「デス・ショット」を観てきました。
ストーリーは、
警備員を射殺した犯人が大金を強奪し、逃走するという銀行襲撃事件が発生した。その周到な計画から、FBIは銀行内部に共犯者がいると推定。容疑がかけられた銀行員のジェイコブは疑いを晴らすため、隣人で元警官のジェームスに協力を求め、独自の捜査をスタートさせる。ジェイコブとジェームスは犯人のアジトを突き止め、現金輸送車襲撃の阻止に成功。しかし、逃走した犯人はジェイコブの身許を割り出し、報復のために妻と娘のソフィアが誘拐されてしまう。ジェイコブとジェームスは犯人との戦いに挑むが・・・。
というお話です。
銀行に勤めているジェイコブは、糖尿病で苦しむ娘を心配しながら、今日も会社へ向かう。いつも通りの業務を始めたところ、強盗が押し入って来て、銃を乱射し、警備員を殺し、金庫を開けさせて大金を強奪して行った。ショックのあまり、良く思い出せないジェイコブだったが、何か出来たのではないかと悔やむ。そんなジェイコブにFBIは、用意周到で隙が無い事から、内部共犯者がいるのではと考え、ジェイコブを疑いはじめる。自分は何もしていないのにと思う気持ちと、何か出来たのではという正義感がジェイコブの心に生まれ、隣人の元警官であるジェームズに相談をする。
ジェームズは、状況を判断し、犯人像の予想をしていく。そしてFBIから、この強盗が連続で起こっており、他の場所でも人が殺されているという情報を聞き、ジェイコブとジェームズは、どこか大掛かりな準備が出来る場所を持っている人間で、武器などの知識もあるというところから、次回に襲撃される場所と場所を特定する。
ジェイコブは、襲撃される予想をした場所へ赴き、犯人の先を読んで、警察を呼び、犯人を窮地に立たせる。そして犯人が逃走時に隠した金を取って、ある場所に隠してしまう。犯人は、金が取られたと知り、彼を陥れたジェイコブを探し出す。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
うーん、この映画、どうなんだろうなぁ。アクションは頑張ってはいたと思うのですが、ストーリーが無理過ぎて、何だか、どうなんだろう。大体、銀行員が銃を持ち出して、犯人と銃撃戦をするというのは、無理でしょ。ま、伏線で、お父さんが警察官だったというのがあるけど、でもねぇ。武装した犯人と対等に撃ち合うって、無理でしょ。
助っ人として、隣のオッちゃんであるブルース・ウィルス演じる、元警官のジェームズが出てくるんだけど、彼は主役じゃないから、そんなに活躍する部分は無いんです。あくまで、主役はジェイコブなのよ。だけどね、このジェイコブ、そんなにイケメンじゃなく、普通のオッサンで、イマイチ、盛り上がらないのよねぇ。
娘が糖尿病で、誘拐されると薬が打てないから危険になって行くのですが、それも、そんなに大変そうに見えず、どうなんだろうなぁと思ってしまいました。脚本が悪いんだと思うんです。
犯人の父親は、既にボケて施設に入っているのですが、戦争体験をいつまでも忘れずに話しているんです。そんな父親を抱えて、犯人の男は、国のために戦ったのに何も知れくれないと言って、そのうっぷん晴らしなのか、強盗をするのですが、これ、無理があるでしょ。民間の銀行からお金を盗むんじゃ、国に復讐してないじゃん。お父さんの介護費用を稼ぐために強盗やってんのかな?犯人の主張が曖昧で、全然、同情は出来ないんです。
その上、主人公のジェイコブは、銀行員なのに警察に協力も求めず、自分で隣のオッちゃんと動きだしちゃうっていう、なんとも無理な設定なんです。これは、ダメじゃないかなぁ。ブルース・ウィルスが出てるから日本公開したけど、そうじゃ無かったら、日本に来てないと思う作品です。
私は、まぁ、お薦めしても良いかなぁというくらいですかね。久々のブルース・ウィルスが観たい方には、良いかも知れませんが、映画の内容を楽しもうとすると、はぁ??という感じなので、難しいかも知れません。あんまり見どころも無いしなぁ。ま、気になったら、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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