「ヴェノム」4DX 3D スパイダーマンの宿敵ヴェノムが登場！敵のくせに何だか可愛く思えちゃう。

「ヴェノム」4DX 3D を観てきました。

ストーリーは、

「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック。正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。エディはシンビオートが語りかける声が聞こえるようになり、次第に体にも恐るべき変化が現れはじめる。

というお話です。

楽しみにしていたので、初日に行って来ました。今回も、４ＤＸ ３Ｄで観てみました。なので、吹替版です。もう少し空いてきたら、通常字幕版を観ようと思っています。やっぱり４ＤＸで観ると、ドキドキハラハラでした。バイクでのカーチェイスや、戦闘シーンが、凄く派手で、振り回される臨場感が感じられて、楽しかったなぁ。私は、カーチェイスが一番だったけど、きっと、研究所での戦闘も満足出来ると思います。今回は３Ｄでもあるので、もう、凄かったです。うんうん、満足でした。

人類の未来を見据えて、宇宙開発に乗り出したライフ財団は、宇宙である生物を見つけ、それを地球に持ち込んで実験をしようと目論んでいた。宇宙船の大気圏突入時、何故か事故が起きて、宇宙船は墜落してしまう。宇宙生物のサンプルは、ほとんど無事だったが、１本だけ外に出てしまったらしい。ライフ財団は、仕方なく、残ったサンプルを研究所に持ち込み、違法な人体実験を始める。

ある生物とは「シンビオート」と呼ばれ、人間の身体を強化してくれるらしい。スライム状のシンビオートは、人間の身体に融合し、身体が強化されると、宇宙への移民も夢ではなくなる。ライフ財団は、未来の地球を憂いて、その実験を始めたと言っているが、人体実験でたくさんの人を殺しているという噂を聞き、ジャーナリストのエディ・ブロックは、恋人の弁護士の情報をこっそり盗んで、ライフ財団に潜り込む。

しかし見つかってしまい、エディはジャーナリストをクビになり、エディの恋人も、情報を洩らしたとして、弁護士事務所をクビになってしまう。彼女の捨てられ、落ち込んでいたエディの所に、ライフ財団のドーラ博士から電話があり、非合法を許せないから暴いて、公表して欲しいと言う。ドーラは、こっそりエディを研究所へ入れて、取材をさせるが、人体実験の被験者の中に知り合いが居ることに気が付き、彼女を助けようとすると、突然、彼女が飛び出し、エディに馬乗りになる。そして、彼女が宿していたシンビオートは、エディに取り付いてしまう。

ライフ財団の代表・ドレイクは、盗まれたシンビオートを取り返すために、武装集団をエディに向かわせ、捕まえてくるように指示をする。自分の中に変な物を抱えてしまったエディは、気味悪がりながらも、追ってから逃げようと、バイクで逃走を始めるが、あまりの敵の多さにもうダメかと思うのですが、エディの身体に入った「ヴェノム」という宇宙生命体は、彼の身体を気に入り、その力を使って、エディをドレイクの追ってから逃れさせる。

身体にヴェノムを宿したエディは、何とか彼と身体を分離したいと思うのだが、ヴェノムはエデイの身体が無ければ死んでしまう。二つの生命体を宿したエディの身体はどうなって行くのか。そして宇宙生命体の目的は何なのか。後は、映画を観てくださいね。

アクション映画としては、とっても派手だし、楽しいのですが、ストーリー

ちょっと問題かな。未来には、地球がダメになっていくから、宇宙に人間を移民させようと考えているドレイク率いるライフ財団。この考えは、解らないでもないんです。なので、身体を強化させる「シンビオート」を活用して、宇宙移民計画を進めたいと思っていたようなのですが、明らかに、このシンビオート、意思があるんです。人間の身体と融合させるなら、シンビオートに意思があったらダメですよね。だって、脳の中で別々の考えになるだろうから、そのギャップに身体が持たないと思うんです。そこら辺は、一切お構いなしで、進んでいました。

シンビオートの考えは、自分の星から仲間を沢山連れて来て、地球を乗っ取ろうとするつもりなんだと思うけど、こんなに融合出来ず、まして人間の意思と並行してしまうなら、あまり成功しているとは言えないですよね。ここぞという時に、人間の自分に出てこられたら、目的を達成、出来ませんもんね。それに、必ずしも人間と融合出来るとは限らないようでして、どっちにしろ、シンビオート、甘いなぁとツッコンだ私でした。

私が思っていたヴェノムとは、ちょっと違ったな。だって、スパイダーマンに出てきたヴェノムは、まさに悪だったし、人間的な精神部分を持っていなかったように思っていたけど、今回のヴェノムは、人間としてのエディに引っ張られているんです。エディの方が、意思が強いのかしら。エディに従っているヴェノムが、ちょっとかわいく思えてくるほどでした。

映画としては、最初に書いたように、アクション映画としては楽しめるのですが、話はヒーローものではないので、イマイチ、物足りないかも知れません。確かに、ヴェノムは今回、ヒーロー的になっているけど、元々、悪い宇宙人ですからね。ドロドロのペタペタのスライム状宇宙生物です。イマイチ、仲間として共感は出来ないかな。いつかは、彼とも戦わなければならないようになるという事を、忘れない方が良いかもと思います。

私は、この映画、お薦めしたいと思います。やっぱり、マーベルのシリーズは面白いです。今回は、ちょっと内容的にツッコミ処があるけど、でも、アクションは完璧だし、とにかく楽しいです。なので、細かいことに、あまり拘らないでください。こだわり始めると、？？マークが羅列されてしまいます。なので、考えないでね。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。

Ｐ．Ｓ　：　エンディングが終わっても、その後、スパイダーマンのアニメとかが続きますので、途中で立たないでくださいね。最後の最後まで観てください。

・ヴェノム|映画情報のぴあ映画生活

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