「ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユー」天使を呼ぶ声を持つ女性は、もういないんですね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユー」を観てきました。

 

ドキュメンタリー映画なので内容は、

1980~90年代を代表する女性シンガーで、グラミー賞に8度輝き、全世界で2億枚以上のアルバム売り上げたホイットニー・ヒューストン。その輝かしい栄光の陰でボビー・ブラウンとの結婚を境に、薬物問題、複雑な家族問題などが話題を集めるようになり、2012年2月に48歳という若さで不慮の死を遂げた。ホイットニー・ヒューストン財団公認による本作では、ホームビデオなどの映像や音源など、膨大なアーカイブから未発表素材のほか、彼女の家族、友人、仕事仲間などの証言から、ホイットニー・ヒューストンの真の姿を紡いでいく。

というお話です。

 

 

ホイットニー・ヒューストン、本当に美しくて、素晴らしい声をしていました。彼女のような透き通った声で、ゴスペルを謳われたら、本当に天使が降りてきそうですよね。本当に素晴らしかったです。

 

私は、学生の頃から深夜のラジオを良く聞いていたので、彼女がデビューして日本で歌声を聞けるようになった頃から、素敵だなぁと思っていたのですが、やっぱり、本当に好きになったのは「ボディーガード」の映画からです。あの時、ケビン・コスナーとのラブストーリーは、本当に良かった。あのサスペンスアクションに、彼女の歌が乗って、最高に盛り上がったと思います。ホイットニーの歌が無かったら、あんなに盛り上がらなかったですもんね。私は、今でも、あの映画は名作だと思っています。

 

 

今も、ブログを書きながら、ボディーガードのサントラを聞いていますが、本当に歌を聞いているだけでも泣けてきそうです。なんで、こんなに感情のこもった歌い方が出来るのかしら。まして、音域がとんでもなく広くて、高音が、上がって上がって、更に上がって半音上がるとか、とんでもないです。彼女のような歌手は、もう出てこないのかなぁ。

 

歌の上手い人は沢山いるけど、ホイットニーのように、声が柔らかくてふわりと降りてくるような歌い方は無いですよ。聞いていて気持ち良くなるって、こういう歌だと思うのよね。もっと聞きたかったです。

 

 

彼女の人生が、こんなに大変なものだったとは知りませんでした。母親も有名な歌手だったんですね。それも知らなかったな。父親にも騙されたりしていたなんて、本当に可愛そうだと思いました。なんでお金が入っちゃうと、みんなおかしくなっちゃうのかなぁ。そりゃ、お金は必要だし、あった方が良いけど、ある程度以上は、別に要らないんじゃないの?何処までもお金に執着する人間は理解が出来ません。

 

 

元夫のボビー・ブラウンとも、色々あったんですね。お互いに歌手だった事もあるだろうし、時代もあるのかなぁ。妻の方が有名になっちゃって嫉妬するって、それ、愛し合ってないと思うんだよなぁ。本当に好きだったら、自分は裏方に回っても良いと思えるだろうし、それが嫌なら、妻とは離れた場所で仕事を始めるべきじゃないの?一緒に仕事をするのは、お互いの首を絞めることになるって気が付かなかったのかしら。観ていて、これ、絶対にやっちゃダメなことだよぉ~って思いました。私も自分が会社をやっているので、夫が引退したら手伝って貰おうかと思うけど、名義だけ夫を社長にして、仕事は自分だけでやるつもりですもん。すぐに喧嘩になって、夫婦仲もダメになっちゃうと思うから。

 

ホイットニーの人生には、ドラッグが付きまとっていたようですね。どうしても辞められなかったと言っていて、そんなに大変だったんだと思いました。映画の中で、日本のツアーの時も、日本で手に入れていたと言っていて、あの時代はそんな事もあったのかなと思いました。本当にドラッグって恐ろしいです。絶対に手を出しちゃダメです。

 

 

彼女が不安定で、どうしてもドラッグから離れられなかった原因の一つに、子供の頃に性的虐待を受けた過去があったようでした。それも女性に受けたようです。その話の時に、ホイットニーが「自分が誘うような事をしたのかもしれない。」と言っていたと聞き、酷い!と思いました。8歳の子供に性的虐待なんて、子供は何も悪くないでしょ。完璧に大人の責任だっつーの!絶対に許せないです。被害者に原因は一つも無いですから。子供にそんな事を思わせるような人間は、脳の性欲中枢を潰してやればイイのよ。

 

そんなホイットニーに育てられた娘のクリスティーナさんも、母親と同じような不幸な最後だったそうで、可哀想です。ホイットニーは、歌が上手かったために、周りに振り回され、利用されて、自分としての人生を歩けなかったような気がしました。もし、誰か一人でも、彼女を親身に支えられる人がいたなら、もしかしたら、ドラッグに逃げることもしないで、歌を歌い続けていられたかもしれません。本当に残念です。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。ドキュメンタリー映画なので、ストーリーが面白いということはありませんが、ホイットニー・ヒューストンという素晴らしい歌手がいたこと、彼女がどんな人だったのかという事を知る事が出来ます。でも、「ボヘミアン・ラプソディー」を観ちゃっているから、ドキュメンタリーよりも、キャストを決めて、再現ドラマ的な映画にして欲しかったかな。その方が見やすかったかと思います。でも、貴重なホイットニーの映像が観れるので、楽しめますよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

ホイットニー ~オールウェイズ・ラヴ・ユー~|映画情報のぴあ映画生活