【イタリア映画祭】「帰ってきたムッソリーニ」ムッソリーニはあまり詳しく知らないのでちょっと残念。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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イタリア映画祭2019「帰ってきたムッソリーニ」を観てきました。5作目です。

 

ストーリーは、

独裁者ムッソリーニが現代のローマによみがえった!売れない映像作家が、復活した彼をカメラに偶然収めたことから、ムッソリーニを主役にしたドキュメンタリー映画の制作を思い立つ。2人でイタリアを旅しながら、若者がスマホで彼の姿を撮ろうとする現代のカルチャーに戸惑いながらも、テレビに出演したりとかつての総帥は人気者になっていく。そして国を再度征服しようとするが…。

というお話です。

 

 

ドイツで制作され大ヒットした「帰ってきたヒトラー」のイタリア版リメイク作品です。

 

ある日、突然にイタリアの独裁者ムッソリーニが現代のローマに甦る。たまたま、その場所で撮影をしていた映像作家は、復活した彼をカメラに偶然収めたことから、ムッソリーニを主役に、ドキュメンタリー映画の製作を思い立つ。ムッソリーニを上手く丸め込み、一緒にイタリアを旅しながら、各地でムッソリーニを見たイタリア人の反応をドキュメンタリーで撮影していく。

 

 

最初は、現代に驚き、恐れていたムッソリーニだったが、段々と現代に馴染んでいき、スマホも扱えるようになり高速メール打ちも習得してしまう。そして現代だとメディアが力を持っていることに気が付き、メディアを使って、自分の思想を広げていこうと動き出す。

 

ムッソリーニのそっくりさんだと思っている人々は、彼の周りに集まり、彼は人気になって行く。その人気を使って、ムッソリーニは自分の考えをメディアに載せてイタリア全土に配信し始めるのだったが・・・。あとは、映画を観てくださいね。

 

 

あの「帰ってきたヒトラー」とほとんど同じだけど、ヒトラーがムッソリーニに変わっています。でもね、ヒトラーというと、悪の代名詞っぽく覚えているんだけど、ムッソリーニって、そんなに理解していないんですよねぇ。だから、ヒトラーと比べると、何をした人なんだろうって感じで、確かに、ヒトラーよりも先にファシズムをやり始めた人だってことくらいしか、あまり興味が無かったので、この映画も、イマイチだったかなぁ。

 

きっと、ムッソリーニをある程度勉強している人には、凄く笑えて、面白いと思うのですが、あまり顔さえ知らないので、このムッソリーニが似ているのかも良く解らず、何とも微妙でした。でも、映画の中で、現代に馴染んでいく姿は、凄く笑えたし、おっさん、何やってんの?って感じで面白かったです。

 

 

これ、私は凄く残念なんだけど、自分があまりムッソリーニを知らないがために、あまり映画を楽しめなかったと思うので、この映画、今年の秋に公開が決まっているので、それまでに宣伝で、もっとムッソリーニの人となりを広めて欲しいなぁと思いました。日本って、ヒトラーを知っている人は多いけど、ムッソリーニは名前と何をした人っていうくらいで、それほど知らないんです。きっと、年配の方は、戦争で日独伊とかの連合の関係で知っているのかも知れないけど、若い世代は、あまり学校でもやらないし、知らないと思うんです。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。でも、観る前に、ムッソリーニの歴史を、一応、知っておいてください。イタリアでファシズム政権を発足させ、政治を操っていた人です。途中でクーデターがあり、幽閉されるけど、ヒトラーに助けられて逃げたそうです。で、最後は殺されたのかな?そんな感じらしいです。この映画では、歴史については語られないので、一応、知ってから観ると、楽しめると思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

今年の秋に公開です。

 

 

イタリア映画祭2019  http://www.asahi.com/italia/2019/