「BLEACH」導入部だけだったけどかえって良かったのかもしれません。原作のネタバレが少しあり。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「BLEACH」を観てきました。

 

ストーリーは、

幽霊が見えてしまう高校生・黒崎一護は、ある日突然、人の魂を喰らう巨大な悪霊「虚(ホロウ)」に遭遇する。命を狙われる一護と家族の前に死神を名乗る謎の少女・朽木ルキアが現われ虚に立ち向かうが、重傷を負ってしまう。窮地に追い込まれたルキアは最後の手段として、本来は人間に与えてはならない死神の力の一部を一護に渡す。それ以来、一護は高校生活を送りながら死神代行として戦いの日々に身を投じていく。

というお話です。

 

 

高校生の黒崎一護は、霊が見える体質だった。仕方ないので、除霊をしたりしていたが、ある日、自分の部屋に、着物を着た女が現れる。女は、自分は死神だと言い、死神が見える人間は霊圧が強いと言われる。そして、彼女が現れた理由は、その近くで悪霊が現れる兆候が見られたというのだ。驚いていると、他の部屋で凄い音が聞こえる。直ぐにリビングへ行ってみると、家が壊され、妹が連れ去られていた。

 

直ぐ妹を追って行くと、妹を連れ去った”虚(ホロウ)”が居た。虚とは、悪霊の事を言い、霊圧が強い人間の魂を食べにくるのだ。虚は、より霊圧の強い一護を欲しており、ここに現れたらしい。死神は、一護を護るために戦うが、人間を護りながら戦うのは分が悪く、虚に怪我を負わされてしまう。このままでは死神も一護も殺されてしまう。唯一出来る事は、死神の力を、怪我をしていなくて霊圧も強い一護に移し、一護が戦うということ。出来ないという一護に、最期の手段だと話し、死神に力を移す。そして、死神代行となった一護は、虚と戦い、敵を消す事に成功する。

 

 

戦いも終り、死神の力を、元の死神に戻そうとするが、一護の霊圧が戦いで下がってしまい、今、力を一護から抜くと、彼が死んでしまう。死神は仕方なく、一護の霊圧が上がるのを待ち、それから移そうと考える。そして、一護の霊圧を上げるべく、死神代行としての力を磨き始める。

 

死神の名前な朽木ルキア。死神の力を戻すまで、尸魂界(ソウル・ソサエティ)には帰れないので、一護の部屋の押入に住み着き、同じ高校に通う事にする。そんな二人を静かに探る人物が居た。尸魂界のルキアの同僚の阿散井恋次と彼らの上司である、朽木白哉だった。死神の力を移す事は大罪であり、直ぐにでもルキアが、一護を殺してその力を取り戻さない限り、ルキアを処刑しなければならない。白哉の命を受け、恋次が人間界へ姿を現す。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

原作ファンの私は、どんな風に作られているのか、ドキドキしながら観に行きました。そしたら、本当に導入部しか映画化しなかったんですね。まぁ、良い選択だったのかも知れません。ルキアがソウル・ソサエティに帰った後もやり始めると、凄く長くなってしまい、3部作でやるのも大変そうだから、この導入部で人気が出たら、もっと先も作るって事で、良かったと思います。

 

キャストは、ピッタリだったと思います。ルキアが、ちょっとイメージが違うかなぁと思っていたのですが、映画を観てみたら、杉咲花さんが、上手く演じられていました。髪形は違ったけど、とてもルキアらしいルキアだったと思います。一護も、あんな感じかな。凄く合っていると思ったのは、一護の父母です。江口さんと長澤さん、ピッタリでした。この先を、もし実写化するなら、この二人、重要なので、良いキャストを充ててきたなぁと頷いてしまいました。原作を読んでいる方は、この意味、解りますよね。恋次は、もう少し頭が軽い男なんだけど、早乙女さんは殺陣が上手いので、とても満足でした。白哉様は、こんな感じで無口なので良いと思います。

 

 

