東京国際映画祭2018 12作目は、ワールド・フォーカス「彼ら」です。
ストーリーは、
モデル斡旋と称し娼婦を大量にパーティーへ送り込む稼業のセルジョは、成り上がりを狙いベルルスコーニ元首相に接近する。
一方のベルルスコーニは4度目の首相の座を狙っているが、冷え切った妻との関係にも頭を悩ませていた。
というお話です。
この作品も、2時間半以上ありまして、もう、眠くなっちゃうのよ。まぁ、あまりにもベルルスコーニ元首相が似ているから笑っちゃうんだけど、これ、もっとイタリアの政治家を知っていたら、もっと笑えたと思うのですが、私は、ベルルスコーニさんのみしか知らず、あまり楽しめませんでした。これ、イタリア人が観たら、本当に楽しんだろうなぁ。
ベルルスコーニ元首相は、もう一度、首相になりたくて、根回しを色々するのですが、どうしても票が足りないんです。でね、色々な利権をちらつかせて、票を手に入れようとするんだけど、そう簡単にはいかず、悶々としちゃうんです。そんな時に、隣の別荘で、大騒ぎをしているのを見かけます。
隣の別荘には、ベルルスコーニと知り合いになり、利権をむさぼりたいと思っているセルジョが、沢山のモデルタイプの女子を集めて、大騒ぎをしているのでした。セルジュや、田舎町で上手くやっていたのですが、もう、それだけでは飽き足らず、大きな仕事をしたいと思い、ベルルスコーニを狙ってきたのでした。
で、目出度くベルルスコーニさんと繋がったセルジュは、これから利権が発生して楽しくなるねーって時に・・・。後は、映画を観て下さいね。
なんか、あらすじがコメディみたいになっちゃってゴメンナサイ。あまりにも長くて、イタリアの政治家を知らず、その上、セルジュ側は、美女とイケメンを集めて、派手なパーティーをヤリまくる場面しかないので、なんだか、はぁ?って感じだったんです。ヤりまくるのは良いけど、そんなに何度も描かれても、意味が無いからね。
ベルルスコーニさんは、女好きと言いながらも、とっても妻に尽くす、良いご主人でした。プレゼントをマメに用意したり、コスプレをして楽しませたり、とにかくマメに妻に尽くしていて、こんなに良い夫だったのに、女癖が悪かったのかなと不思議になりました。
この映画、一応、ベルルスコーニ元首相のお話としているけど、全てフィクションですのでっていう断り書きが最初に出ました。だから、物語なんです。まぁ、当たり前ですよね。だって、国の首相だった人を、滅茶苦茶に描いているんですから。日本では、出来ないだろうなぁ。
日本で言えば、今だと、鳩山が主人公の映画を作っているようなもんかな。ベルルスコーニは、超お金持ちで、金で何でも解決が出来ると思っているんですけど、鳩山さんもそんな感じですもんね。ママにお金が足りないから12億円ちょうだいって言って貰っちゃう人ですもんね。奥さんだって、不倫して、前の御主人とお金で別れさせたんでしょ。まぁ、噂だけど、この映画でいえば、それを本当の様に描いているって事なんです。
と言う訳で、ベルちゃんの面白いお話でした。ゴメンナサイ。マトモな感想になりませんでした。だって、笑えたけど、政治家とかを知らないし、イタリアの情勢も分からなかったから、イマイチ、楽しめなかったんです。
この映画、私は、まぁ、お薦めしても良いかな。でも、日本人が観ても、あまり良く分からないかもしれません。日本公開は、難しいかもしれませんね。でも、機会があったら、観てみてください。
ぜひ、楽しんでくださいね。
東京国際映画祭2018 「彼ら」
https://2018.tiff-jp.net/ja/lineup/film/31WFE07
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