「銀魂2 掟は破るためにこそある」を観てきました。
ストーリーは、
金欠で家賃も払えない万事屋の3人は、ついにアルバイトをすることを決意。しかし、バイトに行く先々で天下の将軍様と遭遇する羽目に。同じ頃、内紛に揺れる「真選組」はかつてない危機に見舞われていた。それはやがて将軍をも巻き込む陰謀へとつながり、江戸中で大騒動が勃発。
というお話です。
お待ちかねの銀魂2を観てきましたよぉ。じゃ、行って見ようかな。
相変わらずの毎日を送る銀さんこと坂田銀時。今日は3ヶ月分貯めている家賃の請求を大家のお登勢さんからされて、必死で言い訳をするが、太刀打ちできる訳が無い。何とか家賃を稼がなければならないが、ここ1ヶ月ほど万時屋には仕事が来ていない。
バイトをしようと言う新八に、万時屋自体がバイトみたいなもんだろと屁理屈を捏ねるが、無い物は無いので、仕方なく新八の姉・妙が勤めているキャバクラに行き話を聞くと、ホステスほとんどが風邪をひき休んでいるので、ホステスを見つけて来て欲しいという。今日はあと少しで政府のお偉いさんが客として来るらしい。今から探す時間は無く、そこにいる人間で見繕うことにする。そんな所にバイトを探す桂もやってくる。
キャバクラのホステスとして並んだ、妙、神楽、桂、あやめ、銀時、新八は、客として来た警察庁長官・松平片栗虎と征夷大将軍・徳川茂茂を接待する事に。そして”将軍ゲーム”をして、場を和ませようとするが、どうしても将軍に悪いことが当たってしまい・・・。
キャバクラを何とか治め、次は床屋の留守番のバイトを頼まれるが、その床屋にまたも、片栗虎と将軍が来てしまう。髷を結い直して欲しいという将軍に銀時と新八と神楽は・・・。
そんなこんなで困っている銀ちゃんたちの所に、何故かオタクとなってしまったトッシー(土方十四郎)が現れ、真選組をクビになったという。何故にそうなったというと、ある日、首のところにチクッとした時からおかしいと言い、平賀源外の所へ連れて行くと、首の骨にオタクになってしまうチップが埋め込まれているらしい。土方のクビと同時に真選組内部でも不穏な影が動き始める。
真選組の参謀である伊東鴨太郎は、近藤から信頼されているのを良いことに、真選組を乗っ取ろうと動いていた。土方を失った真選組なら、簡単に近藤を暗殺し、乗っ取ることが出来ると考えた伊東は、その牙を剥く。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
うんうん、良かった。面白かった。こんなバカな映画という方もいらっしゃるかもしれませんが、それが銀魂だから。イケメンの無駄遣いをするのが銀魂だから。ギャグが寒いと思うのは、年が若すぎるか年配過ぎるか、どちらかなんじゃないかな。私、やっぱり、この作者や監督の方と同じ年代だと思うのよねぇ。だって、ギャグ、ドハマりですよ。私はオタクの生態も良く知っておりますし、もう、映画みながら、ツッコミの声出ちゃったもん。あ、でも、もしかしたら、原作を読んでいるからというのもあるよね。一度読んだ内容が、上手く組み合わされてやっていると、もう、ツボなのよ。
キャバクラ編は、桂が綺麗だったねぇ。なんでキャバクラでラップしちゃうの?なんでここに組み合わせたの?ドレスの上にトレーナーはダメでしょ。唐突過ぎました。でも、もちろん許しちゃいますよ。好きだから。それにしても銀ちゃんのドレス姿、筋肉がムッキムキだから、異様でしたね。まぁ、原作でもそんな感じだったから、そのままなんですけどね。私、将ちゃんの無表情でのモザイクに、大笑いしちゃいました。お腹痛くなったよ。もう、ヤメテ~!(笑)
伊東鴨太郎も、河上万斉も、ピッタリに作り込んでいました。鴨太郎は、真選組の衣装だから心配してなかったけど、万斉は、髪形も凄いし、ギターを背負ってのアクションになるだろうから、どうなるのかなぁと心配していましたが、観てみたら、心配なんて吹っ飛びました。超カッコ良いの。さすがに窪田さんですねぇ。良くやってくれました。スパイダーマン的な弦使いはちょっと笑えたけど、まぁ、後ろのギターから出るんじゃ映像的におかしいですもんね。その弦、最終章の銀ノ魂篇で重要な武器として機能するので、大切なんですよ。いやぁ、泣いたもん。あ、それは原作の話だった。
