「GODZILLA 星を喰う者」今回、最終章だから少しネタバレします。でないと説明出来ないっす。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「GODZILLA 星を喰う者」を観てきました。

 

ストーリーは、

武装要塞都市「メカゴジラシティ」を起動させてゴジラ・アースに挑んだハルオたちだったが、その過程でガルグやベルベらビサイルドたちと人間たちとの間に亀裂が生じる。また、ハルオはゴジラ・アースに勝てる唯一のチャンスを捨ててしまい、かつてない敗北感に襲われる。その一方で、エクシフの大司教メトフィエスは、ある秘めた目的のため信者を増やしていた。やがてゴジラ・アースに太刀打ちできるものがいなくなった地球に、金色の閃光をまとった「ギドラ」が降臨する。

というお話です。

 

 

前作で、メカゴジラシティを見つけて、ナノメタルを使ってのゴジラ撃退を進めたが、あと一歩のところでハルオが躊躇してしまい、ゴジラ撃退は出来ずに終わってしまう。そしてナノメタルに侵されてしまったユウコを連れて、メカゴジラシティから逃げたハルオだった。

 

連れ帰ったユウコは既に脳死となっていた。アラトラム号では、ビルサルトからハルオを断罪するべきだと言う声が上がり、船の中は養護派と二手に分かれてしまう。地上では、ハルオがナノメタルに侵されなかったのは奇跡であり、神の加護だとメトフィエスが訴え、他の人々も、それに同調し始める。

 

 

メトフィエスは、人々を仲間にし、彼らの神とされる”キングギドラ”を降臨させようと動き出すが、ハルオは、自分たちが生き残ったのは神のおかげでは無くフツアの治療の為だと訴えるのだが、誰も聞き入れようとせず、誰もがメトフィエスに付いて行き、ハルオの居場所は無くなってしまう。ハルオはミアナと共に隠れる事とし、メトフィエスへの協力を拒むのだが、彼は、着々とギドラ降臨の準備を進め、とうとう、ギドラの呼び出しに成功する。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

うーん何か、良く分かんないけど、私が最初っから言っている、人間の方が侵略している状態になってるよっていう事を、映画の中でも解って作っていてくれたようでした。ゴジラの方が先住民になっている訳だから、彼を倒すなんて許されないんですよ。侵略者の方が御迷惑かけましたって謝る方なんだから。ちゃんと、そこら辺を解って、ストーリーが作られていたので、ちょっとホッとしました。いつでもゴジラが悪くて、倒すのが正解っていう考え方、辞めてくれて良かったわ。

 

 

でね、これ、名前を良く見ていれば気が付いたんだけど、このエクシフ人のメトフィエスは、メフィストフェレス的な役で、悪魔に心を売ったということだったのね。悪魔というのは、まぁ、キングギドラなんだけど、その宗教とか神とか言って、祭壇とか作っちゃったりして、何だか、もう、世紀末に良く起きる、宗教に依存する人間たちの様相を表していました。うーん、ゴジラの映画で宗教って、イヤだなぁ。

 

そう言えば、今回、ゴジラとキングギドラだけじゃなくて、モスラも一瞬ですが、出ていました。これ、きっと、このフツアのミアナとマイナの双子が、あのモスラの美人双子の祖先なんだよって事なのでしょうね。出来れば”モスラ~やっ、モスラ~”って歌って欲しかった。

 

 

あ、そうそう、私、今回も文句があるのよ。ここが重大なネタバレなのですが、知りたく無かったら引き返してね。あのね、ハルオがミアナに迫られて、その気になっちゃって、ミアナは子供が出来ちゃいますっ!いくら生きる事がゴジラに負けない事だからって、脳死状態の彼女を大切に保管しておきながら、ミアナとイイことしちゃうのは、どうなんだろう。そして、最期まで責任を取るならまだしも、マジでオイオイって感じのラストでした。まぁ、誰かが、文明を壊す必要があったのは分かるけど、子供がいるんだからさぁ。お母さん一人で大変だよ。本当に、そういう責任感が無いことは、せめて映画の中では辞めてよね。現実では、こんな事、良くあるだろうって言われるかもしれないけど、主人公なんだからさぁ。ねぇ。

 

 

そう言えば、何故か、重要な”式”として、相対性理論の [E=mc2]という式がわざわざ出てきましたが、これ、何を言いたかったの?質量とエネルギーが等価という事なんだけど、それがゴジラと何の関係が?キングギドラと何の関係が?不思議に感じました。

 

人間が文明を進ませて、自分たち本位で地球を動かし始めたら、また、ゴジラが暴れ出して、ギドラが降臨するのかな?自然を大切にして、人間が自分たち本位にならないことを、ゴジラは祈っているのかも知れませんね。でも、良かった。もし、このハルオとかの人間が、地球は俺たちの星なんだー!とか言って、ゴジラに攻撃し始めたら、マジで、もうゴジラやるの辞めなよって言いたくなってたと思います。地球に不必要なのは、人間なんだからね。ふぅ~。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。ちょっと物足りないかも知れないけど、3部作の完結は、理屈に合った内容になっていました。これなら納得出来ます。侵略者は淘汰されるべきだし、もし生きたいなら、先住民に気を使って生きて行くべきなんです。面白いので、ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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