「キングダム」原作の再現率が高くて驚きました。ここまでやってくれると大満足です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「キングダム」を観てきました。

 

ストーリーは、

紀元前245年、春秋戦国時代の中華西方の秦の国。戦災孤児の少年・信と漂は天下の大将軍になることを目標に掲げ、日々の剣術の鍛錬に励んでいた。王都の大臣・昌文に召し上げられた漂が王宮へ入り、信と漂はそれぞれ別の道を歩むこととなる。

というお話です。

 

 

紀元前245年頃、中華西方の秦の国。戦災孤児になった少年を奴隷商人が売り歩く。奴隷の子の信と漂は、ある農家に買われてそこで共に仕事をするようになった。漂は、奴隷の子は奴隷だが、剣術を磨き強くなって取り立てて貰えれば、大将軍にもなれると言って、信と二人で仕事の合間に剣術の鍛錬をするようになる。

 

 

成長した信と漂は、子供の頃から剣術の鍛錬を続け、二人とも技術は素晴らしいものになっていた。ある日、山で鍛錬をしていると、位の高そうな人物が二人の前に現れる。彼は昌文君と言い、漂を秦国の王宮に召し抱えたいと言い、漂だけ王宮に行くことになる。寂しがる信だったが、ある日の夜、ドアの外の物音に気が付き、開けてみると、そこには血まみれの漂が倒れていた。もう息も絶え絶えで、最後の力で信にある地図を託して死んでしまう。

 

 

漂の最後の願いを聞き、地図に書かれている場所に行くと、そこには漂と同じ顔をしたエイ政という男がいた。秦の国王だったが、弟の反乱に合い、追われる身のようだ。同じ顔のエイ政を見て、漂が彼の身代わりに殺されたことを悟り怒る信だったが、そこへ漂を本当に殺した男が現れ、信はエイ政を守って男を殺し、漂が本当に自分に託したものに気が付いて、エイ政と共に秦国を奪還することに協力することにする。

 

既に国の軍勢は弟側に付いており、エイ政は”山の民”を味方につけて、弟と戦おうとする。しかし山の民とは400年も前に仲違いをして別れた切りだった。昔のような有効な関係を築くために、山の民の王である楊端和を訪ね、自分を信じてくれるように頼むのだが・・・。あとは、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、マジで原作の再現度が高いと思いました。私は、このキングダムの全編を読んでいる訳ではないのですが、ある程度は読ませていただいていて、映画を観たら、本当にマンガから出てきたのかと思うほどの人物の再現率でした。特に、”成蟜”(弟)の本田奏多くんが、あまりにも似ていて、驚きました。あと”王騎”の大沢さん。言葉遣いなども似せていて、ビックリしました。

 

もちろん、主人公の信とエイ政も似ていました。この映画を観て、この二人、以前よりも格段に演技が上手くなったような気がしました。撮影の仕方が上手いのかしら。(笑)とにかく、表情の表し方や動きも、なんか、本当に彼らが体現しているように感じるほどでした。今の若い役者さんって、凄い努力でしょうね。だって、みんな上手くなっていくんだから、ぼやぼやしていると取り残されちゃう。

 

 

長澤さんは、強く美しい女性で、カッコ良かったなぁ。アクションも凄かったです。河了貂の橋本さんは、今回は可愛い役で、男の子なんだか女の子なんだか、わかんない内に終わっちゃいました。でも、可愛かったなぁ。

 

内容に関してですが、クーデターを起こした弟から国を奪還するというお話で、この時代はこんな話が多かったんじゃないかな。直ぐに寝首をかかれる時代で、家族も信用出来なかっただろうと思います。力を持つものが、力を上手く操り、人間を使っていくようにしないと、あっという間に、次の力を持つものが現れてしまいます。まぁ、今の世の中も同じようなもんだけど。

 

 

大きな力を持てば持つほど、その責任は重くなり、行動も制限されてしまう。だからこそ、信頼出来る人間がそばに必要だし、信頼された人間は、それに答えなければならない。国を動かすのも、会社を動かすのも、地域を動かすのも、それは、大変なことだと思います。でも、人がやっている事なんだから、自分にだって出来るんですよ。このエイ政も、そう思って、小さい頃からこの立場に就いたのだろうし、今後の夢も大きく持って、行動し始めたんだと思います。そんなエイ政に協力する信は、大将軍になるという夢を叶えられるのかしら。楽しみですね。

 

 

この映画、とても良く出来ていて、驚くほど再現率が高かったです。私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。本当に満足しました。面白かったです。まだ原作は続いているし、続編も作ってくれることを期待しちゃうけど、この映画化された部分は綺麗に解決するけど、今後の部分は、簡単には切れない部分になっていくから、ちょっと難しいかな。ま、それでも期待はしちゃいます。まず、クーデター編をぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。

 

 

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