「青夏 きみに恋した30日」胸焼けするような内容ですが、若い子には良いのかもしれませんね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「青夏 きみに恋した30日」を観てきました。

 

ストーリーは、

運命の恋を夢見る都会育ちの女子高生・理緒は、大自然の広がる田舎で夏休みを過ごすことに。そこで地元の男子高校生・吟蔵と出会った理緒は、一見クールだけど実は優しい吟蔵に心を奪われるが、「住む世界が違う」とあっさりフラれてしまう。そんな折、理緒に思いを寄せる祐真が東京から会いにやって来て・・・。

というお話です。

 

 

東京育ちの女子高生・理緒は、運命の恋を信じている。友達と一緒にカラオケに行き、運命的な出会いを待っていると話すと、周りの友達は、みんな、そんな事は現実にはあり得ないと笑い飛ばされてしまう。

 

夏休みに入り、両親が仕事で忙しいので地方の田舎にある祖母の家に行って欲しいと言われ、夏休みの間、弟と二人で祖母の家で過ごすこととなる。祖母は田舎で一人そば店を営んでおり、その家に行く途中、バスを待つ間に地元の高校生らしい男子に美しい水辺を教えてもらい、あまりの美しさに感動し、その男子にもときめいてしまう。

 

 

祖母の家に着き、祖母との再会を喜んでいると、そこへ駅で出会った男子にまた出会い、また会えたと内心喜んでいると、”普段、婆ちゃんを一人でほっておくなんて。”と責められてしまう。そんなつもりが無かった理緒は、ショックを隠せない。男子高校生は、近所に住む酒屋の息子・吟蔵と言うらしい。吟蔵を避けていると、彼から近づいて来て、婆ちゃんをほおっておいているというのは自分の誤解だった、申し訳ないと謝られる。祖母はいつも東京に会いに来ているので、決してほおっておかれている訳では無かったのだ。

 

それから、理緒と吟蔵の距離は縮まって行き、理緒は吟蔵への思いを募らせていく。吟蔵には幼馴染の婚約者がいるし、夏休みの間しかこの場所に居ない理緒は、遠慮をしているが、気持ちを抑えることが出来なくなり、吟蔵に付き合って欲しいと告白してしまう。すると吟蔵は、夏だけしか一緒に居られないし、住む世界が違うからとフラれてしまう。

 

 

仕方ないと諦めた理緒の所に、東京の友達から連絡が入り、理緒の田舎にみんなで遊びに来るという。嬉しくなった理緒は、友達を迎えると、以前、一緒にカラオケをした男子たちも一緒に来て、理緒を気に入っていた男子も一緒に来ていた。そして理緒に急接近する。男子と付き合った経験の無い理緒は、どう対処して良いかわからず、曖昧な態度しか取れない。そんな理緒を見ていた吟蔵は、彼らが帰った後、理緒に、”俺の事が好きだったんじゃないのかよ。”と、少し嫉妬心を見せる。その時から、吟蔵は、自分の気持ちに気が付き始める。

 

理緒を好きだと気が付いた吟蔵と理緒の距離はどんどん近づいていくが、理緒は夏休みが終われば東京へ帰ってしまう。吟蔵は昔から続く酒店の跡継ぎであり、この町から出て行くことが出来ない。お互いに思い合っていても、結ばれることが無いと分かっていた。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

もう、ベッタベタの良くある女子中高生向けのラブストーリーです。大人が観ると、胸焼けするほどかな。本当に、最近、この手のラブストーリーが多いですね。良く飽きないよなぁ。まぁ、私は、とりあえず、何でも試しに観ているのですが、さすがに、観客は減っているというか、ほとんどいませんね。そりゃ、どれ観ても同じなんだから、観る気も無くなりますよね。その昔のアイドル映画の代わりとして、このラブストーリーが作られているのかもしれません。若手の、まだまだ演技も出来ていないような子たちに、周りをしっかりした脇役で固めて、演技の勉強もかねての映画作りなのかもね。それにしても、この手の映画が多すぎて、さすがにウザいと思ってしまう私です。

 

 

夏休みだけの恋ということで、ワクワクドキドキがあるのかもしれませんが、今どき、直ぐに東京なんて行けるんだから、遠距離恋愛したっていいんじゃないの?それに跡継ぎとか幼馴染の婚約者とか、もう、今どきって言うようなフレーズばかりで、古いなぁと思いました。もう少し、新しい少女漫画の原作を探した方が良いのではないでしょうか。でも、原作は最近の漫画みたいなのよねぇ。原作者が年配の方なのかしら。うーん、とっても古そうに感じてしまった。

 

 

これ、三重県で撮影したらしいのですが、本当に美しい場所でした。水も綺麗そうだったし、空気が美味しそうな場所で、こんな場所で夏休みを過ごせたら楽しいだろうなぁと思いました。ちょっと虫は多そうだったけどね。

 

主演の葵わかなさんは、可愛かったですね。佐野勇斗さんも、カッコ良かったですね。お二人とも、まだ二十歳なのかな。若くていいですねぇ。これからが楽しみです。たくさん勉強をして、上手くなっていって欲しいです。そうそう、橋本じゅんさんが、吟蔵の父親役で出ていて、ちょっと嬉しくなってしまった。最近、橋本さん、舞台にあまり出てないので、寂しいのですが、映像の仕事が増えたからなのかしら。もっと舞台に出て欲しいなぁ。昔のように、舞台でお尻出したり、お腹出したりして欲しい。お待ちしております。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしたいと思います。若い子たちには、良い映画かもしれません。大人には、ちょっと胸焼けがするような内容ですが、あまり映画を観ることのない、若い子たちに観てもらえればと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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