「パッドマン 5億人の女性を救った男」この人が居なかったら女性は不便なままだったんです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「パッドマン 5億人の女性を救った男」を観てきました。

 

ストーリーは、

インドの小さな村で最愛の妻と新婚生活を送るラクシュミは、貧しくて生理用品が買えず不衛生な布を使用している妻のため、清潔で安価なナプキンを手作りすることに。生理用品の研究とリサーチに明け暮れるラクシュミは、村人たちから奇異な目を向けられ、数々の誤解や困難に直面する。そんな彼の熱意に賛同した女性パリーの協力もあり、ついに低コストで大量生産できる製造機の発明に成功。農村の女性たちに、ナプキンだけでなく、その製造機を使って働く機械も与えようと奮闘するラクシュミだったが・・・。

というお話です。

 

 

インドの小さな村で愛する妻を迎え、家族で幸せに暮らしていたラクシュミは、ある日、妻が生理になり一人で外に寝に行くのを見送ります。独り寝は寂しいが仕方がないと思い、家族の女性も生理の時には外に出ているなと思いながら寝てしまいます。そんな事が毎月5日間ほどあり、ある日、血で汚れるからと、妻が不潔な布(雑巾に使うような)を当てているのを見て驚きます。

 

調べてみると、インドの一般女性は、ナプキンが高くて買えず、汚い布などを当てて、生理を過ごしていることを知ります。とりあえず、ナプキンを買いに行き、妻にプレゼントするのですが、妻は、こんな高い物を使えないから返品してくるようにとラクシュミに付き返します。ナプキンの値段は、家族の1食分に相当したからです。

 

 

このままでは、妻は汚い布を使い続けて、病気になったりするかもしれないと思ったラクシュミは、ナプキンがどうなっているかを研究し、清潔で安いナプキンを作れないかと開発し始めます。彼は、普段から起用で色々な発明をする人だったんです。綿や布を使い、簡単にナプキンが作れる機械を作り始め、成功するのですが、村の人は、ラクシュミが女性用の生理用品を研究したり、作ったりしていることを良く思われず、奇異な目で彼を見るようになります。周りの目に耐えられず、妻は実家に帰ってしまい、妹達は親族の家へ行ってしまいます。

 

ラクシュミの開発は、世界では素晴らしいと絶賛され、大臣賞を貰ったり、国連に呼ばれたりと、素晴らしい功績を上げるのですが、自分の村では、いつまでも認められず、家族と一緒に住むのも憚られるような状態でした。そんな時、ラクシュミを昔から素晴らしい発明家だと思っていてくれた先生の娘であるパリーが協力してくれるようになり、女性が前面に出るようになると、女性たちがラクシュミのナプキンを喜んで使うようになっていきます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

この映画、面白かったなぁ。インドでは、こんな風に、女性の生理用品が広がって行ったんですね。生理って、今でも、女性同士なら話せるけど、やっぱり男性に言いにくい話ですよね。私は今でも、夫に説明するのに躊躇してしまう時があります。女性って、生理前とかに、精神的に不安定になるでしょ。その上、お腹が痛くて動けなかったりするし、もう、本当に、何でこんなものあるんだよって、何度思った事か。それが、思春期から50年くらい続く訳でしょ。もー、面倒ですっ!何で、神様はこんな風に女を作ったのかしら。もー!!

 

 

そんな生理時に、ナプキンが無くて、雑巾みたいなものを充てていたなんて、驚きました。そりゃ、病気になるよ。その病気で、子供が産めなくなったりするんだから、それはダメですよね。なので、ラクシュミさんは、安いナプキンを作ろうと開発してくれるんだけど、凄い迫害なんです。私、妻は喜んで彼を応援するべきだと思ったんだけど、妻は、最期の最後まで、嫌がってました。古い考え方の家で育てられてしまったからでしょうね。

 

ちょっと驚いたのは、この発明が2000年代だってことです。え?今までインドの女性は、こんなに苦しんでいたの?だって、日本では、私の子供の頃から、安いナプキンが売っていたし、布を使おうなんて考えた事も無かったんですから。という事は、インド旅行をしていたら、ナプキンが無かったって事ですよね。ちょっとビックリでした。

 

 

それとは対照的に、パリーという女性は、父親が学者だったからなのか、ワールドワイドで、とってもオープンなんです。全面的にラクシュミの協力して、支えていくんです。最初、彼女は、凄くお金が儲かるよって言うんですけど、ラクシュミは全くお金に興味が無くて、そんな彼を気に入って、パリーは、何処までも彼をサポートするんです。カッコいい女性でした。

 

本当に、生理用ナプキンは、今、素晴らしい機能になってますよね。ナプキンだけでなくて、傷の治療用にも使えるし、色々なモノに代用出来るからスゴイと思っているんです。あんなに薄くて小さいのに、水分の吸収力が凄くて、おまけに表面がさらさらしているだなんて、凄い発明ですよ。その機能が子供や老人のオムツに使えるし、その内、病院のベッドマットレス何かにも使えるんじゃないの?凄いですよね。

 

 

話がそれましたが、このラクシュミさん、本当にポジティブで、もちろん悩むんだけど、決して諦めないんです。精神力、強いなぁと驚いちゃった。でも、これ位強い人でないと、新しいものを生み出すのは出来ないのかも知れませんね。だって、ノーベル賞を貰った先生たちも、いつまでも諦めないって言ってましたもん。

 

映画としては、ちょっと長かったかなぁ。もう少しまとまりそうな気がして、2時間内に収めたら、締まった感じになったかなと思いました。成功するけど認めて貰えなくて、やっと認めて貰えるかなと思うけど家族がダメでとか、そのつなぎ方が、ちょっとプツプツしていたような気がしました。でも、まぁ、そんなに気にならないんですけどね。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。凄く面白いお話なんだけど長い映画なので、ちょっとイヤになっちゃう人もいるかもなぁと思いました。それと、良い人ばかりが出てくるので、ピンチになったりすることは無いんです。なので、話の強弱が少ないかな。でも、とっても楽しめますよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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