「嘘はフィクサーのはじまり」を観てきました。
ストーリーは、
自身をフィクサーと称するノーマンは、小さな嘘の数々を積み重ね、人脈を広げてきた。ある日、ノーマンが偶然を装い高価な革靴をプレゼントすることに成功したイスラエルのカリスマ政治家エシェルが、3年後に首相に就任した。首相となったエシェルとの再会にこぎつけたノーマンは、「首相のお墨付き」という武器を利用して暗躍を始めるが・・・。
というお話です。
自身をフィクサーだと言って、誰々の知り合いだと言いながら名刺を差し出し、人脈を作ろうとするノーマン。実は、何てことは無い、只の嘘つきなのですが、でも、嘘に嘘を重ね、段々とそれが真実になって行きます。
ある日、ショーウィンドゥの靴を見ていたイスラエルの政治家と知り合いになり、ノーマンは高価な靴をプレゼントする。まさかそんなに高価な靴とは知らずに、つい買ってやると言ってしまい、苦しい懐事情の中、無理をしてしまう。しかし、それから3年後、その政治家・エシェルがイスラエルの首相に就任してしまい、驚いたノーマンは彼に再会を果たす。
エシェルに感謝され、頼りにされたノーマンは、エシェルとのコネを利用して、どんどん顧客を増やし、仕事を増やして行く。しかし、首相との結びつきが強くなれば、なるほど、問題が発生してしまい・・・。後は、映画を観て下さいね。
リチャード・ギアにしては、ちょっと珍しい役でした。何と言うか、汚くてズルい男の役なんです。今まで、あまりやっていなかった役ですよね。でも、上手いと思いました。まぁ、いつも通り、最期はカッコいいんですけどね。
何となく、こんな話って、よくありそうですよね。日本で言えば、安倍首相と森友問題って感じかしら。きっと首相側では、そんなに大したことじゃないと思って、適当に電話で返事をしていたんだろうけど、森友学園の方が一枚上手で、どんどん悪いことに使って行った訳でしょ。いかにもって感じの夫婦でしたもんね。行政は、首相の名前を出されて、あの剣幕でまくし立てられたら、そりゃ、問題を起こしたくないから言う事を聞くよね。私も、仕事の相手が行政の事が多いから判るもん。とにかく問題を大きくされたくないから、はぐらかす、逃げる、最期は下を向くっていうのが常套手段ですから。
で、ノーマンは順調に色々な財界人とツテを持ち、彼らからの依頼を受けて、問題を解決して行くんです。まぁ、スムーズに行く訳じゃ無いけど、何とか解決していくって感じですかね。それでも、上手く行っているのですが、さすがに、やり過ぎちゃって、目を付けられるんです。
うん、面白かったですよ。楽しめました。こんな役も良いと思います。でも、そろそろリチャード・ギアも、若手主演の映画の脇役として、重量感を出して欲しいなぁ。いつも主演じゃ、面白くないんですもん。たまには、重要な脇役とか、適役とかも良いと思います。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。ちょっと、今までとは違うリチャード・ギアを楽しめると思います。まぁ、内容は、ちょっと途中でモタついたりもあるけど、でも、楽しめると思います。派手な映画では無いですけどね。もし、お時間があったら、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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