「レプリカズ」SFとしては酷いけどキアヌの新作だし、まぁ、楽しめると思います。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「レプリカズ」を観てきました。

 

ストーリーは、

人間の意識をコンピュータに移す実験成功を目前にした神経科学者ウィリアム・フォスターは、突然の事故により最愛の家族4人を一度に亡くしてしまう。失意の中でフォスターはタブーを犯し、家族の身体をクローン化させ、意識を移し変えることで完璧なレプリカとしてよみがえらせることに成功する。家族との幸せな日々を再開しようとするウィリアムの前に、研究サンプルとして家族を奪おうとする政府組織が襲い掛かる。

というお話です。

 

 

ある企業の研究室で、人間の意識を人工脳に移す実験をしていたウィリアム・フォスター。あと一歩で成功するという所で、家族と乗っていた車が事故に遭い、自分以外の家族である妻と3人の子供を失ってしまう。突然のことに戸惑うウィリアムだったが、直ぐに部下を呼び4人の遺体を研究所に運び、彼らの意識を抜き出し、研究所にあったクローン体にその意識を転送してしまう。

 

ウィリアムの家族はレプリカとして蘇り、家族の死は無かったことにしてしまおうとする。しかし、研究施設の実験体を使ってしまったために、企業は、実験体の行方を探し出す。そしてウィリアムが盗んだことを突き止め、彼を追い始める。

 

 

このままでは、家族は連れ戻され、実験体として使われてしまう。しかし追手はしつこく、家族は捕まってしまう。ウィリアムは、家族を取り戻す為に、仕方なく、その実験データを完成させて渡すという取引をして、家族を取り戻そうとする。しかし相手はデータさえ手に入れてしまえば、ウィリアムも家族も殺してしまうだろう。考えたウィリアムは、ある一計を講じることにするのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

キアヌ・リーヴスの新作SF映画です。期待していたのですが、ちょっと設定が甘いのと、物足りなさが残る感じでした。まず、人の意識を人工脳の移すという事なのですが、これは”攻殻機動隊”の世界と同じですよね。殻を移すというだけなので、近未来にはあり得る設定ですが、クローン体に移すというんです。クローン体だと、脳は人間の脳なのであり得ないハズなんですけどねぇ。ロボット体に移すのはあり得ると思うのですが、クローン体というのはダメだなぁと思いました。

 

 

まして、事故に遭って直ぐに研究所に帰ってクローン体に移すというのですが、何で、誰のモノとも分からないクローン体に家族の意識を移して、同じ顔や大きさになるの?クローン体って、一瞬で出来上がる訳じゃなくて、培養時間が莫大にかかるはずなんだけど。謎でした。それに、ウィリアムの意識も、ある目的で移してみるのですが、それはクローン体じゃなくて、ロボット体なのよ。不思議でしょ。どうせなら、自分の意識も、自分のクローン体を作って移した方が良いでしょ。

 

この企業は、まぁ、こういう映画では良くある、戦争兵器でボロ儲けしようとする企業なのだけど、あまりにもありふれていて、そろそろこのパターンも変えた方が良いんじゃないかなぁと思いました。死なない兵士を作りたいんだって。それならドローンでいいじゃないねぇ。人の意識を移したら、精神が壊れゃいますよ。それともサイコパスの人間の意識だけを移して、戦場に送り込むとかするのかしら。何にしてもおかしな設定です。

 

 

結構、納得のいかない部分が多々あり、ツッコみを入れたいところなのですが、あまりにも多いので、ちょっと面倒になってしまいました。何をやっても、まぁ、映画だからね。イイんです。許します。でも、疑問が沢山残るってことは、そんなに面白くないって事なんですけどね。納得して満足が出来ないので、物足りなさが残るんです。やっぱり、どうせやるなら、ちゃんとやって欲しいなぁと思いました。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いと思います。キアヌ・リーヴス主演ですし、SFとしては酷いけど、観ていて楽しめるとは思うので、あまり考えずに観て頂ければよいと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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