「アウト&アウト」カッコいいんだけど、脚本があまり面白くないような気がしました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「アウト&アウト」を観てきました。

 

ストーリーは、

小学2年生の少女・栞と2人で探偵事務所を営んでいる元ヤクザの矢能のもとに、一本の依頼の電話が入る。矢能は指定された場所に向かうが、依頼人はすでに拳銃で撃たれて死体となっており、矢能が容疑者にされかねない状況が作り上げられていた。矢能はすぐさま対処しようとするが、事態は思いがけない方向へと進んでいく。

というお話です。

 

 

探偵事務所を営んでいる元ヤクザの矢能。以前、この場所で探偵をやっていた人から引き継いだらしく、前任者が助けた小学2年生の少女・栞も預かっていた。少女は、母親に酷い虐待を受けていたらしく、そこから助け出されたらしい。そして、今は矢能が、その親権を預かっているようだった。

 

ある日、そんな矢能の元に「取引」の現場に立ち会って欲しい、という依頼が入る。だが、指定された場所に足を運ぶと、依頼人は拳銃で撃たれた死体となっていた。唖然とした矢能に、マスクを被った男が銃口を向けている。その男は、矢能にその拳銃を握らせ、「証拠である凶器の拳銃に、あんたの指紋だけがついてる。これって致命的なことじゃないかな」そう言い残すと、矢能と死体を置き去りにして去って行った。

 


 

仕方なく、矢能は、依頼人の死体を調べると、パスポートが出てきた。名前は安田義行。だが、矢能が安田の姉に電話をかけると、目の前で死んでいる安田は3年前にカンボジアで死んだという。


長年、悪党ばかりを見てきた矢能には、おおよその絵図は透けて見えてきた。安田のビジネスは強請りで、「取引」の相手に口封じのために殺されたのだろう。矢能は馴染みの情報屋に、三年前に死んだことになっている安田の情報集めを頼むが、情報屋は、矢能がヤバい案件に首を突っ込むと、栞に危険が及ぶと心配する。だが、矢能も、このままでは収まりが付かない。

 


 

調べから浮上したのは、与党議員の鶴丸清彦、そして堂島哲士だった。堂島は、二世議員の鶴丸の父親の代から裏のトラブルを一手に引き受けていた人物で、空手道場を営む武道家。早速、堂島の道場に足を運んだ矢能は、そこで自分に銃を突きつけた男・池上数馬を見つける。

 

自分は完璧に仕事をこなしたと信じていた数馬は、思いがけない矢能の登場に動揺し、逆上するが、矢能はすでに数馬を相手にしていなかった。安田殺しの構図はすでに見えている。安田は鶴丸を強請り、鶴丸に泣きつかれた堂島が数馬に殺させたのだ。

 


 

師匠の前で軽くあしらわれ、恥をかかされた数馬は矢能をつけ狙い始める。そして数馬は栞を見つけ、彼女に近づく。矢能は栞に手を出され、彼女を救うために、数馬の元に車を飛ばすのだが・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

うーん、話としては、良くある探偵モノって感じですかね。遠藤憲一さん主演で、相棒が小学生の女の子ってところが、魅力だと思ったんですが、この女の子が、どーもダメでした。可愛いんだけど、もう少し、子供子供している子の方が良かったと思います。原作が、子供なのに大人の言葉遣いなのかも知れませんが、違和感が大きすぎて、いかにも学芸会的に見えてしまいました。

 

 

遠藤さんはカッコいいんですけど、話の内容が薄すぎて、イマイチ、引いてしまいました。もう少し、良いお話、無かったのかなぁ。それに、折角、元ヤクザの私立探偵なんだから、普段は一般人の振りをして、言葉遣いも優しいけど、ヤクザ相手だと豹変するとかの方が良かったと思います。この映画だと、年がら年中、ヤクザのままみたいなんですもん。ちょっと残念でした。もっとサラリーマン風にしていたら良かったのに。

 

 

若手の政治家の裏の顔ってことでしたが、そんなに悪い事してなかったよね。一番悪いのは秘書だったし、それなら早めに首を切っておけば良い事だよね。後から考えると、これ、最初に秘書を潰しておけば、何てことは無かったんじゃないの?うーん、何度考えても、講演会の道場の生徒を使うなんて、バレるの当たり前じゃんって思ったんだけど。これ、もし、探偵が出て来なくても、警察だけでも捜査すれば見つかってたよね。

 

凄いキャストが勢ぞろいしていた割には、内容がお粗末で、もっと良い脚本を持ってこれなかったのかなって思ってしまいました。とても残念です。これだけの俳優を揃えたんだから、勿体無いですよ。竹中さんも、もっと観たかった。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁという感じです。遠藤さんは素敵だし、キャストも良いのですが、台本が悪いとしか言いようがありません。人を見るなら、満足出来る作品ですが、内容を追って行くと、ちょっとねぇって思うと思います。でも、遠藤さんだからね。それだけでも、観る価値があります。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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