フランス映画祭「セラヴィ!」を観てきました。オープニングセレモニーがあり、その後に上映でした。監督は、「最強のふたり」の監督、エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ コンビです。
ストーリーは、
ウェディングプランナーとして、30年間数えきれない挙式をプロデュースしてきたマックスは、近頃“引退”の文字が頭をよぎる日々を過ごしていた。そんな折、17世紀の城が会場となる豪華絢爛な結婚式の依頼が舞い込んだ。完璧な式を演出しようと、あらゆる準備を整えて当日を迎えたのだが、集まったチームメンバーは、なんと全員ポンコツ!!結婚式は大惨事と化すー。 フランスのエンタメ界を代表する名優たちが奇跡的に集結。愛さずにはいられないチャーミングな登場人物たちは、結婚式にどんな華を添えるのか!
というお話です。
30年間にわたり数多くの結婚式を手がけてきたベテラン・ウェディングプランナーのマックスは、近頃、引退を考え始めていた。そんなある日、ピエールとヘレナというカップルからの依頼で、17世紀の城を式場にした豪華絢爛な結婚式をプロデュースすることに。
いつも通り、式を成功させるため様々な準備を整えて当日に臨むマックス。今回から、自分の助手をしていたアデルを一人前にしようと、彼女にいくつかの仕事を任せてみるのだが、いきなり、式の司会のジェームスと喧嘩を始めてしまう。元々犬猿の仲だったが、仕事中は辞めろと言い、仲直りさせて仕事に戻すのだった。マックスの義理の弟が仕事もせずにゴロゴロしているので、仕事をやらせようと引っ張り出したのだが、連れて来てみたらパジャマらしき洋服のままで結婚式場に連れて来てしまった。まぁ、着替えるから良いかと思い、他の従業員と一緒に着替えさせ始める。
ウェイターは新郎の希望通り、全員が中世の貴族の様相をするようにいわれ、暑苦しい衣装にかつらをかぶせられ文句ばかり。重く厚い衣装を着て給仕をするスタッフたちに不満が溜まってきて、スタッフのひとりは新婦を口説き始め、オーケストラはワンマンショー気取りだったりと、トラブルが続発。
その上、アデルが連れてきたバイトが冷蔵庫のコンセントを抜いてしまい、肉が全てダメになってしまい、とりあえず、冷凍のパイで誤魔化して時間を稼ぎ、他の結婚式場に頼み込んで、材料を分けて貰う事とする。結婚式は佳境に入り、新郎を空に飛ばし、花嫁に愛を誓うというイベントを開くのですが、新郎を飛ばす為の巨大風船のヒモを手放してしまい、新郎が空高く飛び去ってしまう。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
ウェディングプランナーのマックスは、大きな結婚式を請負い、これで引退しようと考えているんです。従業員は思うように動かないし、失敗は多いし、損失ばかりで、全く楽にならないので、もう、ここらで誰かに結婚式場を買って貰おうと新しい買い手も探しているんです。そんなマックスのプランした結婚式は、嫌味な奴の新郎と、大人しくて優しそうな新婦。文句ばかり言う新郎にムカついていて、何か言われる度に、部下に口実を作って呼びに来いと言っているんです。細かい男ってイヤよねぇ。こんな男と結婚したら、たいへんだろうなぁ。
そんなマックスの結婚式場の従業員には、不法就労者というか、移民的な人がたくさん働いています。本当は届け出なくちゃいけないらしいのですが出せないし、彼らは働き場所が必要だし、雇う方は、ただでさえ儲けが少ないんだから、安い賃金で働いてくれる従業員が必要なんです。でね、彼らを雇っているの。フランスの今の状況が良く表されていると思いました。沢山の文化が入り乱れて、上手くまとまっているようでした。
このマックス、妻と長く別居しているようで、恋人がいるんです。恋人には、早く公にしたいと言われ、妻に話すからと返答をするのですが、電話をしても奥さんは出てくれないんです。早くスッキリしたいのに、どうしようもなく、悩んでいるんです。結婚式場も終わりにして、結婚も終わりにしようとしているので、結構、マックスは、疲労がMAX状態で、そんな時に色々な問題が起きるから、とうとう倒れてしまいます。そりゃ、そうよねぇ。
でもね、どんな仕事でも、いつかは終わらせる時が来るわけだし、どこかで踏ん切りを付けなくちゃねぇ。結婚だって、既にダメになっているなら、早いとこ別れて、お互いに新しいパートナーを見つけるべきでしょ。いつまでもズルズルしていても、何の得にもならないと思うけどね。で、マックスは、決めたんだろうけど、上手く行くのかしら~。映画を観てね。
マックスの後継者がアデルという黒人の女性なんだけど、とっても優秀そうなんだけど、イマイチ、抜けているというか、読みが足りないのよねぇ。だってね、マックスからメールで指示が来るんだけど、変換間違えで、変な言葉になっているのよ。普通、変だと思ったら、電話し直しませんか?間違ったのを、そのまま行動に移しちゃうんですよ。こういう部下は辛いなぁ。その状況だと、この判断はおかしいって気が付いて欲しいんだよねぇ。私なら、気が付いてくれるように育てるけどなぁ。
とりあえず、何とか無茶苦茶ながらも、結婚式は始まり、進行して行きます。何とか最後まで辿り着くのか、ご期待くださいね。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。でも、スミマセン、「最強のふたり」ほどの感動はありません。ちょっと残念だけど、楽しめる映画であることは確かです。笑って、ちょっと考えて、愛もあります。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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