「雪の華」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
余命1年を宣告されてしまった平井美雪には、両親が出会ったフィンランドの地でオーロラを見ることと、人生で初めての恋をすることという2つの夢があった。ある日、ひったくりに遭った美雪は、ガラス工芸家を目指す綿引悠輔に助けられる。両親を亡くし、兄弟を1人で養っていた悠輔は、働いている店が危機に陥っていた。そのことを知った美雪は店を助けるために、100万円を支払うことと引き換えに、1カ月限定の恋人になってほしいと悠輔に持ちける。
というお話です。
平井美雪は、ある病気で余命1年の宣告をされてしまう。あと1年と言われた美雪は、呆然と歩いていると、ひったくりに遭ってしまう
勢いで転んだ美雪の横を駆け抜けていく青年・悠輔。ひったくりから鞄を取り返し、美雪に持ってきてくれたのだった。悠輔は、父親の後を継いで工芸家を目指しており、弟妹を育てながら暮らしていた。カフェで働いている悠輔だったが、そのカフェが経営難で100万が無いと潰れてしまうという話を聞いてしまった美雪は、「自分が100万円を出すので、その代わりに1か月間だけ恋人になって欲しい。」と悠輔に頼むのだった。
驚いた悠輔だったが、カフェの店長も借金の当てもなかったので、美雪の行為を受取り、1ヶ月の恋人期間を始める事にする。実は、美雪は病気がちで恋愛をした事が無かったし、両親の出会いの場であるフィンランドに行って、赤いオーロラを見ることが夢だった。残り少ない期間で夢を叶える為に、悠輔に恋人になって貰い、一緒にフィンランドへ行って、オーロラを見たいと思ったのだ。
美雪のそんな気持ちを知らず、恋人の振りを始める二人。初めての待ち合わせ、一緒に食べるお弁当、別れ際のお見送り、おやすみのメール、そのすべてが幸せで、期限付きの恋と知りながら、美雪は自分の居場所がある喜びを感じていた。
初めは乗り気でなかった悠輔も、まっすぐな彼女に次第に惹かれていくのだが、ある日、美雪の具合が悪そうで心配していると、弟の怪我で訪れた病院に美雪が通っている姿を見てしまう。美雪の担当医を探して、話を聞いてみると・・・。後は、映画を観て下さいね。
感動ラブストーリーですが、私は、あまり感動しなかったかなぁ。皆さん、きっと感動するんだろうけど、あまりにもワザとらしく見えてしまいまして。それに、最近、余命が少ないという映画が多いので、またなの?って思ってしまってダメでした。私が映画の見過ぎなんだと思います。
それにしても、あり得ない展開で、ちょっと笑ってしまいました。だって、たまたま道路ですれ違って、その彼の勤め先のカフェの店長がお金に困っていて、それを貸して恋人になって貰うって、うーん、出来過ぎていて、ちょっと辛いくらいでしょ。でも、まぁ、そこの部分は目をつぶってしまいましょう。でないと、先に続かないからね。
主人公の美雪は、余命1年くらいって言われちゃうんですけど、とっても元気なんですよ。だから、悠輔もいつまでも気が付かないんだけど、もう少し顔色が悪いとか、時々倒れるとかいうシチュエーションがあれば、もっと共感出来たんだけど、イマイチでしたね。それに悠輔の髪形が、ヘロヘロしていて、私のタイプじゃなかったんだよなぁ。登坂さんは好きなんですよ。でも、走ったりした時に、あのヘロヘロした髪がとってもウザくて、汚らしく見えてしまい、どーも、それもダメだったんだよなぁ。
と悪い事ばかりじゃなかったですよ。北欧の景色は美しかったし、オーロラはCGかもしれないけど、私も一度、観に行ってみたいと思っているので、素敵だなぁと思って観ていました。でも、本当にオーロラを見ようと思ったら、あんな軽装じゃダメですよ。凍っちゃうからね。いくら夏だからって、北欧を舐めんなよって感じです。あんな服装で、雪の中を歩いていたら、凍死するから。
フィンランドといえば、マリメッコとアラビア、イッタラですかね。マリメッコはアパレルやインテリアのデザインで有名だし、アラビアとイッタラは陶器で有名なブランドです。折角なんだから、マリメッコのデザインの服とかバックとかを持って欲しかったし、食事をするならアラビアやイッタラの食器で食べて欲しかったなぁ。もう少し、北欧の宣伝もしてくれれば良かったのに。
1ヶ月間の恋人としての契約なんだけど、その1ヶ月の中で、フィンランドに行ったり、カフェで過ごしたりをしたんだろ思うけど、それ、時間的に無理じゃないの?って思っちゃいました。観光目的ならフィンランドはビザが必要無い事が多いけど、でも、行きましょうって言って、二人の名前で明日から1週間行きますって簡単に行くのは難しいんじゃないかなぁ。1日に何本も飛行機が飛んで無いし、まして二人とも初めての場所でしょ。それに余命1年の人を連れて行くんだから、簡単には医者もOK出さないと思うんだけど。まぁ、映画だからイイか。
うーん、私は、ちょっと色々引っかかる事が多い映画で、あまり楽しめ無くて、感動も無かったんだけど、それほど考えずに、ラブストーリーの部分だけ、素直に観ていれば、感動出来るかも知れませんね。一応、私は、お薦めしたいと言う事にしておきます。登坂さんと中条さん、綺麗だから、二人を見ているだけでも、良いかもしれません。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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