「ここは退屈迎えに来て」構成がとても解かり難いので、あらすじを読んで行った方が良いです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ここは退屈迎えに来て」を観てきました。

 

ストーリーは

東京で就職したが、10年経って何となく地元に帰ってきてた27歳の「私」は、実家で暮らしながらタウン誌で記事を書く仕事をしているが、冴えない日々を送っていた。そんなある日、高校時代の仲間と久しぶりに会った勢いで、高校時代にみんなの憧れの存在だった椎名くんと会いに行くこととなった「私」の中に、椎名くんとの忘れられない過去が去来する。そして、東京への憧れと怖さを抱きながら地元を出ないまま、元彼である「椎名」を忘れられずに暮らしている「あたし」。日常に充足感を覚えることができない2人の女性と彼女たちが足りない「何か」を埋めてくれると期待されている1人の男性のそれぞれの思い、そして現実が描かれていく。

というお話です。

 

 

地元のタウン誌のライターとして働く「私」27歳。東京に出て就職したのだが、10年経ち、何となく実家に戻り、仕事に就いたのだった。今日もカメラマンの須賀さんと一緒に食レポに励んでいたが、話しをしている内に、高校の同級生に会いに行くという話をしてしまい、須賀は俺もついて行くと大喜びする。私は、友達のサツキと懐かしい話で盛り上がり、SNSでみんなの憧れだった「椎名」と繋がって、二人で会いに行くことになったのだった。「椎名」のことが気になっていた私は、サツキが会いたいと連絡を取った事に便乗して会えることを密かに喜んでいた。

 

 

2008年、22歳の「あたし」は、アルバイトを終えて、同級生の遠藤の車に乗り込んだ。あたしは、高校時代に椎名と付き合っていたが、卒業後、椎名は大阪に引っ越し、音信不通だった。椎名を忘れられないあたしだが、もう忘れろという遠藤と、身体の関係を続けながら、不毛な毎日を送っていた。

 

2010年、24歳の南とあかねは、ファミレスで久しぶりに会って、話しをしていた。あかねは、10代の頃にアイドルとして活動していたが、仕事が無くなり、地元に戻って来たのだった。あかねは結婚したいと思っており、南はまだ結婚には興味が無いようだった。

 

 

2004年、18歳の「私」は高校生で、サツキとつるんで、あかねが出ている雑誌を見て盛り上がり、「あたし」は椎名と付き合っていて、新保はからかわれているところを椎名に助けられ、彼への複雑な思いを抱き始めてしまう。なっちゃんは援交していたが、相手の男の結婚を期に関係が終わってしまう。椎名の妹は、兄の田舎での遊びを冷ややかに見つめており、東京へ出て行きたいと心に決める。

 

2013年、私とサツキは、椎名と約束した待ち合わせ場所に、須賀さんに車で送って貰い、会いに行く。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

うーん、この映画、何が言いたかったんだろう。思い出は思い出だけにしておいた方が良いということなのかしら。これだけの俳優を集めて、これだけのシチュエーションを繋げてみたのに、あまり効果が現れなかったという感じで、どんな感想を書いてよいのだか分かりません。

 

ハッキリ言って、凄く構成が解り難いんです。あらすじを読んで頂いても分かるように、過去にポンポン飛んで、それも毎回、主人公?が違っていて、突然に出てきて話が始まるから、これ誰だっけ?っていう事になるんです。で、話しが進んで行くと、セリフの中に椎名という名前が出てくるので、あ、繋がっているんだねって分かるんですよ。だから、ほとんどが椎名繋がりの映画と思って良いのかな。

 

 

でも、椎名が主人公ではなくて、椎名を思う人たちが主人公なんです。いやぁ、でもね、最期まで観ると、ああー、こういう話ってよくあるよねって思っちゃいました。

 

皆さん、高校の頃の同級生なんて、ちゃんと覚えていますか?私、ほとんどというか、一切、覚えていないんです。仲の良い3人くらいしか覚えていないの。昔から、私、顔認証がとても苦手で、クラスにいた子の顔も、学生時代でさえ覚えていられなかったですもん。SNSとかで友達申請されても、全く分からないんです。なので、Facebookとかも、登録はしてあっても、ほとんど使っていません。だから、この映画の様に、SNSで友達申請して懐かしくて会うなんて、考えられないんですよ。みんな、凄いなぁ。

 

 

その頃に好きだった人を、何年も経って、まだ覚えているというのも、凄いなぁと思いました。確かに懐かしさはあるかもだけど、今も好きで覚えているかと言われると、覚えていないんです。エピソードを言われれば、あー、そんな事もあったかもと思うのですが、それが目の前にいる人が相手だったのかと言われても、覚えていないです。今思えば、その頃は男子と付き合うことが楽しかっただけで、相手に恋をしている訳では無かったのでしょうね。ああー、若気の至りという奴かもしれません。もう、大昔の事だから、時効だよね。

 

で、ここは退屈迎えに来てというタイトルは、何だったんだろうか。地元でもたもたしていることが退屈で、外に出て行きたいという事なのか、それとも、東京に出ていって、結局、何も見つけられずに帰って来たけど、地元でも何も無いという空虚感なんだろうか。うーん、私は、あまりにも忙しく、退屈と思うヒマは無いので、この気持ちが解りません。共感は出来ませんでした。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかな。そんなに面白いとは言えないけど、良い俳優は出ているし、ちょっとダルダル感は面白いかなと思いました。でも、期待しないでください。まとまりが悪いので、解り難いと思います。気になったら、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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