【演劇】「PSYCHO-PASS Virtue and Vice」ストーリーが良く出来ていました | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice」を観てきました。アニメ「サイコパス」の外伝という感じです。”Virtue and Vice” は、「美徳と悪徳」という意味らしいです。

 

ストーリーは、

人間のあらゆる心理状態や性格傾向を数値化し計測する包括的生涯福祉支援システム、「シビュラシステム」が導入された日本。人々はこの数値を通称「サイコパス」と呼び、「理想的な人生」を送るため、その値を指標として生きてきた。

 

公安局刑事課三係に所属する監視官・九泉晴人は、公安局局長からの命で連続殺人事件を捜査することになる。遺体は18ものパーツに細かく切断、その一つ一つにナンバリングがされていた。そして、繁華街の路地裏、四箇所に派手に飾り付けるという、いずれも同じ手口で犯行が繰り返されていた。

 

「どうしてバラバラにしたのか、どうして四箇所にしたいをばらまいたのか、ナンバーを付けた理由は何か。」九泉は同じ刑事課三係に所属する監視官・嘉納火炉や執行官たちと、捜査を進める。

 

被害者の身元を調べていくうち、「中国語の部屋」と名付けられた、とある装置が事件に関わりがあることに辿り着く三係。その矢先、街中にバラバラ死体がばら撒かれるという、市民の色相悪化を狙ったサイコハザードが発生。

 

「ヒューマニスト」と名乗る武力闘争組織がテロの犯行声明を上げ、シビュラシステムには重大な欠陥があると批判、さらに大きな事件を予告する。

 

「ヒューマニスト」の存在により混乱と不穏な空気が広まる中、事態の収束に追われる九泉たち。

 

公安局内部に裏切り者の存在が浮かび上がる。

事件の鍵を握る「中国語の部屋」とは、ヒューマニストの狙いとは、そして、”裏切り者”は誰なのか・・・。

 

というお話です。

 

 

私は、サイコパスシリーズが好きなので、この舞台も観てみたいなぁと思っていたのですが、出演者の方々が2.5次元などの舞台で有名な方々だという事で、チケットが買えないだろうなぁと思っていたら、たまたま、抽選で当たりまして、購入することが出来ました。

 

主演の方が、あの刀剣乱舞の三日月役の方だったし、他の方々も、テニスの王子様のミュージカルに出演している方々らしく、会場は一杯で、女性ばかり。グッズ売り場も大変な人だかりでした。パンフレットを買うだけでも大変。みなさん、生写真などなどを沢山購入されていたようでした。

 

内容ですが、よく出来ていました。これ、アニメで映画化したら面白いんじゃないのかな。サイコパスの1作として、映画化して欲しいと思いました。一応、他のストーリーに影響が出ないような内容になっているので、このストーリーを知らなくても、十分にサイコパスは楽しめますが、この話もあると、もっと楽しめるかな。

 

 

でも、この舞台を観るのに、サイコパスを全く知らない人は、きっと、色々な部分が分からなかっただろうなぁ。だって、局長や常守朱が声の出演するんだけど、彼らの説明は無いので、どうしてあの会話になっているのか、何故、常守が局長と対等っぽいのかが分からないだろうと思いました。

 

それにしても、面白かったなぁ。でもね、途中で裏切り者が誰かって話になるんだけど、この監視官と執行官の関係性と特性を知っていれば、誰が裏切り者か分かるんです。だって、行動範囲が指定されていたりするので、裏切る行動が取れる人間しか出来ないでしょ。本編を知っていると、誰しか出来ないよねぇってわかるんです。

 

今までのサイコパスのちょっと哲学的な流れを変えずに、上手く舞台版として作ってくれたと思います。やっぱり、アニメと舞台じゃ違うと思うんです。だって、人間が演じる訳でしょ。どうしても表現出来ないものってあるし、アニメだと背景とか、色々な物で表現出来るけど、舞台だと、人間と、そこにある舞台装置のみで全てを表現しなければならないので、大変だったと思います。なんたって、生身ですもんねぇ。簡単に、そこでカッコ良く飛び降りて撃つとか、残酷に切り裂くとか出来ないですもん。脚本家の方、苦労しただろうと思います。でも、素晴らしくよく出来ていました。

 

今回出てくる「中国語の部屋」とか「哲学的ゾンビ」というキーワードが出てくるのですが、上手く使ってありました。このキーワードに合ったオチというか、内容で、楽しめました。

 

 

私は、この舞台、超!お薦めしたいと思います。私は、この人気俳優さんたちをほとんど知りませんでしたが、サイコパスシリーズを観ている方は、とても楽しめる内容だと思います。この舞台だけで終わらせるのは勿体ないと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。

 

P.S : そうそう、中村靖日さんが出演されていました。「運命じゃない人」という映画で凄く良くて、それから好きな役者さんです。

 

 

舞台「PSYCHO-PASS V V」  https://psycho-pass-stage.com/

「PSYCHO-PASS S S」  https://psycho-pass.com/