近藤役の中村さん、本当に上手いですね。もう、こんな親分ならヘタレでも付いて行っちゃうだろうなって思えるほどの、”漢”って感じの演技でした。この演技されちゃうと、この人だからこその真選組と言っちゃうよなぁ。今回は、真選組局長としてのカッコ良い近藤を観れました。
土方さんは、今回、良かったねぇ。トッシー、最高でした。そうよ、オタクってそういう感じなのよ。面倒くさいのよ。柳楽さん、上手かったなぁ。完璧に土方とトッシーの人格が分かれてたもん。でも、一言言わせて貰おう。「”働いたら負けだと思っている”と思っているテメェが負けてっからな。」舐めた事言ってんじゃねーよ。働くのが嫌いなら、最短時間で金儲けが出来る仕事を探せっつーの。はぁ~、スッキリした。
銀ちゃんと万斉の戦いがあるのですが、あれ?ここでの戦いじゃなかったよね。なんでココで二人で闘ってんの?なんか、わざわざ原作と違う場所での戦いになっていたので、変える必要あったの?って思っちゃった。将ちゃん関係のエピソードと関わらせる為に仕方なくこうしたのかな。何だか、ちょっと違和感がありました。もしかして、”あらいぐまバス”を見せたかったが為の演出だったのかな?(笑)
神楽と沖田が二人で敵と闘う場面があるのですが、それがカッコ良かったです。列車の中での戦い凄かった。もちろん、土方と伊東の戦いも凄かったですよ。原作通りの展開でしたが、実写になると、こんな風になるんですね。この銀魂を観ていて思うのですが、原作でもカッコ良かった場面が、実写でもやっぱりカッコ良くなっていて、これ監督が頑張っているんだろうなぁと感心いたしました。だって、原作に負けないように作っているって事でしょ。本当に大変だと思うんです。だって、漫画の方がよっぽどカッコ良く書けるもん。人間じゃないからね。それを、漫画の上を行くほど、カッコ良く仕上げるって、凄いと思いました。
高杉役の剛さん、出番は少ないけど、雰囲気があって、素敵でしたぁ。もう、彼を観るだけでも良いくらい。だって、銀魂の高杉はこういう人なんですもん。ちょっとしか出ないけど、凄い人気なのが、この高杉だからね。
ところで、一つだけ言うけど、なんで銀さんがミサトさん?何故、神楽がゲンドウで、新八がレイで、源外がアスカなの?ねぇ、どうして、ねぇ。楽しめたけど、アスカを神楽にして欲しかったなぁ。ツボでした。そのVRで、手作り感満載の初号機と使徒も最高でしたよ。この部分は、映画で楽しんでね。
と言う訳で(どーいう訳なんだ。)、この映画は、超面白いです。私は、マジでツボでした。もちろん、あり得ない事も目一杯ありますし、ご都合主義的な部分も多々あります。でもね、それが銀魂なので、そこをツッコまないでください。エリザベスは着ぐるみだし、今回はアクションや他の部分にCGを使い過ぎで、定春のCGはありません。でもね、イイのよ、それが銀魂だから。楽しい事を提供して、細かい事は気にしない、それが銀魂だから。
私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。面白いです。結構、感動も出来ます。マジでイケメンの無駄遣いしておりますので、それを堪能してきてください。もう、私はどの場面でも、ずーっと”カッコ良い”を心の中で叫んでおりました。超!を2つにしたのは、イケメンばかりで疲れるんです。1回観たくらいじゃ全てを堪能出来ないし、細かいギャグ部分をチェックしたいのに、顔に目が行っちゃって、全て許しちゃうってところがダメでしょ。もう、いい。また観に行きます。皆さんも、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
P.S: 本当は、原作を読むか、アニメを少しでも観ていてくれると、もっと楽しめると思いますよ。
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