕も起ち、ガロの前に立ち塞がるのだが、ガロも負けてはいない。そして戦いの末、ガロがリオを捕らえることに成功する。

 

 

現在、都市のトップとして君臨するクレイ・フォーサイトは、その昔、ガロを助けた人で、現在は、この都市を統率している人物である。リオを逮捕したガロはクレイに表彰され、尊敬している人に労いの言葉を言われてテンションが上がりっぱなしである。しかしリオたちは、他の仲間が捕らえられているであろう場所を見つける為にワザと捕まったのであり、仲間を見つけて、その炎で基地を焼き尽くし、バーニッシュを連れて逃げ出してしまう。

 

逃走を聞いたガロやバーニングレスキューたちは、バーニッシュたちを逮捕しようと彼らが居るであろう場所に赴くが、そこには懸命に生きるバーニッシュの姿があった。力を使わなければ普通の人間なのだから差別をする必要は無いのにとガロは訴えるが、クレイ直下の部隊はバーニッシュを捕獲する為に動き始める。

 

 

クレイを全面的に信頼していたガロだが、クレイの恐ろしい側面を知ってしまい直訴するのだが、捕らえられてしまい、何もすることが出来ない。そんなガロを仲間が助けようと動き始める。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、面白かったぁ~!これ、劇団新感線などの脚本を手掛ける中島かずきさんの作品なので、面白く無い訳が無いんです。その上、声を当てているのは、劇団新感線に出演が多々ある松山さん、早乙女さん、堺さん、そして古田さんなので、もう、”髑髏城”が再び!っていうように面白いし、ドキドキするんです。まして、アニメーションが、早乙女さんなどの動きを見て描いているらしく似ているんですよぉ。新感線の舞台を知っている方は、アニメというより、そちらで楽しめると思います。

 

 

とにかくガロとリオのコンビが素晴らしいんです。敵同士なのですが、どちらも戦闘能力が高くて、観ていて面白いんです。私は、久しぶりに”ダイターン3”の波嵐万丈が帰ってきたかと思いましたよ。あー、年がバレるっつーの。あの素晴らしいデフォルメのアニメは金田飛びを彷彿とさせるわね。スタジオZさんの血を受継いでいるのかしら。観ていて興奮したわぁ~。ああー、オタクの血が騒ぐぅ~!

 

スミマセン、つい、素晴らしいアニメを観た後はオタクの血が騒いでしまいます。アニメも素晴らしいし、ストーリーも良く出来ているので、文句のつけようがないんです。そこらの邦画を観ているより、このアニメを観た方がよっぽど面白いのよ。貞子を4DXで観るなら、この”プロメア”を4DXで観たかったわ。こちらの方が、動きといい、話と言い、レベルが高いので、4DXで観ると、本当に楽しめると思うんです。勿体ないなぁ。

 

 

きっと、アニメというだけで、高齢者の方とか、アニメに偏見がある方は観ないと思うのですが、この内容ね、とっても大切な事を言っているんです。たまたまバーニッシュになっちゃったけど、本当は普通の人間だったんです。たまたまなのに、凄い偏見で、差別を受けるのですが、それっておかしいでしょ。ガロが言うように、別にバーニッシュであっても大人しく普通の人と共存出来るなら何の問題も無いはずよね。差別される言われはないんです。

 

 

たとえば、日本で生まれて日本で育ってきた韓国人だって中国人だって、日本しか知らないのに差別を受け、たとえば、事故で足を失ったり手を失ったり、脳に障害を負ったりしても、迷惑だと言って差別を受ける。同じ人間でしょ。血が違っても同じ育ちなら一緒だし、障害があっても助けてあげれば一緒じゃない。なんで差別されなきゃいけないの?バーニッシュも、突然に炎を操れるようになっちゃっただけなのに、差別されて逮捕されるんです。おかしいよねぇ。

 

そんなことが、良く描かれていて、特殊な人間を利用しようとするクレイがムカつくのよ。もー、許せねーわっ!って感じで、ドキドキして、凄く楽しみました。アニメーションも素晴らしい出来で、良かったです。ましてガロもリオもカッコ良くて、まるで”髑髏城の7人”を見ているような気持になりました。

 

 

私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。私、きっと、これはBlu-rayを買っちゃうなぁ。ゆっくりアニメーションの動きが観たいもん。素晴らしかったです。皆さん、劇団新感線の舞台を観る感じでみると、凄く楽しめると思いますよ。動きが舞台上に立っている彼らに凄く似ています。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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