”未体験ゾーンの映画たち2019”です。4作目は、「テリファイド」です。
ストーリーは、
ブエノスアイレスのとある住宅では、次々に怪奇現象が起きていた。下水溝から湧き上がる不気味な声、歩く子供の死体、そしてピルターガイスト現象。警察官のマザはパラノーマル現象を研究するチームと力を合わせ、そこで起きている現象の謎を解明しようと乗り込むが、研究チームに殺意に満ちた最恐の悪霊たちが襲い掛かって来た!
後は、映画を観て下さいね。
アルゼンチン、ブエノスアイレスのある住宅地で、怪奇現象が起きていた。ある男の家では、隣人のリフォームの音がうるさくて眠れない。耐えきれずに文句を言いに行くと、隣家ではリフォームなどしていなかった。そして、その音は、隣家とは違うところから聞こえてきているようだ。それと同時期に、他の家の夫婦は、おかしなことに気が付いた。水道の排水口から声のような音が聞こえるのだ。気味が悪いので、家の周りを調べたりするのだが何も無い。
近所に話を聞きに行こうとすると、近所の少年が道路に飛び出し、車に跳ねられてしまう。驚いた男は直ぐに警察を呼び、母親も呼びに行く。少年は亡くなり、あまりの衝撃に住宅地は騒然となるが、それから数日後にもっと大騒ぎになる。
ある日、亡くなった少年が歩いて帰って来たのだ。家の食卓に着き、ミルクを手にしている。驚いた人々は警察を呼び、警察官のマザはパラノーマル現象を研究する学者たちを呼び集める。3人の学者は、それぞれ、怪奇現象があった家に散らばり、調べ始めるが、その地域に巣食っていた”あるもの”たちが、学者たちに襲い掛かる。
学者たちは、現在の自分たちの次元と他の次元とが交差して、そのはざまにいる怪物が出てきているのだと彼らに訴える。そして、その悪霊たちを、消す為の手立てを探し始めるのだが・・・。後は、映画をみてくださいね。
この映画は怖かったです。私は、良く出来ていたと思いました。ハッキリとした解決はつかないんだけど、この次元が交わってしまった地域で、その異次元から来る怪物と戦うという話は、結構、キましたね。だって、次元が違う所から来るから、何処に、いつ来るのか、分からないんです。それに、面白いと思ったのは、例えば、キャビネットのドアを開けても何もいないけど、横の壁からはドンドン音がしていて、そこをけ破って怪物が出てこようとするっていうのが、面白いと思いました。次元が違うから、どこが繋がっているのか分からないんです。
何人もの学者が出てくるのに、こいつ等が、役に立たないのよ。あんた達、その専門の学者だろうに、何勉強して来たんだよって感じで、役に立たないのよぉ。もー、せめて弱点くらい見つけて欲しいっつーの。
それにしても、この怪物たち、キモいのよ。ゾンビとは違う、何て言うか、そう”進撃の巨人”の巨人を人間と同じくらいの大きさにした感じっていうのかな。でね、何故か裸なの。もー、せめて服を着ろって!アバラが気持ち悪いからっ!ちょっとお気に入りは、ベッドの下に隠れているのに笑っちゃいました。なんで隠れる必要がある訳?ねえねえ、あんた達、隠れる必要無いじゃんって言いたくなりました。そこは笑えたのよ。
これ、ギルレモ・デル・トロ製作によりハリウッドリメイクが決まっているそうです。トロ監督の製作なら、面白くなると思いますよ。怪物の手に目玉が付くかも。そして、歩いて帰って来た男の子の死体も、もっと綺麗になるかもしれません。楽しみです。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。これは、ホラー映画が大丈夫な人なら楽しめると思います。ちょっと残酷な部分もあるけど、おおむね楽しめるんじゃないかな。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
未体験ゾーンの映画たち2019
https://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2019
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