【未体験ゾーンの映画たち】「シークレット・チルドレン 禁じられた力」ティモシーくん狙いだけかな。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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”未体験ゾーンの映画たち2019”です。6作目は、「シークレット・チルドレン 禁じられた力」です。

 

ストーリーは、

短距離をテレポートできる超能力を持つ兄妹エヴァとザックは、両親とともに人里離れた静かな土地で暮らしていた。父ダニエルは、妻エリザベスの病気は子どもたちが使う半自然的な能力に対する神罰だと信じ込んでいた。やがてエリザベスが他界すると、ダニエルはテレポートを使いたがるエヴァを責めて家から追い出してしまう。残されたザックは父に反発するが、事態は思わぬ方向へと転がっていく。

というお話です。

 

 

人里離れた一軒家に住む家族4人。兄のザックと妹のエヴァは、仲の良い兄妹。父親の目を盗んで、夜中に外に遊びに出ていく。しかし、外に出ても、その家の周辺には、高い塀が張り巡らされていた。彼らは、その塀から外へは出られないのだった。

 

実は、兄妹には超能力が備わっており、短距離ながらテレポーテーションが出来るのだった。その力を父親は怖がっており、力を使ってはいけないと禁止していた。その力を使うと神からの罰が訪れると思っていたからだった。しかし、妹のエヴァは、その力を抑えきれず、どうしても力を使って、外に出てしまい、兄を呼び出すのだった。

 

 

仲の良い家族だったが、ある日、母親が発作を起こしてしまう。父親は、この母親の発作は、子供たちが力を持ったことへの神からの罰だと思っていた。以前から発作は起きていたが、母親は、そろそろ自分の命の限界を感じ始めていた。そして、自分が死ぬ前に、なんとか子供たちを自由にしてやれないかと考え始めていたのだった。そして、外へ出た罰で、父親に壁に釘で衣服を打ち付けられ、動けなくなっていた兄妹を母親は助け出し、父親に、やり方が酷過ぎることを訴えるのだったが・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

うーん、ティモシー・シャラメくんが出演している作品なので観てみたのですが、ストーリーは、ちょっと物足りないものでした。エスパーものなのに、力は短距離の瞬間移動だけ。そして、その力を、父親が神様の罰だと思っている所も、おかしいなぁと思いました。普通、超能力が備わっていたなら、神様からの贈り物だと思うんじゃないかな。だって、それだけ便利なんだから。不便になるなら罰だと思うけど、便利になるなら、贈り物だよね。母親の発作は、どう見ても病気だと思うのよ。ちゃんと病院に連れて行って、見て貰えば治ったんじゃないのかな?

 

そして、この区域に塀を作って、閉じこもっているのも不思議でしょ。確かに、子供たちが小さな頃は、どこででも、超能力を使ってしまったら目立ってしまって、どこか研究所とかに隔離されちゃうかもしれないけど、ある程度の年齢になったら、制御が出来るし、考える事も出来るんだから、人前とかで力を使わなければ良い訳でしょ。下手に、こんなところに閉じこもっているのではなく、外に出て、少しづつでも、人々と馴染んで行く方が、子供たちには良い教育だと思うんですけど。

 

 

だから、超能力があっても、宝の持ち腐れで、何の役にも立っていませんでした。母親が、もう少し理解をして、何か超能力の使い方を考えてあげれば、抑え付けられずに力が使えて、無駄な事に力を使わなくなっただろうと思うのですけど。外に遊びに行くのに超能力を使うとか、無駄でしょ。歩いて出て行けば良いだけの事よ。普通、超能力を使うと、脳の神経をとても使うはずだから、体力が続かないはずなのよね。力を使ったら休まないと無理になっちゃうから、力の無駄遣いは辞めさせないと。

 

ティモシーくん、「君の名前で~」の前にこの作品を撮影したらしく、あちらの映画ほど、輝いてはいませんでした。でも、美しい少年だったけどね。妹役の女の子と並ぶと、ティモシーくんの頭が小さすぎて、女の子が、嫌に頭がデカくてバランスが悪く見えちゃうの。可哀想でした。彼と共演するのって、女優さんは嫌がるだろうなぁ。

 

 

私は、この作品、お薦めしたいと思います。映画としては、ちょっと物足りないし、しっかりした結末も無かったけど、でも、美しいティモシーくんの若い頃が見れるので、それだけでも良いかと思われました。それに、無駄な超能力も、ちょっと楽しめましたよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。

 

 

未体験ゾーンの映画たち2019

https://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2019