「クリード 炎の宿敵」ストーリーは判っていても楽しめてしまう、これだよねぇのサクセスストーリー! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「クリード 炎の宿敵」を観てきました。

 

ストーリーは、

ロッキーの指導の下、世界チャンピオンに上り詰めたアドニスは、かつて父アポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子ヴィクターと対戦することになる。ヴィクターの反則行為により試合には勝利したものの、敗戦同様のダメージを受けてしまったアドニスは、心身ともに不調に陥ってしまう。やがて婚約者のビアンカが出産して父親になったアドニスは、ロッキーから父親という存在の大切さを諭され、しばらく一線から遠のくことに。しかし、「ボクシングこそが自分そのもの」と気づいたアドニスは、ヴィクターとの再戦を決意する。

というお話です。

 

 

前作にて、ロッキーに指導を受けて、世界チャンピオンに上り詰めたアドニスは、恋人のビアンカにプロポースをして承諾を貰い、幸せの絶頂にいた。そんな時に、その昔、父親のアポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子・ヴィクターが、アドニスに挑戦状を突きつけてきた。突然の挑戦に驚くアドニスだったが、父を殺したドラゴに復讐したいという気持ちが大きくなって行く。しかしロッキーは、ドラゴ親子が復讐の為にアドニスを狙っていることを感じ、試合を受けない事を勧めるのだが、アドニスは試合を受けることにしてしまう。

 

イワン・ドラゴは、アポロに勝った後、ホーム(ロシア)での試合でロッキーに負けた為に、国に見捨てられ、妻も出て行ってしまい、自分一人で息子を育てて、ボクサーとしての教育も施してきたのだった。ヴィクターは、そんな父親の苦労をずっと見てきており、父の為にも、自分の為にも、国や母親を見返してやろうと、沢山の訓練を重ね、大きな身体を生かして、とんでもなく強いボクサーへと成長していたのだった。

 

 

ドラゴとの試合を反対していたロッキーを外して、アドニスはヴィクターとの試合に挑むが、その強さに翻弄され、彼の反則によって勝利は勝ち取ったが、ボロボロになり、見た目は敗北に等しかった。直ぐに入院したアドニスは、チャンピオンベルトは渡さなかったものの、世間では敗北と見られてしまい、恐さと悔しさで、ボクシングから離れてしまう。

 

ビアンカに子供が生まれ父親となったアドニスは、娘にも障害があるようだと知り、ロッキーに”それでも愛せるか”と言われ、力強く愛せると誓い、娘に情けない自分を見せたく無いと思って、ドラゴからの再戦を受けることとする。今度の試合はロシア。アウェーでの試合となり、判定では勝ち目がない。今度こそ本気になったアドニスに、ロッキーは、判定じゃない勝ち方をすれば良いと言って、アドニスを再度、鍛え直す事にする。二人は、アウトローが集まるボクシングの”虎の穴”と呼ばれる場所へ行き、秘密訓練を積んで、試合に臨むのだが・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

うーん、ロッキーでした。まんま、ロッキーでした。あのテーマが流れてきたら、きっとやってくれるって感じで、面白かったなぁ。なんで、解かっていても、こんなに楽しいんだろう。もう、観ていて、ストーリーも何もかも最初に判ってるって言うのに、毎回、ドキドキしてしまう自分に笑ってしまいますが、それでも面白いのよねぇ。今回も、十分に楽しんでしまいました。

 

 

アドニスは、やっとビアンカと結婚にこぎつけて、子供も授かるのですが、ビアンカに聴覚障害があるので、子供にももしかして、と心配しているんです。そして、生まれて検査をすると、娘も聴覚に障害があるようだと言うことが判るんです。二人が凄く心配をしていて、聴覚障害を知った時の悲しそうな表情が、何とも言えませんでした。親ってそういうものですよね。出来れば五体満足で産まれて欲しいと思うけど、でも、もし障害があっても、絶対に守り抜くって強く思うのだろうなぁ。そういう部分も良く描かれていて、人間ドラマとしても良かったなぁと思いました。

 

 

そんなアドニスとビアンカの若い夫婦を見ながら、ロッキーは、自分の息子との事を考え始めます。長い間、疎遠にしている息子に遭いたいという思いが募るのですが、どうしても勇気が出せないんです。長く会っていなければ会っていないほど、連絡が取りにくくなりますよね。そんなロッキーも、アドニスの成長と同時に、段々と心の変化が現れて行きます。

 

そして、ドラゴ親子も、とっても可愛そうな生き方をしてきたようでした。イワンが選手だった時にサポートしていた強い女は、国から与えられた妻だったのかなと思いました。アメリカに勝つ為のボクサーだったので、政府関係の彼女が妻になったのだろうけど、利用価値が無くなったと思ったら、直ぐに彼女共々、国も手を引いたのでしょう。酷い国だなぁと思いました。だからイワンは父と息子で、必死で戦ってきたのでしょう。そんな二人の姿は、カッコ良く見えました。

 

 

面白かったのは、ロッキーがアドニスを連れて行った、ボクシングの訓練場の”虎の穴”かな。今時、そんなとこに、無法者が集まる様なボクシング場があるかっつーの。つい、”虎の穴”と聞いて笑ってしまいました。おいおい、タイガーマスクかっつーの。その訓練方法も、何だか、とってもアナログで、本当にロッキー4を思い出しましたよ。あの時も、ロッキーは、寒そうな山で走ってたもんねぇ。ロシアに勝つには、アナログじゃないとダメなのかしら。笑えるわ。

 

最後に、アドニスを演じていたマイケル・B・ジョーダン、イイ身体に仕上がってましたよぉ。もー、その筋肉、触らせて~!ビッカビカのパンパンになってました。本物なのかな、肉襦袢じゃないのかな。凄かった、マジで凄かった。触りたいっ!

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。本当は”超”を付けたいくらいなんだけど、あまりにも話が最初から解っているので、それでも、楽しめる方にって事で、付けませんでした。水戸黄門が好きな日本人は、楽しめると思うんだけどね。スタちゃんは、年を取ってもカッコ良かったです。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

クリード 炎の宿敵|映画情報のぴあ映画生活