「スノー・ロワイヤル」遣り過ぎ感満載で、何故か笑いがこぼれてしまうアクション映画でした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「スノー・ロワイヤル」の試写会に行ってきました。cocoさんサイトの独占試写会に当たりました。(^^)v

 

ストーリーは、

雪深い静かな田舎町キーホー。この町で除雪作業員をしているネルズ・コックスマンは模範市民賞を受賞するほど真面目な男だった。しかしネルズの1人息子が麻薬の過剰摂取に偽装され、殺されてしまったことから事態は一変。地元の麻薬王バイキングの組織に息子が殺されたことを突き止めたネルズは、素手や銃、さらには除雪車で、組織の人間を1人また1人と殺していく。ネルズの復讐劇を敵対する麻薬組織によるものと勘違いしたバイキングは敵対組織を襲撃。相手もその報復に乗り出し、ネルズの復讐劇は2つのマフィア、さらに警察をも巻き込んだ戦いへと突入する。

という内容です。

 

 
雪の町キーホーで模範市民賞を受賞するほどの除雪作業員ネルズ・コックスマン。ある日、空港の貨物作業員として働く一人息子が、同僚が手を貸していた麻薬の横流しの仲間と間違われ、地元の麻薬組織に殺されてしまう。
 
息子が麻薬の過剰摂取で死んだと聞かされ、息子が麻薬をやる訳が無いと言うのだが、誰も信じず、妻さえも何で気が付かなかったとネルズを責める。納得のいかないネルズは息子の部屋を探るのだが何も出てこない。おかしいと思っていると、ネルズの前に息子の同僚だった男が現れ、事の顛末を話し、巻き込んで悪かったと謝る。
 
 
マフィアに殺されたと分かったネルズは、同僚の男に誰が殺したのか聞き出し、その男がいる場所へ行く。そして除雪機を操る剛腕で男を叩き潰し、誰に頼まれたのか尋ねる。男に息子殺しを依頼したらしい男の元へ行き、その男も殺し、次に関係した男に向って行く。
 
一方、何故か部下が次々と殺されていくのを不審に思った麻薬王のバイキングは、部下に捜査を依頼するが、犯人は分からず、敵対するマフィアの麻薬王ホワイトブルの仕業ではないかと考える。そしてホワイトブルの息子を制裁として殺して雪の中に吊るして晒す。良好な関係を保っていたホワイトブルは復讐を決意し、バイキングを追う。
 
 
マフィア同士の抗争が始まり、それとは別に息子の死に関わったマフィアを一人、また一人と殺していくネルズ。それまで静かな町だったのに突然に騒がしくなり、地元警察のキムはやっと面白くなってきたと喜び、マフィア関係の事を調べ始める。
 
ネルズは自分と同じ苦しみを味合わせようと、バイキングの息子を誘拐し、彼をおびき出す作戦に出るのだが・・・。後は映画を観てくださいね。
 

 

これ、真面目なサスペンスアクションかと思って観始めたのですが、なんと、大笑いをしてしまうコメディでした。いや、一応、サスペンスアクション映画なのですが、それがもう、やりすぎっていうくらいやりすぎるのよ。ネルズもマフィアも、もう、オイオイっていうくらい、残酷なんだけど笑っちゃうの。だって、どいつもこいつも裏切り者で、殺されていくんですもん。ちょっとぉ~っていうくらい、どのマフィアも節操が無いんです。

 

ネイティブアメリカンのマフィア・ホワイトブルが出てくるのですが、本当に彼らは、ただ、巻き込まれただけで、何にも悪い事してないんですよ。まぁ、麻薬を売ってはいるんだけどね。でも、バイキングのシマを荒らしている訳ではないんです。なのに、突然に息子が殺されて、激怒しちゃうんです。

 

 

この映画の面白い所は、ネルズもバイキングもホワイトブルも、息子を溺愛しているという事かしら。だから、本当は普通のお父さんなんです。だけど、仕事が麻薬王だったりするから酷いことになってしまう。ネルズは、たまたま巻き込まれただけですけどね。

 

でも、このネルズ、”実は”っていう血筋の生まれでした。観ると解るのですが、まぁ、それなら激怒するとこうなるよねって感じなんです。怒らせると怖い人だったんです。もー、CMでも使われているけど、木を切って車に突き刺すわ、除雪車で追い回すわ、酷いんです。どこが模範市民なんじゃぁ。同じ地域にいて欲しくない人ですね。

 

 

この映画、実は、ノルウェー映画「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車いう映画のリメイクです。監督は元の作品と同じハンス・ペテル・モランド監督がハリウッド版としてリメイクしました。本当に良く出来ていて、一人、また一人と殺されていく毎に、画面に名前が出て十字架が出るんです。遊んでいるとしか思えないほど、楽しんで人を殺していくところが、もう、何とも言えずに笑えました。内容はコメディじゃないのに、作り方が面白くて、コメディっぽいんです。楽しいですよ。

 

私が好きだった場面は、ネルズがマフィアを殺して鉄網で巻いて滝に捨てるのですが、そのやり方が、まるで”しまっちゃうおじさん(スナドリネコさん)”なのです。ハイハイ、巻いちゃって、滝にしまっちゃおうねって感じで、真顔で作業をして手際良くしまっちゃうんです。リーアム・ニーソンさんって、見た目も”しまっちゃうおじさん”に似ているのよねぇ。”ぼのぼの”を実写でやったら、リーアムさんにスナドリネコさん=しまっちゃうおじさんをやって貰いたいなぁって、ある訳ないでしょっ!!自分でツッコんでしまった・・・。

 

 

この映画、マジで面白いです。私は、超!超!お薦めしたいと思います。なんか、私の琴線に触れた感じで、残酷で酷い内容なのに、どうしても笑ってしまうという、この雰囲気が凄く好きでした。公開は6/7なので、もう少し待っていてくださいね。でも、これは面白いです。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

スノー・ロワイヤル|映画情報のぴあ映画生活