「フロントランナー」政治家に私たちが何を求めているのかを考えさせられました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「フロントランナー」を観てきました。

 

ストーリーは、

1988年アメリカ大統領選挙。ゲイリー・ハート上院議員は、史上最年少の46歳で民主党の大統領候補となり、予備選で最有力候補として一気に躍り出た。その若さからジョン・F・ケネディの再来と称され、大衆からも愛されていたハートの状況を一変させる出来事が起こる。アイアミ・ヘラルド紙の記者が入手したハートに関する「ある疑惑」。このスキャンダルが一斉に報じられたことで、ハートの支持率は急落し、予備選の当落線上から姿を消すことになってしまう。

というお話です。

 

 

1984年アメリカ大統領選挙。ゲイリー・ハート上院議員はアメリカ大統領選挙の予備選を戦っていたが、まだ若い事もあり、有力視はされておらず、人気も上がらなかった。結局、上位には上がらず終わってしまう。

 

それから4年後の1988年のアメリカ大統領選挙。今度は、早々と出馬を表明したゲイリー・ハート。その時点でも史上最年少候補であり、既に前回予備選を経験していた事もあり、最有力候補として注目されていた。事務所全員で一丸となって選挙活動を行っており、彼は大統領候補として完璧だと思われていた。

 

 

しかし、彼にも問題はあった。彼の訴える事は確かに素晴らしいし、誰もが耳を傾けるが、政治以外の彼のプライベートの事については、彼は全く答えなかった。彼は、私生活は政治に関係無いから語る必要は無いという考えだったのだ。

 

ある日、ある新聞社にタレコミが入る。ゲイリー・ハートと付き合っているという若い女性からの電話だった。そんないい加減な情報では動けないし、金も払わないと言って新聞社は電話を切るが、気になって、ゲイリー・ハートの家を張り込み始める。すると、若い女性が入って行く姿を見つけ、直ぐに写真を撮った。新聞社はスクープとして女性が入って行く写真と不倫疑惑という記事を載せた。

 

 

ゲイリー・ハートの不倫という文字が踊り、大騒ぎとなってしまい、ゲイリー・ハートは、それまで私生活に関しては一切話さないことを貫いていたのだが、段々と話さない訳にいかなくなって行く。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

政治家は公人なんだから、私生活なんて無いですよね。ハッキリ言って、不倫がしたけりゃ政治家を辞めるべきなんです。国民は、政治家に正しい国の運営を任せる事はもちろんですが、自分たちの見本になってくれるような人、理想になってくれる人と期待している訳です。まぁ、無理だろうけどね。でも裏切らないはずと期待はするんですよ。だからね、期待されているんだから、裏切っちゃいけないの。見本になるべく、正しい人間を貫くべきなんです。政治家でいたいならね。

 

 

このゲイリーさんも、大統領になりたかったら、下半身の事は、しばらく我慢すべきだったんです。我慢出来ないなら、そこら辺のゲスな女子大生もどきに手を出すんじゃなく、高級コールガールを頼むべきだったんです。当たり前でしょ。高級コールガールは、決して情報を漏らさないという事で、高いお金を払うんですから。本当にアホだなぁと思っちゃいました。

 

でも、もし、こうなっちゃったら、クリントンさんの時みたいに、奥さん共々出てきて、申し訳なかったって、公開謝罪をすればいいの。で、奥さんが仕方ないわねって叱って、それで終われば収まるんです。やり方が下手過ぎるぅ~!もー、下半身で身を持ち崩したら、もう上がってこれないからね。今時、それは許されないから。

 

 

日本でもいますよねぇ。政治家で下半身で止めた人。本当にキモいと思っちゃう。レベルが低い女に手を出すから、そういう事になるんです。レベルが高くて頭の良い女性にお願いして、そういう関係になるなら、決して外に情報は出てこないし、問題にならないと思いますよ。もちろん、そういう方には、高いお金を払うべきですけどね。でも、リークされた時のマイナスを考えたら、安いもんじゃないですか。そういう計算が出来ないような人間は政治家に向いていないんです。だから、政治家は、下半身ネタが出ちゃいけないんですよ。

 

政治家は、私生活の潔癖性が必要なのか、私生活を晒すべきなのか、という問題ですが、当たり前に潔癖であるべきだし、私生活は除かれても仕方ないんです。それが嫌なら、政治家いならない事。そんな事を考えさせられた映画でした。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。とても面白い映画だし、男のバカさ加減が解かる内容でした。でも、こうなったら奥さんは表に出たく無くても、夫を助けるべく表に出るべきですよ。やっぱりクリントンの時は凄かったなぁ。次は、奥さんの方のクリントンさんに大統領をやって欲しいな。トランプは嫌いです。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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