「キックス」スニーカーを巡って、少年が男になって行く姿が描かれていました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「キックス」を観てきました。

 

ストーリーは、

15歳の少年ブランドンは、クールなスニーカーさえあれば、現実から逃れられると信じている。しかし、必死に貯めたお小遣いで手に入れたお気に入りのスニーカーが逆に目立ってしまい、地元のチンピラたちに目を付けられてしまう。チンピラたちにスニーカーを奪われたブランドンは、2人の親友を連れてスニーカーを取り戻そうとするが・・・。

というお話です。

 

 

15歳の少年ブランドンは身体が小さく、学校でもいじめられていた。ブランドンは、きっとクールなスニーカーを履いていれば、そんな現実からも逃げられて、自信を持っていけると信じていた。近所の友達とは仲良くやっており、3人でつるんでいた。

 

ある日、必死で貯めたお小遣いで、欲しかったスニーカーを手に入れる。意気揚々とスニーカーを履いて町を歩いていると、スニーカーが目立ってしまい、地元のチンピラに目を付けられ、囲まれて暴行され、スニーカーを奪われてしまう。

 

 

スニーカーを奪った奴の名前は判っているので、取り返そうと作戦を練るが、仲間の二人は、危ないから辞めた方が良いと乗る気じゃない。ブランドンも考えに考え、やっぱり取り戻そうと考える。そして、チンピラの家を突き止め、その家に忍び込んで、自分のスニーカー以外に、そのチンピラの子供のスニーカーも、報復として盗んでくる。しかし、見つかってしまったブランドンは、チンピラに付け狙われ、そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

うーん、面白くない訳では無いけど、凄く面白いとも言えないかな。良くある、黒人スラムの問題を描きながら、その中でも、夢を持って、正しい事をしようとする青年を描いていました。

 

このブランドン少年、背が小さくて、痩せているから、黒人っぽくないんです。それで、この黒人が多数住む町でいじめられているんです。でもね、彼はへこたれずに立ち向かい、必ず、宇宙飛行士が助けに来てくれると信じているんです。彼の心は、こんな狭い地域に縛られるのではなく、宇宙へと気持ちは動いているんです。だから、どんなに町の人々が荒れていても、それに混ざって、同じ様な事をしようとは思わないんです。

 

 

きっと、こういう子供って沢山いるんじゃないかしら。そんな酷い地域に沈んでしまうのではなく、外に出て、広い世界で行きたいと思っているんじゃないかしら。だけど、友人などに引っ張られて、ドラッグにハマってしまったり、直ぐに暴力に訴えようとしてしまうように育てられてしまう。そうなると、その地域から出て行けなくなってしまう。そんな繰り返しんじゃないかと思うんです。この映画は、それを断ち切りたいと思って、作られているように思えました。

 

 

スニーカーはエア・ジョーダンでした。うーん、そんなにエア・ジョーダンって、みんな欲しいスニーカーなんですね。私は、全く興味が無くて、まして、サイズが無いので、買えないんですよ。あれ、大人用は22.5cmからでしょ。私、足が小さいので、ダメなんです。でも、そんなにみんなが欲しいと思うようなスニーカーなら、1足、買ってみようかな。子供用ならサイズがあるかもしれないから。だけど、デザインがダメかなぁ。(笑)

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁと思います。何度も言いますが、面白い訳では無いのですが、イマイチ、パンチが無いんですよねぇ。なので、途中で眠くなっちゃうんです。確かに、少年が”男”になるストーリーは感動だったし、良かったのですが、ちょっと、進み具合がぬるいかな。でも、面白いので、興味があったら、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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