「MEG ザ・モンスター」久々のサメ映画は真面目に恐くて楽しめました。常識大なサメちゃんです。

「MEG ザ・モンスター」の試写会に行ってきました。Fan’s Voiceさんの独占試写会でした。

ストーリーは、

人類未踏とされるマリアナ海溝をさらに超える深海が発見され、沖合に海洋研究所を構えた探査チームが最新の潜水艇で調査に乗り出す。幻想的な未知の生物が生きる深海の世界を発見し、心躍らせる一同だったが、その時、巨大な「何か」が襲いかかってくる。レスキューダイバーのジョナス・テイラーは、深海で身動きがとれなくなった探査チームの救助に向かうが、そこで200万年前に絶滅したとされる、体長23メートル、体重20トンにも及ぶ巨大ザメのメガロドンに遭遇する。

というお話です。

中国のある海洋研究所で、最深と言われているマリアナ海溝よりもさらに下に海が広がっているのではないかという研究がされており、それを証明すべく、中国近郊の深海へ潜水艇を送っていた。潜水艇は、最下層と言われる部分を抜け、その下にある海へ潜って行く。今まで最下層とされていた部分は水温が極端に低く、センサーではその下に海が広がっている事を調査出来なかったらしい。水温が低い層を抜けると、温かい海が広がっており、そこには古代から形の変わらないような動植物が息づいていた。

歴史的な発見をした彼らだったが、何かが潜水艇に向かってくることに気が付く。潜水艇は巨大な何かにぶつかられて損傷し、浮上出来ない状態に陥ってしまう。３人の乗組員は生存しているものの、自力では上がれない。彼らを助ける為にはジョナスの力がいると言って、止める声を聞かずに、チームの責任者は彼を呼んでしまう。

ジョナスは過去に、沈没した原子力潜水艦から乗組員を助けるミッションを受けて潜ったのだが、乗組員を助けている最中に、何か巨大なものが潜水艦の隔壁にぶつかり壊そうとしているのに気が付き、まだ潜水艦に生存者が残っているにも係わらず撤退して、仲間を死に至らしめてしまった過去があった。しかし、その時に切り離していなければ全滅していたはずだったのだ。

そんなジョナスを恐れていたのだが、背に腹は代えられないので、ジョナスに潜水艇の救助を依頼する。潜って行くと、深海には巨大なサメがおり、何とかサメを引き離し、潜水艇の乗組員を助けることに成功する。

しかし、彼らが低温の海水を掻き分けてしまった時に、一緒に巨大サメ＝メガロドンも上部の海に出てきてしまった。広く温暖な海に解き放たれたメガロドンは、餌を探して彼らの後を追い始める。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

久しぶりにサメ映画で、笑っちゃわないで恐いと思いました。ここ最近、変なサメ映画にハマっていて、”メガシャーク”とか”シャークトパス”とか、もうバリバリのB級映画いやD級映画を大笑いして観ていたので、久しぶりに、サメに追われてドキドキハラハラしました。今回は、マジで怖かった。私、結構、海からドッ！と出て来られるのは怖いんです。いつ来るかな、いつ来るかな、来たぁ～！！！きゃぁ～！って感じで、騒いで顔を手で覆いながら、指の隙間から観るというのが私の定番です。

何だか、今回のサメって、肌がしわしわしていて、見るからに”サメ肌”なのよ。でね、歯もたくさんあって磨いてないから汚いの（当たり前ですね）。だから、何か怖いんです。そんな汚い歯で噛まれたら病気になりそうとか思っちゃう。でも、一度噛まれたら食べられちゃうからそんな心配は必要無いんですけどね。

そんなこんなで、サメちゃんがデカいんです。23メートル＝大型バス２台分だそうです。そんなに大きいサメだったら、小さな人間とか気が付かなさそうなんだけど、音とか血の匂いとかで解るみたいでした。

でもでも、相変わらずのサメ映画なので、何故か主人公たちは追われてもギリギリで逃げ切れるし、ちょっと笑っちゃう部分もありました。サメもジェイソン・ステイサムは、筋肉ばかりで、食べても美味しくないと感じたのかも知れませんね。ジェイソンさんは、相変わらずの良い身体を惜しみなく晒していました。うんうん、美味しい身体は見せてくれて嬉しいです。

ちょっとイラついたのは、研究所の所長の娘が海洋研究者で、ジェイソンと絡んでくるのですが、まぁ、ウザいんです。お嬢様だからなのか、どう考えてもお前が一番役に立たないぞ、と思う場面で出しゃばって出てくるので、時間がかかるわ、ジェイソンが無駄な手間をかけさせられるわ、マジで、この女、サメに食わせちゃって欲しいと思いました。娘の娘（所長の孫）は可愛かったけどね。

大して内容は無いのですが、私は、このサメ映画、結構、楽しめたなぁ。話の進み方は、ちょっと面倒だし、はぁ？と思うような部分もありましたが、それは、ジェイソンの力技で押し切るってことで、後は、サメの”ガッパァ～！”って姿で楽しむって事で良いのではないかなぁと思いました。このサメは、メガシャークみたいに笑わせるほどの無茶な設定は無かったので、マトモに観て楽しめますよ。だって、メガシャークは、アメリカの空母を爪楊枝的に口に挟んでたもん。笑っちゃうでしょ。