「マイ・プレシャス・リスト」を観てきました。
ストーリーは、
ニューヨークのマンハッタンで暮らすキャリーはIQ185でハーバード大学を飛び級で卒業した超エリート。しかし、コミュニケーション能力に欠け、屈折した性格の彼女は、友だちも仕事も持たずに暮らし、唯一の話し相手はセラピストのペトロフだけだった。ペトロフはキャリーにリストを渡し、そこの書かれた6つの仮題を1カ月でクリアするように指示を出す。半信半疑ながらも、それらを実行していくキャリーは課題を通して、自分自身の変化に気づいていく。
というお話です。
ニューヨーク・マンハッタンで暮らすキャリーは、IQ185でハーバード大学を飛び級で卒業した超エリート。頭は良いのだが、コミュニケーション能力に欠けていて、性格が悪いのだ。頭が良い分、へ理屈ばかりで、誰も相手にしたがらない。そんなキャリーを見かねて、父親は友人のセラピスト・ペトロフを彼女に付け、現在の彼女の話し相手はペトロフだけだった。
余りにもこじれてしまったキャリーの性格を直そうと、ペトロフは、キャリーにリストを作るように促し、彼女は、メモに6項目の課題を書き入れた。友達を作るとか、お泊りをするとか、そんな事が幾つも書かれている。ペトロフは、1ヶ月で課題を終わらせるようにと話し、キャリーは、酷い文句を言いながらも、彼からの言いつけを守るべく、課題に取り組み始める。しかし、そんなに簡単に出来る訳もなく、難航をする。
そんな彼女の部屋の窓の外に、何故か、男性が座っている。どうもアパートの他の部屋に住んでいる男性らしい。そんな彼に興味を持ち始めるのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。
この映画、ちょっとぼんやりしていて、何を訴えたいんだか、分かりにくいのですが、雰囲気は良いんです。コミュ障のキャリーが、段々と人との関わりを持って行って、何故、こんなにコミュ障になってしまったのか、父親との関係は、という事を解決していくお話なんです。
一見、凄く良いお話っぽいんだけど、何が私に引っかかったかというと、主人公のキャリーが、あまりにこじれていて、友達になりたくないような女性だということでした。いくら何でも、こういう子と仲良く出来ないですよ。頭は良いんだと思うけど、話を聞いていると、頭が良いとは思えないの。IQが高いなら、ある程度の精神論も理解出来ると思うのに、精神論的な部分は全くダメで、本当に頭が良いの?って、ツッコみたくなりました。あまりにも人の事を考えられないし、自分勝手な思い込みだけで大騒ぎするので、イライラしてしまい、全く、彼女に共感が出来なかったんです。
彼女は、父親に固執していて、自分は彼に捨てられたと感じていて、お父さんが恋しくてたまらないんです。でも、お父さんの方は、十分にキャリーの事を思っていて、彼女の為に動いているのに、それが、全く伝わっていなくて、だからこんなにこじれている訳なんです。そこら辺がイライラでしたね。早くお互いに話し合えば、直ぐに解決が付く問題だったのに、なんだか、随分と遠回りをして、面倒でした。
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。私は、ダメだったのですが、結構、女性とかは、楽しめるんじゃないかな。それにしてもIQ185もあるのに、なんでこんなにバカなのかしら。いくらIQが高くても、人間としての勉強は、親が教えてあげないとね。人間教育は、どんな人間にも必要なんです。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
![]() |
マイ・プレシャス・リスト (ハーパーBOOKS)
940円
Amazon |