「クレイジー・リッチ!」自分の彼氏が超セレブの御曹司だったら嬉しい?それとも恐ろしい? | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「クレイジー・リッチ!」の試写会に行ってきました。cocoさんのご招待でした。

 

ストーリーは、

ニューヨークで働くレイチェルは、親友の結婚式に出席する恋人のニックとともにシンガポールへと向かった。初めてのアジア旅行への期待と、初めてニックの家族会うことの緊張感を感じていたレイチェルが出発当日の空港で案内されたのはファーストクラス。ニックはシンガポールの不動産王の超有名一族の御曹司で、社交界の女性たちから熱い注目を集める人気の独身男だったのだ。ニックの恋人としてシンガポールの地に降り立ったレイチェルに、2人の交際をよく思っていないニックの母や家族親戚一同、さらには元カノとの対立と、レイチェルは苦境に立たされてしまう。

というお話です。

 

 

1980年代後半頃のイギリスの高級ホテル。ある中国人家族が雨の日に入ってくる。ずぶ濡れの彼らに、部屋は満室だと言って追い払おうとする。中国人女性は、スイートを予約してあるというのだが、リストも見ずに予約は入っていないと言う。怒った女性は公衆電話から夫に電話をすると、直ぐに最上階に住むオーナーが降りてきて、彼女の手を取り、従業員たちに、彼女がこのホテルの新しいオーナーだからすぐにスイートを用意するんだと言い放つ。女性の名は、エレノア・ヤン。

 

 

それから随分と経ち、ニューヨーク大学の経済学の教授として働くレイチェルは、恋人のニックから、親友の結婚式に出席するので一緒にシンガポールに行って、家族に会って欲しいと言われ、一緒に行く事となる。レイチェルは、中国系ではあるが、アメリカで産まれ、アメリカしか知らない。考え方はアメリカなので、初めて会うニックの家族に受け入れて貰えるか不安を抱えていた。でも、同じ人間なのだから価値観がそれ程違わなければ大丈夫だろうと、ポジティブに考えていた。

 

空港でニックと会い、飛行機に乗ろうとすると、ファーストクラスに連れて行かれ、実は、ニックの実家は中国でも有数の大富豪であり、歴史的な家系であることを知る。現代の王子様なのだった。驚いたレイチェルは、自分との身分の違いを気にするが、ニックは身分など関係無く、君が好きなんだ、君を守ると言ってくれる。自身を持ったレイチェエルは、いざ、シンガポールへ。

 

 

ニックの実家に招かれて行き、母親のエレノアに会うのだが、エレノアの雰囲気は最悪で、どう見てもレイチェルを気に入ってはいない。困ったなぁと思いながらも、ニックに寄り添い、ニックの祖母には気に行って貰える。しかし、親族たちは、レイチェルを見て、あまり歓迎はしていないようで、いかにも珍しいモノを見るような目で眺めている。

 

ニックが帰り、月下美人が咲いたというお祝いのホームパーティーが開かれ、レイチェルも参加するのだが、パーティーの最中、エレノアと二人で向き合うこととなり、とうとうエレノアに”相応しくないからニックとは別れるように”というニュアンスの言葉を突きつけられてしまう。落ち込むレイチェルだったが、闘わずに逃げるのは嫌だと思い、敵前逃亡はしないと誓うのだった。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

うん、面白かったです。この後、もっと色々な事が起こるのですが、まぁ、良くあるシンデレラストーリーっぽいかなと思います。でもね、それが、シンガポールのスーパーセレブたちの中で起こるので、スケールが凄いのよ。何だか、もう、オイオイそこまでやるかっていうような事をしたりして、楽しめるんです。

 

そんな中、嫁姑問題は、凄いですよ。レイチェルとエレノアの戦争も凄いけど、エレノアと義母(ニックのお婆ちゃん)の戦争も凄いのよ。言葉でしか語られないけど、まぁ、酷い事があっただろうなっていうのが想像出来て、恐ろしいんです。なんたって、シンガポールの歴史上有名な一族であり、その嫁となるには、相当の心構えと強い心が無ければ成り立ちません。一族を束ねて、統率しなければならないんですから。その一族を背負ってきた女性が、祖母であり、エレノアであり、ニックの嫁になる人物なんです。

 

 

なので、エレノアも祖母も、ニックの嫁選びは、とても厳しい目で見ているんです。そんな所に、アメリカで生まれた何も知らない小娘なんて、受け入れられないと思うのは当たり前でしょ。私、このエレノアの気持ち、痛いほど解りました。そりゃ、自分の愛する息子が、何処の骨とも解らない女を連れてきて、目の前でチャラチャラされたら、そりゃ、ムカつくわよ。いくら大学教授をしているからって、だから何なの?って思っちゃう。でも、自分も、夫のお母さんにそう思われたんだろうなと思うと、恥ずかしくなりますね。ああー、可愛がられるようになって良かったぁ。(笑)

 

レイチェルは、とても素直な女性で、ニックを心から愛しています。でも、あまりにもスーパーセレブの一族だったので、一瞬、引くんです。そりゃ、そうよねぇ、デートをすれば、次の瞬間、一族の誰もが知っているほど、追っかけ情報屋がSNSで情報をタレ流しているんだから。それくらい、ニックは王子様だったんです。知らなかったのはレイチェルだけ。付き合っていれば、気が付きそうなもんだけどねぇ。不思議でした。

 

 

それにしても、セレブ感が凄かった。マリーナベイ・サンズの最上階でパーティーってイイなぁ。貸切って泳いだら、いくらぐらいかかるのかしら。自宅の建物も凄かったし、そうそう、タンカーを1隻貸切って、そこでパーティーとかしてたし、ビックリしちゃいました。その大きさったら、凄いんです。もう、言葉が凄いしか出てこない。それくらい、金持ち感を演出していて、お腹いっぱいになっちゃった。でもね、その雰囲気に嫌味が無いから観ていられました。上手くやっていたと思います。

 

アメリカ映画なのに、全てアジア俳優で、オールアジアロケなんです。不思議な感じでしたが、それくらい、今、アメリカではアジア系の力が強くなってきているらしいという事みたいでした。そして、この映画、原作がありまして、世界17ヵ国でベストセラーらしいです。映画も興行収入が良かったらしく、次回作も決まっていて、3部作になるようです。

 

 

エレノアを、あのミシェル・ヨーが演じていて、やっぱり綺麗でした。他の俳優さんたちは知らない方ばかりでしたが、良かったでしたよ。一つだけ、主人公のレイチェルですが、胸が無いのよぉ~!私も人の事言えないけど、驚くほど無くて、親近感が湧きました。うん、胸が小さくても素敵よね。(笑)

 

そういえば、エレノアとレイチェルが麻雀をする場面があるのですが、この場面、麻雀を知らないと解り難いかなと思い、書いておきます。彼女たちが持っている牌を見ると、どう考えてもレイチェルが良い手なのですが、ワザと彼女が良い牌を捨てます。それをエレノアが貰って上がるんです。レイチェルがエレノアに勝ちを譲るという事なんです。それが、どう繋がって行くかをお楽しみにね。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。面白いです。これ、女性にウケると思うなぁ。セレブ感が凄いもん。これだけゴージャスなら、雰囲気を味わうだけでも楽しめると思いますよ。料理も凄く美味しそうだったし、シンガポールに行きたくなりました。シンガポールの観光映画でもあるかもね。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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