「暁に祈れ」を観てきました。
ストーリーは、
タイで自堕落な生活から麻薬中毒者となってしまったイギリス人ボクサーのビリー・ムーアは、家宅捜索により逮捕され、タイでも悪名の高い刑務所に収監される。殺人、レイプ、汚職がはびこる地獄のよう刑務所で、ビリーは死を覚悟する日々を余儀なくされた。しかし、所内に新たに設立されたムエタイ・クラブとの出会いによって、ビリーの中にある何かが大きく変わっていく。
というお話です。
そんな中に放り込まれたビリーは、ボクシングをしていたので強いのですが、集団で抑えられるとどうしようもなかったりして、言葉は解らないし、孤独で苦しくて、それで刑務所の中でも、ドラッグが辞められないんです。でも、ムエタイ競技を始めて、やっと仲間も出来て、ドラッグに依存することも無くなり、変わって行くんです。
ビリーは、凄く強そうな身体をしていて、タイの選手よりも一回り大きくて、絶対に負け無さそうなのに、試合になると敵が強いんです。鋭いキックとかを放ってきて、脇腹を蹴られてしまうと立ち上がれないほどの威力があり、身体の大きさだけじゃないようでした。一度で良いから、本物のムエタイを見てみたいと思うのですが、日本では観ることが出来ないですもんね。以前、K-1の選手にムエタイから出てきた選手いて、その人がリング場で踊っているのは観たことがありますが、本当のムエタイとは違うので、今度は、ぜひ、本物を見てみたいなと思っています。
これ、実話ベースなので、実在のビリーさんは、タイの刑務所で映画のような経験をして、その後、イギリスに引き渡されたそうで、イギリスでドラッグの更生をしながら、この小説を書いたそうです。海外だからって、調子にのって遊んでいたら、ビリーのように逮捕されちゃう事もあるんですよね。そしたら、こんな恐ろしい事になってしまう。本当に気を付けなくてはいけません。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。でもね、凄く内容がハードなので、激しい暴力やレイプシーンが出て来ても我慢が出来る方しか観ない方が良いです。私も、ちょっと目をそむけたくなるほどでした。でも、こんな事もあるんだという事と、タイという国の暗い部分を見たような気がして、面白いと思いました。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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