「イコライザー2」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
現在の表の職業として、日中はタクシー運転手として働いているマッコールだったが、CIA時代の元上官で親友のスーザンが何者かに殺害されてしまう。独自に捜査を開始したマッコールは、スーザンが死の直前まで手がけていた任務の真相に近づいていくが、やがてマッコール自身にも危険が迫る。そして、その手口から相手はマッコールと同じ特殊訓練を受けていることが・・・。
というお話です。
トルコを走る列車の中、アメリカ人らしき黒人が食堂車で言葉が通じず困っている。ゲームをしていた男の一人が、閉店したと言っていると訳してくれる。残念そうなアメリカ人を見て、男はお茶を出してやれと口添えしてくれ、店員はお茶を出してくれる。アメリカ人はお礼を言い、人探しに来たと話す。元妻を苦しめる為に自分の娘を誘拐した男だと。ゲームをしていた男は探さない方が身のためだと言うが、アメリカ人は男たちを倒し、最期の男に改心を促すが・・・。そのアメリカ人はマッコール。元CIAのエージェントであり、一度死んだ男。現在は悪を抹消するイコライザー。
タクシー運転手として働いているマッコールは、今日も呼び出されホテルへ向かえに行くと、セレブの男が泣いている女を家まで送って欲しいとマッコールに頼む。様子のおかしい女性を見て、一目で何が起こったのか感づいた彼は、直ぐにその完璧な仕事を開始する。
そんな表の仕事と裏の仕事が混じり合いながらも毎日の中、住んでいる共同住宅の庭が荒らされ、壁には酷い落書きが書かれてしまう。誰も消そうとしないので、マッコールは自分で落書きを消し始めると、同じマンションに住むマイルズという青年が、ペンキ塗りを請負うと言ってくる。彼が気に入ったマッコールは彼に依頼をして、外壁の塗装をお願いする。それからマイルズはマッコールに懐き、悪い仲間との付き合いも無くなって行く。
穏やかだったある日、マッコールの所にCIA時代の上司であるスーザンが殺されたという連絡が入る。驚いた彼は、直ぐにスーザンの死因を調べ始めると、ブリュッセルである事件の捜査中にホテルで何者かに殺されたらしい。彼女が調べていた事件は自殺の案件だったが、自殺した男はCIAの情報屋だったらしい。事件の状況を見ると他殺の可能性が高い。そしてスーザンも物取りの仕業だとされているが、どうもプロの殺し屋に殺されたようだった。
マッコールは、自分と一緒にスーザンの下で働いていたデイブに連絡を取り、事件の真相を詳しく探り始めるが、その矢先、殺し屋に狙われ始める。誰かCIAの中に裏切り者がいるらしい。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
新作のイコライザー、面白かったですよ。以前より動きが派手になったかな。というか、事件が大きくなったと思います。もう19秒で殺すとか無理な状況になって行くから、凄く見どころがありますよ。最初の頃は、以前と同じように、腕時計のストップウオッチを使って時間を測るけど、最期の方は、そんな事、出来なくなるほど大変な戦いになって行きます。
デンゼル・ワシントン、太りましたかね。老けたのかな。カッコ良いんだけど、さすがにおジイちゃん感が出てきていて、その顔でその動き、凄いっすって感じになっています。顔だけ見ていると、穏やかなオジさんって感じなのにねぇ。動き出すと能面顔でサクッと殺してしまうので、驚くよなぁ。ま、そこがカッコ良いんだけど。でも、今回は、サクッという訳にはいかない部分も出てきています。
今回も、多種多様な悪い奴らが出てきて、マッコールは沢山の敵を倒して行くのですが、最期の敵、確かに凄く強いんだと思うけど、マッコールの強さを知っているんだったら、なんで一人づつ分かれて向かって行くのかなぁ。銀魂で沖田が言っているように、強い敵には一斉に飛び掛からないと負けるよ。もちろん、それよりも強ければ”死んじまいな!”になるんだけどね。でも、殺されに行くような戦い方、そろそろ辞めた方が良いんじゃないの?
そういえば、前作でも、今作でも、妻が亡くなって、寂しい思いをしていることを語っているんだけど、なんで妻が亡くなったのかの説明は無いんです。だから、3作目もあるのかなぁと思っちゃいました。最後で、復讐を遂げたりするのかなと思って。
今回、いつも協力してくれていたスーザンが亡くなってしまったので、もし、続編を作るなら、だれが協力してくれるのかしら。スーザンの御主人が生き残っているから、彼が協力してくれるのかな。
(梅沢冨美男さんと京本政樹さんが舞台挨拶にいらしてくれました。)
そうそう、前作でホームセンターで働いていたマッコールでしたが、何故か転職していて、タクシー運転手になっているんです。でもね、ホームセンターなら武器になるものが沢山あったけど、タクシーの中って、武器になるようなモノが無いんですよ。何を使って殺すのかなぁと思っていたら、運転を荒くして、敵を後部座席で転がすっていう技を使ってました。うーん、とってもノーマルでしょ。もっと何か楽しい武器があるのかと思ったけど、さすがに車の中には無いよね。ちょっと残念でした。ま、仕方ないけどね。でも、アクションは素晴らしくて、十分に堪能出来ました。面白かったし、ドキドキハラハラでしたよ。
今回、ちょっと寂しかったのは、食事のシーンが無かった事です。前作では、深夜にカフェでコーヒーを飲みながら本を読む姿や、自宅で一人で食事の用意をする姿が描かれていて、とても人間味があるマッコールという男性だったのですが、今回は、その人間味の部分が削られてしまいました。マイルズという青年を助ける部分は、確かに人間の優しさに溢れていましたが、穏やかな彼の生活の部分は無かったんです。ちょっと寂しかったなぁ。あういうシーンがあると、この人も人間なんだよねって思えるんだけど、今回はマシーンのようで、ちょっと怖いと思いました。アクション映画としては、良くなっているのだと思うんですけどね。
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。面白いです。大人なら、誰が観ても楽しめると思います。子どもには、ちょっと残酷な場面があるので、あまり観せたく無いかな。フィクションとして認識が出来るのなら、大丈夫だと思います。2時間、目一杯暴れてくれるので、本当に楽しめると思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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