「センセイ君主」胸焼けする内容だけど新しいタイプの映画だと思うと楽しめると思いますよ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「センセイ君主」を観てきました。

 

ストーリーは、

恋に恋する16歳の元気娘・佐丸あゆは。現在のところ告白7連敗中の彼女は、ふとしたことがきっかけで、ひねくれ者の新任数学教師・弘光由貴を好きになってしまう。感情がすべて顔に出てしまうため、告白する前から「高校生相手の恋愛なんてない」と弘光にフラれてしまうあゆはだったが、それでもくじけない彼女は「先生を落としてみせます」と宣言。猛アタックするあゆは、冷たくあしらう弘光に、それぞれの幼なじみも加わって恋の攻防が繰り広げられる。

というお話です。

 

 

高校生の佐丸あゆは、恋に恋していて、彼氏が欲しくてたまらないが、何度告白してもフラれてしまい、現在7連敗中。見た目も良く、性格も良いのだが、恋に対する憧れが凄すぎて、みんな引いてしまうのだ。そんなあゆの前に、新任数学教師・弘光由貴が現れる。担任の先生となるのだが、あゆは、その前に牛丼屋で食べ過ぎ、お金が無くて困っていた時に払ってくれた男性が、この弘光だったのだ。

 

 

おごって貰った時にイケメンだと騒いで、連絡先を聞いたが相手にされずに残念がっていたのだが、担任の先生となって現れ、あゆのテンションは上がりまくり。運命だと思って、アピールしまくるのだが、またも弘光先生は相手にせず、冷たくあしらわれるだけだった。それでもあゆは諦めず、必ず落としてやると宣言し、それからは先生に付きまとったり、先生に振り向いて貰おうと合唱コンクールの係を引き受けたりと、ウザい攻撃をし始める。

 

 

そんなあゆをを気にしつつも、先生としての態度を崩さず、あくまでも仕事の一環として、生徒のあゆを相手にしてゆく弘光。しかし、あゆはひるまず、一直線に先生に突き進んでいく。そんなある日、学校にピアニストでもある音楽の先生が赴任してくる。その先生は、弘光の幼馴染であり、弘光と一緒にパリへ留学していた女性だった。実は、弘光は、数学者となり、留学先のパリで数式の難問に挑んでいたのだが、行き詰まってしまい、どうしようもなくなって日本に逃げ帰ってきたのだった。そんな弘光を迎えに来たのが、幼馴染の女性だった。

 

弘光の事情を知り、迎えに来た幼馴染の女性と対峙したあゆは・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

うーん、これは、もう、ベッタベタの子供向けラブコメディなので、大人が見ると、ゲフッとしてしまうと思いますが、その胃もたれ感を払拭してくれるために、要所要所で、竹内涼真さんの極甘話しかけアップショットが含まれています。なので、大人の女性は、その竹内さんのショットで口直しをして、また続きを見られるという、世にも珍しい映画鑑賞ローテーションが続いて行くことになります。男性はどうなのかなぁ。浜辺美波ちゃんのアホさ加減で癒されて、また続きを観ていくのかなぁ。とにかく、内容は普通の子供向けラブコメなのですが、そのキャラクターの強烈さ加減が尋常では無いので、それが楽しいのかもしれません。

 

 

感想と言われましても、普通ですとしか書きようがないんです。話自体は、大して面白くないんですから。楽しむのはキャラクターだという事です。でも、まぁ、ここまで徹底してやってくれると、まぁ、こんな映画があってもイイのかななんて思ってしまいました。映画、全部が全部、面白くて、考えさせる内容で、なんて言ってたら、毎回、同じ様な内容になっちゃって、それこそマンネリになってしまうでしょ。それなら、もう、内容はパクリでも、薄っぺらでも、キャラクターが面白くて、それだけで楽しめるという映画があっても良いのかもしれません。

 

 

だから、この映画を観て、ちょっと新しい感覚になりました。だって、本当に映画にするような内容じゃないんですから。もう、本当に酷いんですから。でもね、それが許せちゃうというのは、極端にキャラクターに特徴を持たせて、そのキャラクターが演じられる俳優を当てて、その上、俳優が誰にでも好かれるような好感度ナンバー1くらいの人達にすることで、映画を映画じゃないような、何て言うのかなぁ、子供たちがアンパンマンを楽しむように、大人がキャラクターを楽しむように作っているように感じました。うん、もう、ここまですれば、潔くて、許せるというか、受け入れられると思います。新しいジャンルと思えばいいんですもんね。

 

 

と言う訳で、私は、この映画、お薦めしたいと思います。新しい映画として楽しんで貰えれば良いんじゃないかな。難しい内容とかは一切無くて、キャラクターを楽しんで、アップの竹内くんが話しかけてくれて”キャ~!嬉しい!”みたいな感覚で良いと思います。浜辺さんも可愛いから、最初はちょっとイライラするけど段々と癒されて行くと思いますよ。マトモな映画をご希望の方には、ちょっと無理かもしれないけど、新しい感覚で映画を楽しんでみても良いかなと思う方は、ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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