アクションは、良く頑張っていましたね。原作漫画を、良くここまで、実写化出来たなと驚きました。役者さんたち、頑張ったんだねぇ。特に、福士くん、あの斬魄刀(ざんぱくとう)で戦うのは大変だっただろうなぁ。良く、あれを振り回せたと思います。あれが振り回せるなら、ベルセルクのガッツの刀も大丈夫ね。(笑)でも、ちょっと残念だったのは、この導入部だけだと、卍解(ばんかい)が見れないこと。この斬魄刀は、卍解しないと面白くないのよね。恋次のだけ、始解(しかい)していたかな。死神の刀は、解放していかないと、面白くないし、強くならないのよね。それが見れなかったのが、ちょっと残念でした。

 

バンバン感想を書きたかったんだけど、導入部しか映画化されていなかったので、あまりツッコミどころが無いのよね。というか、ツッコむところまで行ってないという方が正しいかな。

 

 

雨竜も出てきました。滅却師(クインシー)に関しては、あまり情報が出されなかったけど、まぁ、こんなもんでしょ。吉沢くん、雨竜っぽくなってました。原作だと、もう少し面長な気もしたけど、イケメンという部分は合っているし、カッコ良かったから納得しました。

 

チャドと織姫は、まだまだ、力を発動していないので、何となくの同級生くらいで終わっていました。ちょこっとだけ、力が出てくるかなぁ~的な雰囲気を醸し出していたかな。この二人が活躍してくれないと、ルキアの救出が出来ないから、まぁ、もし続編を作るなら、ここからが問題でしょうね。

 

 

これ、原作を知らないと、ちょっと物足りないんじゃないですかね。結構、この映画だけだと、あっさりして終わってしまうので、お話としては、一応、区切りがついたのは良いけど、これで終り?って思ってしまう方が多いんじゃないかしら。本当は、ここ導入部だけだから、この後、すんごい長い話が続くんですよ。この導入部の後に、尸魂界潜入編-尸魂界救出編-破面出現編-虚圏救出編-過去編-空座決戦編-死神代行消失編-千年血戦編-千年血戦編訣別譚 と続くので、まだまだ、長いんですよ。で、この原作漫画以外に、小説版もあるので、そちらで描かれている、恋次とルキアの恋愛編とか、そんなのも追って行くと、もう、とんでもない長さなんです。だから、感覚としては、まず「BLEACH」っていう漫画って、どんな世界を描いているんですっていう、最初の御紹介映画と思っていただければ、良いんじゃないかな。そして、もし、これ、面白そうと思ったら、ぜひ、宣伝してあげて下さい。そうすると、長い長いお話が続いて行くよ。まぁ、私は、あまりにも長いので、全部実写化して欲しいなんて思っていません。今回の雰囲気が分かっただけでも、十分でした。原作を読みながら、頭の中で、キャラクターたちを実写のキャラに変換すれば良いだけですもん。

 

 

でも、欲を言えば、実は実は、のハイブリッド”黒崎一護”ちゃんの過去のみを映画化してくれても良いなぁと思っています。というか、一護の両親と石田家の関係、両親が結婚に至ったお話とかだけを映画化してくれても、イイかもなぁなんて思いました。もちろん、高校時代を江口さんと長澤さんにやれというのではありませんよ。高校時代は他の役者さんで、大人になって、一護を護って母親が死ぬまでを映画化してくれたら、面白いのではないかと思います。そうすると、原作では細かく描かれていないので、原作者の久保先生に監修して頂ければ、良くなるんじゃないかしら。一心の時代だと、白哉や愛染、夜一たちもいるはずだし、死神として戦っているはずだから、アクションも多いし、楽しそうですよね。うーん、私の想像はどこまでも続いてしまいそうです。

 

これ、私、原作が大好きだから、いつまででも書いてしまいそうなので、ここら辺で切りますね。最後に一つ、原作は、ナルトみたいに子供の時代とかの続編に行かないで欲しいな。もう、あのラストで幸せに暮らして欲しいです。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。私は好きだから、超を付けたいけど、これ、原作を読んでいない方には、ちょっと物足りないかもしれません。原作を読んでいる方は、先の話を考えながら観れるので良いのですが、ここで終りとなってしまうと、あれっ?!と思うのではないかと思われます。ちょっと残念だけど、でも、ここで切るしかないんです。これ以上は凄いことになるので出来ないんです。許してあげて下さい。気になる方は原作を読んでくださいね。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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