東京国際映画祭2018 20作目は、コンペティション「大いなる闇の日々」です。
ストーリーは、
世界大戦が激しさを増す頃、ケベック出身のフィリップは徴兵を逃れ、アメリカ西部に避難し、チャップリンのものまね大会で勝ち残りながら何とか生き延びていた。彼は、故郷に帰る長い旅の途中で、戦争の混乱の破滅的な狂気に影響された様々な人々に出会う。暴力的で魅惑的なその旅路は、アメリカンドリームの暗部への幻想的な誘いでもあった。
というお話です。
戦争が起こっている世界で、ケベック出身のフィリップは徴兵を逃れ、アメリカ西部に避難し、チャップリンのものまね大会で勝って、賞金を受取っていた。故郷に帰ろうと思い、まず、コインシャワーを浴びていると、ゴロツキが現れ、裸のフィリップから服と賞金を奪い、逃げて行ってしまう。何とか、荷物だけ取り返し、チャップリンの衣装を代わりに着て、人のいる町に行かなければと荒廃した道を歩いていると、芸能プロダクションをやっていると言う男の車に拾って貰い、近場の街まで送ってもらう。そこでバスでも探そうと思ったのだ。
しかし、その街には誰もおらず、そのまま街を抜け、雪の降る山脈を越えようとするのだが、さすがに、途中で倒れそうになってしまう。そんなフィリップの前に現れる、不思議な人々達。地下に隠れていたらしい女性は、何故か、一緒に居る男を下げすみ、暴力を与えている。
それからは、フィリップが行く先々で、ちょっと変わった、いやちょっとおかしい人物たちに会い、フィリップの精神状態も壊れて行ってしまう。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
うーん、私、この作品、良く分かりませんでした。チャップリンのものまね大会で勝った人が、何で歩いて故郷に帰ろうとするのか。まぁ、確かに、何度も列車に乗ろうとしたり、バスを探したりしていたのですが、結局、何も捕まえられず、一人で無茶な旅を続けていくんです。何となく、もう少し何かやり方があったんじゃないかと思い、映画に対して、不信感が出てきてしまい、共感が出来なかったんですよ。
それに、私、チャップリンの映画って、ほとんど観た事が無いし、あまり好きなタイプの映画では無いので、この部分も好きになれなかった要因かもしれません。なので、あまり感想が書けないんです。
戦争のせいで、みんなが壊れて行ったような描き方でして、だから戦争は嫌なんだよって描いているんじゃないかな。もちろん戦争はイヤだけど、逃げ回ってばかりでは仕方ないと思うんです。イヤなら解決しないと終わらないでしょ。相手を殺すだけが解決法じゃないんだから、もう少し、先を見据えて、何か未来の希望くらい見つけて欲しかったなぁ。
ゴメンナサイ。私、この映画、全くダメで、途中でうとうとしてしまいまして、感想がありません。ロマン・デュリスも出ていたのに、何か、全然、私はダメでした。
私は、この映画、あまりお薦めが出来ません。何故なら、私が理解出来なかったからです。自分が理解出来なかった映画をお薦めは出来ませんが、もし、興味があったら、観てみて下さい。でも、日本公開は、難しいかもしれません。
ぜひ、楽しんでくださいね。
東京国際映画祭2018 「大いなる闇の日々」
https://2018.tiff-jp.net/ja/lineup/film/31CMP06