「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」を観てきました。
ストーリーは、
17世紀オランダ。修道院育ちのソフィアは親子のように年の離れた豪商コルネリスと結婚し、豊かで安定した暮らしを送っていた。ある日、コルネリスが夫婦の肖像画を無名の画家ヤンに依頼する。若く情熱的なヤンとソフィアはすぐに恋に落ちるが、ヤンが2人の未来のため希少なチューリップの球根に全財産を投資したことから、彼らの運命は思わぬ方向へと転がっていく。
というお話です。
17世紀のオランダ。修道院育ちのソフィアは、妹たちをアメリカの叔母の所に送るお金を手に入れる為、親子ほど年齢の離れた商人コルネリスと結婚することになる。コルネリスは、妻と子供が死んでしまったという過去があり、今度こそ、跡継ぎとなる子供が欲しいと願っていた。
コルネリスは豪商でありお金持ちでしたが、イヤな奴では無く、ソフィアを大切にし、愛していた。なので、ソフィアは豊かで安定した生活を送っていた。ただ、子供を作る為に頑張るのですが、どうしても子供が出来ずに悩んでいました。
ある日、コルネリスが、ソフィアと一緒の肖像画を描くために画家を呼びます。画家の名はヤン、売れていない画家でしたが、才能はあるようでした。ヤンは美しいソフィアに惹かれ、それに気が付いたソフィアは、ヤンを遠ざけようと夫に画家を変えるように頼みます。しかし、お互いに離れられず、結局、画家として続けることになり、二人の仲は親密になって行きます。
同じ頃、オランダではチューリップ・フィーバーと呼ばれる、チューリップの球根に投資するという事が流行っており、ソフィアの使用人だったマリアと恋に落ちた魚屋のウィレムは、チューリップの球根で一儲けして、マリアと結婚したいと思っていました。最初の投資で成功したウィレムは、直ぐにマリアに求婚しに行くのですが、マリアの扮装をしてヤンの部屋に通っていたソフィアを見て、マリアの浮気を勘違いし、ぼんやりしているところをお金を掏られ、暴行を受けてアフリカ行の漁船に乗せられてしまいます。
縺れた恋の紐は、マリア、ソフィア、ウィレム、ヤン、そしてコルネリスの運命を変えていくことになります。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、あまり期待はしていなかったのですが、面白かったです。結構、何度も大どんでん返しがあり、驚くような展開で、結局、みんな収まる所に収まったという感じで、幸せな気持ちで映画館を出て来れました。途中では、ドロドロするし、ドキドキする場面も多かったですが、楽しめましたよ。
ソフィアは、夫に従って大人しい妻を通しているのですが、毎夜頑張っても子供を授からず、段々と不安と不満を募らせていたんだと思うんです。そんな時に、若いイケメンが現れたら、そりゃ、好きになっちゃうよね。まして、相手は自分に好意を持っている事が分かっているから、もう、我慢出来ないでしょ。一気に、浮気に突っ走ってました。うーん、だから年齢差がある時は、夫は妻に優しくしないとダメなのよ。と、私はいつも夫に言っております。(笑)
面白いと思ったのは、コルネリスとソフィアと、浮気相手のヤンのお話かと思ったら、使用人のマリアとウィレムが絡んできて、この二人の勘違いから、結構、大変な展開になるんです。ヤンもチューリップの球根の取引きに手を出したりして、楽しかったです。だって、チューリップの球根って、普通の植物の種でしょ。本当に目が出るかもわからないのに、それに、凄い金額を投資するんです。何となく、今の、ビットコインの取引きみたいで、笑ってしまいました。それ自体には、何の価値も無いのに、投資して金額を吊り上げていくというのが、何とも、雲をつかむような感じで、不思議ですよね。
今話題のアリシア・ヴィキャンデルがソフィアを演じていて、大人しそうに見えて、結構、エロい妻役がとっても合っていました。良かったですよ。うん、彼女、エロいですよね。大胆に脱いでました。
私の好きなデイン・デハーンがヤン役で出ていて、素敵でした。もっと、彼にイケメン役で出て欲しいんだけど、ちょっと顔が暗めなのか、あまり出てくれないのよねぇ。残念。クロニクルで出てきた時は、もっと出てくるかと思ったんだけど、あまりでしたね。もっと観たいよぉ~!
まぁ、そんな5人の運命が絡んで絡んで、面白い展開が観れますよ。私は、とっても楽しめました。私は、この映画、お薦めしたいと思います。超を付けたいけど、実は、あまり上映している映画館がありません。あまりこの時代の不倫ネタは受けないと思われたのか、残念です。もし、ご近所で上映していなかったら、DVDが出たら観てみたら良いでしょう。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛|映画情報のぴあ映画生活
![]() |
チューリップ・フィーバー (河出文庫)
1,188円
Amazon |