東京国際映画祭2018 6作目は、ワールド・フォーカス「ノン・フィクション」です。
ストーリーは、
書籍編集者のアランは、担当作家のレオナールから新作の相談を受ける。自身の女性関係を盛り込んだ私小説で売れた作家だが、アランは内心もう古いと感じている。
アランの妻は女優で、ふたりの関係は微妙である。
レオナールの妻は政治家秘書で多忙を極め、男女関係はややこしくなっていく。
というお話です。
出版社で働くアランは、友人であり担当作家のレオナールから新作の相談を受けます。自分の実体験を小説に盛り込んで売れた小説家で、アランは、もう受けないのではないかと内心では思っているが、それは言えない。アランは、会社の部下と不倫関係にあり、もちろんバレないようにしているが、実は妻のセレナは疑っている。
レオナールは、実はアランのセレナと不倫関係にあり、その事が小説の中に書かれていて、セレナは不満に思っている。レオナールもアランに感づかれてはマズいと思って、アランには違う人物がモデルだと話していた。レオナールの妻ヴァレリーは、政治家秘書で忙しく、あまり夫に構っていないが、実は不倫をしているのではないかと疑っている。そして、自分が付いている政治家を信望しており、悪口を言われるととても怒るので、政治の話はレオナールは嫌がっていた。
4人は友人であり、それぞれに仕事の悩みを持っていて、その上、恋愛が絡んでどうなって行くのか。大人だから、身体だけと思ってはいても・・・。後は、映画を観て下さいね。
オリヴィエ・アサイヤス監督の新作です。とっても軽い、フレンチラブストーリーです。不倫をしていても、本当に好きなのは、お互いのパートナーであり、それは揺るがないようで、そこも、何となく面白いと思いました。
この映画、本当に軽くて、内容がほとんどあらすじに書いてあるだけです。それ以外は、アランの仕事の関係の事とか、出版した本の内容とか、セレナが主演している刑事アクションドラマの話とか、ヴァレリーが付いている政治家の話が、バラバラと沢山出てくるのですが、それに関しては、ほとんど内容がありません。ストーリーに関係が無いんです。
なので、感想もほとんど無いんですよねぇ。フレンチラブで、軽く観れて、とっても楽しくて、アフタヌーンティーを飲みながら観ても良いくらいの映画だと思いました。でも、カフェとか、書店とかは、とてもオシャレだし、部屋のインテリアも良かったし、そこら辺は、見どころが多かったです。
出演者も、ギョーム・カネ、ジュリエット・ビノシュ、ヴァンサン・マケーニュ、ノラ・ハムザーヴィ、と有名どころが出ているので、楽しめますよ。そうそう、セレナが女優として出ているのですが、その話の中で、”ジュリエット・ビノシュ”の名前が出ていて、自分で自分の事言っているなぁと笑ってしまいました。そんな面白い部分もあります。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。これ、女性が軽く友達と観るには、面白い作品だと思いました。全然、難しいことが無くて、不倫しているけど、夫の不倫は許したくないとか、そんな女性の気持ちが描かれていて、楽しめると思います。有名俳優が出ているので、もしかしたら、日本公開されるかもしれません。そしたら、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんでくださいね。
東京国際映画祭2018 「ノン・フィクション」
https://2018.tiff-jp.net/ja/lineup/film/31WFE04
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